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『風林火山』第16回「運命の出会い」

信玄に降伏した諏訪頼重はそのまま甲府へ送られ、東光寺で自害を命じられます。小説では能の舞台で謀殺されるのですが、それも生かして頼重と彌々が手を取り合うシーンになっています。それにしても薄幸の役を演じると、桜井幸子さんの表情が映えますね。しかし、頼重が自害に際して新参者の勘助に遺児寅王丸のことを託すのはどうみても変です。頼重の弟で大祝を継いだ頼高もこのあと自害させられていますが、史実ではまだ15歳の少年。このへんもドラマで描いてほしかった気がします。
さて、頼重自害後、桑原城にいた諏訪の残党討伐となり、平蔵が捕えられます。これも小説では高島城なのですが、小説と史実を織り交ぜたつくりになっています。由布姫は結局、「生き地獄だからこそ見たい、死ぬのはいや」と自害をためらっている間に、勘助が登場。最初は殺すつもりでいた勘助ですが、かつての思い人ミツとオーバーラップして殺せません。でも、最後のシーンで「お逃げくだされ」はないでしょ。逃げたって行き着くあてもなければ山賊の餌食か餓死ですよ。
史跡紀行では長野県諏訪市の頼重院(らいじゅういん)と、由布姫と勘助が出会った桑原城を紹介していました。やっとドラマに合わせた舞台紹介といってよいでしょう。両者とも取材で訪れた場所なのでスタンプはありませんが写真をUPしておきます。

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写真左はテレビにも出てきた頼重の墓と、頼重の怨念で7つに割れてしまったという大岩です。隣接して新田次郎の歌碑も建っており、「陽炎や頼重の無念ゆらゆらと」と記されています。写真右は悪天候で申し訳ないのですが、桑原城二の丸跡から望む諏訪湖です。標高981mの尾根や斜面などを利用して造られた山城で途中には首塚なども残っています。

投稿者:管理人
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2007年04月22日 21:56に投稿されたエントリーのページです。

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