東海道・京浜東北と並行して走っていた山手線も品川から田端までは正式な路線区間として走ります。本日は山手線内に入った最初の駅・大崎です。

スタンプの絵柄は、お江戸の史跡からはずれて「新駅舎とお台場」。スタンプは駅の顔といいますので、たしかに近年急速に様変わりした駅舎と線区の様子を描くのもよいPRになるでしょう。
大崎駅の新駅舎完成は2003年。2002年12月に東京臨海高速鉄道りんかい線天王洲アイル~大崎間の全線開業で、JR埼京線との相互乗り入れを開始。スタンプの副題に「埼京線お台場まで直通」と書かれているのはそのためです。さらに2001年12月に開業した湘南新宿ラインも当初は大崎を通過していましたが、りんかい線開業に伴い全列車が停車するようになりました。元々大崎は山手線の保守整備をする東京総合車両センターが隣接していたため、当駅発着の山手線電車が多いことで知られ、山手線で内外とも大崎以遠へ行く方は「なんだ大崎止まりかよ」と見送ったり、あるいは大崎で次の電車を待つなんてこともありましたが、いまやターミナルの要所として生まれ変わり、乗降客数も埼京線・りんかい線開業前と比べると2005年度で倍近くまで増えています。
大崎は江戸期には天領や大名下屋敷があったところですが、工場群と駅前再開発で急速に変貌を遂げました。それでもお江戸の史跡は開発の狭間に残されています。新東口から山手通りを右へ進み、目黒川を渡って山手線ガードをくぐり、東海道本線と山手線にはさまれたところに、タクアン漬を考案したと伝わる沢庵和尚や江戸中期の国学者・歌人で知られる賀茂真淵が眠る東海寺大山墓地があります。駅から徒歩7~8分のところです。お茶漬けに欠かせないダイコンのタクアン漬けは元々備蓄食として以前からあったといわれますが、3代将軍家光が沢庵和尚の漬物をたいそうお気に入ったようで、和尚の没後、墓参りをした際に「沢庵漬けとせよ」と命じたことから、「タクアン漬け」といわれるようになったといいます(『守貞漫稿』)。
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