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2007年09月 アーカイブ

2007年09月01日

鉄道で巡るヨーロッパ心の旅7

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 朝6時、ホテルの部屋のカーテンの隙間から、ときおり光が注ぎこみます。ミュンヘンの街並みを眺めると、メンバーの皆さんは、早々と朝の散歩を楽しんでおられます。私より人生経験豊富な皆さんの、行動力の凄さ! 今回の旅程も100%予定どおり遂行されつつあります。
 今日はバイエルンの森にそびえる、世界的に有名なノイシュヴァンシュタイン城を訪れます。私も幾度かドイツを訪れていますが、ここを訪れるのは初めてで、たいへん楽しみにしておりました。たいていの観光客はバスを利用するようで、我々のように鉄道を利用してこの城を訪れる観光客は、バックパッカーや地元の人々がほとんど。鉄道での日本人出没度は10%以下ですね。

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 ノイシュヴァンシュタイン城への鉄道を利用した行程は、まずミュンヘン中央駅からアルプスの麓の町フュッセンまで乗車。1日5、6本と少ないですが、ミュンヘン中央駅30番線ホームから直通列車があり、約2時間でフュッセンに着きます。途中、ローカル色溢れる単線の区間を走り、アルプスの山並みを背景に、のどかで牧歌的な風景が続きます。終点のフュッセン駅前からは、路線バスでノイシュヴァンシュタイン城の麓まで行き、山頂の城へは、専用の乗合馬車やバス、または徒歩で40分ほどかけて登ります。城の入場券は、麓のチケットセンターで購入しますが、購入と同時に入場時間が決められており、それも約1時間後ぐらいの設定のため、バスや馬車で行こうと思っても、混雑時は予想外の時間を要してしまいます。私たちは馬車で登る予定だったので、順番待ちを他の人に任せてチケットを購入、予定どおりの時間で、ルートヴィヒ2世の夢の城を堪能してきました。

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 世界に名立たる「白鳥の城」は、観光名所保存のために常に徹底した管理と修復を行っていますが、斬新な趣の観光客用レストランなど、現代建築と中世の芸術が城の中に混在しております。中世のロマンに浸ろうと思って期待していた私などは、ちょっと複雑な感動で城を後にしました。再びフュッセンの町に戻ると、クレヨンで塗りつくされたような、フュッセンの町を散策。お年寄りの姿が目立つ、小さな、そしてカラフルな町並みでショッピングを楽しみ、ミュンヘンへの帰途につきました。

パート8につづく

投稿者:にわあつし
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2007年09月02日

『風林火山』第35回「姫の戦い」

忙しいけどドラマはタイムリーに見て、早々にUPします。
おおっ、『学校の怪談3』で子役ヒロインを演じていた前田亜季さんが、原虎胤の娘リツ役として登場しました。若さから勘助にベタ惚れの様子。こういう天然一途系のキャラは子役のときと全然変わっていませんね(笑)。なんか懐かしさを感じてしまいました。このリツさん最終回まで登場するところを見ると、勘助と無事結ばれるのでしょうか? あの意固地な勘助だけに前途多難そうですが……。
で、新たに晴信に側室が発覚。油川夫人の於琴姫(紺野まひる)です。しかし、由布姫(柴本幸)より役者が年上だし、明らかに設定がおかしいんでないの。勘助は晴信の寵愛が於琴姫に移るのを恐れ、「情けをおかけくだされ」といい、晴信は「由布が怖い」と答えるし、なんとも優柔不断な主君と女々しい軍師のコンビです。
今回のストーリーは原作の小説に近い形で描かれていますが、寅王丸の出家を今頃知ったり、由布は何の脈絡もなく「四郎を武田家惣領として育てる」などと言い出すし、何か変です。で、由布の命令には従う勘助。於琴姫の屋敷に潜入し、独断で於琴姫を殺そうとするところ、リツさんが出てきて次回につづきます。まあ、勘助もいい加減、他人のことばかりを考えておらず、早くリツさんをもらいなさい!

史跡紀行では物語とは関係のない静岡市の久能山を紹介しました。久能山は家康の東照宮があるところですが、それ以前は石垣山(久能山)城が築かれ、山中に勘助が掘ったとされる勘助井戸があります。ただ、信玄が駿河を攻略したのが今川義元が戦死し、第4次川中島合戦の勘助戦死後ですので、これは勘助から築城技術などを伝授された馬場信房が掘ったものかと思われます。ここは昨年9月に取材していますので、本当に久々に写真とスタンプがUPできます。勘助井戸には100円入れると案内が流れる機械がついていますが、僕が行ったときは壊れておりました。あと、ここにも書きましたが、昔は数種あったスタンプが、現在ではロープウェイ久能山駅、日本平駅ともどもシャチハタ形式で印影が同じものというのはちょっと悲しいです。

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2007年09月05日

菊地正浩会員がNHKラジオに出演します

本年度4月に『「地圖」が語る日本の歴史』(暁印書館)を著しました旅ジャーナリスト会議の菊地正浩会員が2日間にわたってNHKラジオに出演します。プロフィールはこちら

・NHKラジオ AMとFM
・日時 9月6日(木)と7日(金)の朝4時5~40分
・番組 「心の時代」
・トークタイトル 「地図が語る戦争と平和」
内容は
①我が国の地図の歴史――日本地図の美しさ(長久保赤水と伊能忠敬)
②明治以降戦争と地図――陸地測量部と終戦時秘話
③未来地図・平和地図・国土地理院の地球地図

です。朝早いのでくれぐれもお聴き逃しのないよう。

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2007年09月09日

『風林火山』第36回「宿命の女」

にわさんに遅れること4日、ほぼ一週間遅れでUPします。
いつもこれを楽しみにしてくださる方ごめんなさい。

いや、前田亜季さんのリツと勘助は吉本でも通用しそうな漫才コンビでいいですね。重苦しい雰囲気のドラマで一種のカンフル剤になっているようです。で、勘助も物わかりのよい油川の於琴姫を殺すのをやめてしまいます。まあ、晴信とて心中落ちつかない由布姫よりも於琴姫のほうが癒されるのでしょう。
でも、太郎(義信)の嫁に今川の娘をめとり、のちに今川と戦う際には四郎(勝頼)が武田家を継ぐというのは、歴史の結論から強引に結びつけ過ぎはしませんかね。武田が今川を攻めるのは、太原雪斎も今川義元も亡くなったあとですから。晴信だって義元の存命中は簡単に攻め込むことはできなかったはずです。まさかこの原作者、勘助忍者説を採用して桶狭間の戦いで義元の居場所を信長に知らせるのでしょうか?
藤王丸=小山田信茂の説は藤王丸があっけなく死んで消えました。橋場先生のブログを参考にさせていただきましたが、信有の死因は笠原清繁の女に殺されたという説もあるようで、ドラマではそれを取り入れて信有が側室の美瑠姫に殺され、さらにそれを隠蔽するために討死ということにしたようです。でも、討死というのは無理がありましょう。せめて戦傷がもとで亡くなったぐらいにしておかないと。しかし、海ノ口城で無邪気に勘助にふるまっていた可愛い美瑠姫が、その後の運命でこうも豹変するとは……やはり娘のいる方はよい環境で育ててあげましょう。

史跡紀行では山梨県甲州市の黒川金山と鶏冠山を紹介していました。黒川金山はJR塩山駅から車で1時間、さらに徒歩で2時間30分というとてつもない遠さで、登山というより探検に近い遠さです。クマには注意しましょう。で、甲州市の塩山駅のスタンプは第14回で初出していますので、今回は割愛します。史跡紀行のほうもそろそろネタが尽きているようで……。

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2007年09月11日

鉄道で巡るヨーロッパ心の旅8

ミュンヘンでは連夜のビアホール三昧。本場のビールやソーセージなど、ドイツの旨味に舌包みをうち、みな大満足です。ちなみにホフブロイハウスのオリジナルビアは1リットル入、6.6ユーロ(約1000円)と、安い、うまい!
 ミュンヘンからの鉄道旅はEC特急で、ドイツ・スイス・オーストリア3カ国の国境に近い町リンダウへ。リンダウからローカル列車を2度乗り継ぎ、ボーデン湖畔を望みながら、ライン川沿いの古都シャウハウゼンに向かいました。ボーデン湖畔を走るローカル列車は、地元の人々で大変な混み様。大人数の日本人客が珍しいのか、多くの人の視線が集中しましたが、たくさんのトランクの置場や、座席まで空けてくれたりと、現地の人々の親切さにみな感動でした。

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 沿線駅の構内やホームでは、自転車ごと乗り付ける人が目立ちます。ヨーロッパの鉄道では、自転車も列車に積み込むことが一般的で、ホームに上がる階段の端に、スロープやベルト式のリフトを設置している駅もあります。列車も自転車マークが表示されている車両を連結しており、車内に自転車を備え付ける場所が用意されています。

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 シャウハウゼンでは、駅前から路線バスでラインの滝へ移動しましたが、観光時間はわずか1時間半余り。ホーム下通路のロッカーへ荷物を預け、大急ぎでバスに乗り込みます。滝を眺めるのも楽じゃない! 分刻みのハードスケジュールでした。バス停から滝までの急な坂は、みなさんかなり辛かったようで、汗をいっぱい流しながらも、予定のバスや列車に乗り継ぎ、時間どおり、次の目的地シュタインアムラインの町に移動することができました。

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 窓辺の花々と、みごとな壁画。中世の佇まいを残した、この小さな町は実に美しく、みな時を忘れて自由な散歩を楽しみました。シュタインアムラインの美しさとともに、列車の隅々まで行き届いた清潔さと、シンプルでカラフルな内装。思わず「かわいいー!」と、口々に叫んでしまいます。さすが、観光国スイスですね。
パート9につづく

投稿者:にわあつし
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2007年09月13日

観光農業のカリスマ工藤順一

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http://samidare.jp/kudou/

2007年度の創立5周年記念講演会で講師をつとめた山形の観光カリスマ工藤順一会員のブログです。

2007年09月14日

日本一の観光地はどこだ

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http://ryokoguide.blogspot.com/

旅行ガイドサイト『芭蕉の小径』編集長、神奈川県短大非常勤講師などをつとめる伊藤建介会員によるブログです。各地の特徴を紹介します。


2007年09月15日

菊地正浩会員が再度NHKラジオに出演します!

先日の9月6・7日の菊地正浩会員のNHKラジオ出演は、2日目はなんと台風のため中止になってしまいました。頑張って起きていた方には非常に残念なこととなってしまいましたが、再度放送の日程が決まりましたのでお知らせします。菊地正浩会員のプロフィールはこちら

・NHKラジオ AMとFM
・日時 10月30日(火)と31日(水)の朝4時5~40分
・番組 「心の時代」
・トークタイトル 「地図が語る戦争と平和」
内容は
①我が国の地図の歴史――日本地図の美しさ(長久保赤水と伊能忠敬)
②明治以降戦争と地図――陸地測量部と終戦時秘話
③未来地図・平和地図・国土地理院の地球地図

です。朝早いのでくれぐれもお聴き逃しのないよう。

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2007年09月16日

『風林火山』第37回「母の遺言」

またまた遅れてのUPでごめんなさい。20日ようやく録画をみました。

タイトルは「母の遺言」となっていますが、さすがにその内容で45分引っ張れるわけもなく、上杉憲政や北条氏康、長尾景虎など話が各地に飛びました。長野業政は出番がありません。新九朗(北条氏政)が登場しました。汁かけ飯のエピソードは採用しないのでしょうか?
今回のハイライトはやはり平井城に残った上杉憲政の嫡子龍若丸が北条氏康に処刑されるシーンでしょうか。重臣の妻鹿田新助の裏切りにあって捕われた龍若丸は、北条氏康がわざと縄を解き、刀を与えて一騎討ちさせます。そこでわざと一太刀入れさせて斬り殺す。氏康ってこんなに武芸の達人でしたっけ? 返り忠を許さず妻鹿田新助を処刑した背景から創られた話でしたが、哀れな龍若丸を引き立てる意味では名シーンでした。
しかし、晴信の母大井夫人というのは予知能力者ですか。「親の因果が子に報い」で晴信が息子の義信に斬られるシーンまで出てきます。前回の藤王丸も小山田信茂なのかという含みをもたせておきながら、あっけなく消してしまうのを見ても、どうもすかしが多い気がするのですが。勘助の戦死でストーリーが終わるのだから、そうもムリに予知能力(未来)を出さなくてもいいでしょうに。

史跡紀行では長野県上田市の生島足島神社と別所温泉周辺の史跡が紹介されました。別所温泉は過去に何度か行ったことがあるのですが、外湯も安くていいところです。今回の『風林火山』の取材でも行きたかったのですが、時間がなく上田原までしか行けませんでした。上田交通の終点・別所温泉駅にはスタンプもあるのですが、今回もまた残念ながら写真もスタンプもUPできません。あしからず。

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2007年09月17日

2007年度後期セミナーのお知らせ

見直そう、旅行関連図書
インターネット全盛の21世紀
借用写真とコピーペーストでつくられる旅行図書
おもしろい本は、自分の気持ちを伝えてこそ生まれる。

現地を足で取材し、人とふれあい、旅の楽しみを発見する

日時:2007年12月1日(土)14~17時
場所:江戸東京博物館学習室2(JR両国駅から徒歩3分)
テーマ:「旅行関連図書の今日と明日」
講師:森田芳夫(旅ジャーナリスト会議代表)
特別ゲスト:てんきゅうさん(人気鉄道旅行作家)「鉄道旅行の楽しみ方」
参加費:無料

懇親会:17時30分~(森田氏やてんきゅうさんと親睦を深めましょう)
場所:ちゃんこ江戸沢総本店(食事付・2時間飲み放題)
参加費:男女とも4000円

morita4.jpg 旅ジャーナリスト会議代表森田芳夫
実業之日本社と同社自費出版部門で旅行書の編集歴40年。ブルーガイド出版本部長を経て編集担当常務をつとめる。昭和45年ベルンの地図出版社K+F社へ社外留学。札幌オリンピック公式ガイド編集長、昭和47年創刊のブルーガイド・パックシリーズ(全52点)は地図、絵地図、パノラマ画を積極的に案内書に取り込み、以後十数年にわたり一シリーズとしては国内版最大の部数を保った。平成9年退社。現在もなお、毎年ヨーロッパへの鉄道旅行などにも出かけ、さらなるフィールドを拡げている。
tenkyusan.jpg 人気鉄道旅行作家てんきゅうさん
本名は松本典久(まつもと・のりひさ)。1955年東京都生まれ。幼少の頃からの趣味が高じて、鉄道趣味書制作に携わる。著書として『時刻表を旅する本』(ワニ文庫)、『今しか乗れない国鉄型名車ガイド』(並木書房)、児童書『はやいぞ! ぼくらの新快速』『小田急ロマンスカーVSEにのろう!』(小峰書店)、『ゆったり鉄道の旅 各巻』(山と渓谷社)、『京王電鉄ものがたり』(ネット武蔵野)など多数。旅ジャーナリスト会議編『新・全国フリーきっぷガイド07~08』(人文社)の監修をつとめる。全国各地に根強いファンを持ち、名前を音読みした「てんきゅうさん」の愛称で親しまれている。

セミナー参加者大募集!
旅行ライター&編集者をめざす若者たち
今年最後のチャンスを見逃すな!

当日のセミナー教材として『旅行主義第4号』を無料で配布いたします。
本セミナーは定員制ですので、応募者がいっぱいになり次第、募集を停止させていただきます。
最終応募締切:2007年11月30日(金)前日まで受付ます。

応募者は住所・氏名・年齢・連絡先、懇親会参加の出欠を明記のうえ、下記へエントリーしてください(電話でのお問い合わせはご遠慮ください。応募要項に不備のある場合は無効とさせていただきます)。

※万が一、応募が締め切られた場合でもその後、欠員が生じた場合は再度募集いたしますので、毎回こちらをチェックしてください。

セミナー参加費は無料ですが、終了後の懇親会は各自負担となります。

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2007年09月19日

鉄道で巡るヨーロッパ心の旅9

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「ミストハウス、カンデルシュテーク!」
 スイス国鉄の車内放送は、女声の歯切れよいアナウンスで、カンデルシュテーク到着を知らせます。ドイツ国境近く、スイス北の端シャウハウゼンから、チューリッヒ、ベルンと経由し3時間あまり。ベルン州ベルンルナーオーバーランドの南端、あと1時間も乗ればイタリア国境という、手前の小さな町カンデルシュテークに到着しました。ホームに降りると、ブリュームリスアルプス高峰の谷間から漂う冷気が、身体全体を包み込み、暑さ続きだったドイツの旅から、一転して爽快な気分です。いつも常宿にしているホテルの主人が、愛嬌たっぶりの笑顔で、ホームまで迎えに来てくれました。
 観光国スイスはアルプスの山々と、そこから流れ出す川や澄みきった湖、囲むように広がる緑。そして、景色に染まるように点在する美しい街並みは、誰もが憧れる世界ーの観光国を構成しています。
 スイスの鉄道はとても速く、しかも清潔で快適。ヨーロッパでは、日本だと県境を越える感覚で、次々と国を移り行くのですが、とくにスイスに入国し、スイス国鉄の車両に乗ったとたん。なぜか、ホッ!と安らぎ、旅の疲れが抜けて行く気分になります。私自身、今まで幾度となく、このスイスを出入国した体験から感じるのかもしれませんが、これも鉄道旅ならではの感触ですね。
 スイス国鉄は列車運行も正確で、発着時間の間隔も一定に定められ、大変覚えやすくなっています。構内やホームの列車時刻表には、発車が黄色、到着が白色で掲示されていて、旅行者にも一目瞭然です。

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 チューリッヒ・ベルン間などの主要路線を結ぶIC特急は、車内もお洒落な総2階の列車となっており、子ども向けにレイアウトされた、キッズ車両が連結されている列車もあります。これは見ているだけで楽しくなってしまいます。
 スイスでは4日間、この谷間の街カンデルシュテークに滞在しました。翌朝は澄み切った快晴の空で、宿から徒歩15分ほどにあるリフト乗り場から、リフトで約15分。山の急斜面を擦るように上りながらの風景は、2000メートル級の山の岩肌が連なるパノラマでした。山から流れ落ちる滝の音と、小鳥のさえずる声以外は聞こえないくらい、静かで豊かな時間が流れていきます。

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 リフトを降りて、放牧されている牛たちを横目に、整備されたハイキングコースを歩くこと30分。「アルプスの宝石」と称するエッシネン湖に到着しました。そびえ立つ山の岩肌と、神秘的なブルーの湖面の織りなす世界。私たち全員、時が止まったように、呆然と湖を見つめていました。このエッシネン湖は、何度訪れても、「スイスのすばらしさここにあり」と、感動させてくれる景勝地です。
パート10につづく

投稿者:にわあつし
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2007年09月23日

『風林火山』第38回「村上討伐」

いや~本当にすいません。日曜にビデオ録画撮り忘れる大失態。土曜の再放送をみて一週間遅れでUPします。

村上討伐の前に安曇郡の小岩嶽城攻めが出てきましたが、予算を川中島におさえているのであっけなく落城して城主古厩盛兼は自刃します。この古厩氏は小笠原氏に従っていたのですが、いきなりこんな話に飛ばされても視聴者の方々は理解できるのでしょうか。
武田太郎義信の婚儀もありましたが、肝心の義信君にはセリフもなくスルーし、長尾景虎の上洛の話にいきなり飛んでしまう。ここんところ時代が進み方が遅いとはいえ、肝心の村上氏討伐では合戦シーンもない、なんかつなぎのような回でした。
唯一の見せ場は村上義清夫人玉ノ井(中島ひろ子)が、千曲川を渡る船頭さんに笄(かんざしのこと)を渡すシーンでしょう。これは村上義清夫人が支城の荒砥城に落ち延びる際にあったとされる逸話で、長野県坂城町には刈谷原ミニパークとして笄の渡しの案内板も立っています。しかし、川を渡り終えたあと、馬場信春の軍勢に見つかり、義清夫人と一行は自害。平蔵の子を宿したヒサだけが助けられて生き延びます。実際の義清夫人は自害してしまう説(姫宮の跡碑)と、船から川へ身投げしたけど助かった説、川を渡って城が落ちるのをみて涙を流して東国寺に駆け込んだ説(女涙坂)などがあります。ドラマでは姫宮の説を採用したわけですが、笄の逸話が有名だけに衝撃的でした。

史跡紀行はまたもや物語とは関係のない山梨県北杜市の若神子城や馬場信春の菩提寺である自元寺などを紹介していました。第20回で長野県坂城町を取り上げたので割愛したのでしょうか。せっかく笄の渡しの逸話を採用しているのだから、史跡紀行でタイムリーに紹介ほしかった気がします。
ということで今回の最寄はJR中央本線日野春駅。ここはきれいに押したスタンプが見つからないのですが、一応UPしておきます。この駅はSL時代に水を補給したところで、構内には写真左のような給水塔も残されています。そして有名なのが駅前にある鉄道公害訴訟の信玄公旗掛松の碑(写真中央)です。古くから信玄公の旗掛松と伝えられる松の古木があったのですが、ここで蒸気機関車の給水を行い長時間停車したため、その煤煙で松は開業10年後の大正3年(1914)に枯死。鉄道院を相手取って訴訟を起こし、国が地主に対して賠償金を払った最初の事件として、民法の判例でよく用いられます。ただし、松自体は信玄の時代のものでなく、実際は17世紀半ばのものであったことから賠償金は減額されたそうです。

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2007年09月24日

鉄道で巡るヨーロッパ心の旅10

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スイスの旅の2日目は、アルプス観光人気№1、ユングフラウ登山観光です。これはもう「スイスの魅力のすべてが凝縮されている!」といっても過言ではありません。トゥーン湖とブリエンツ湖の2つの湖に挟まれたリゾート地、インターラーケンを起点に、アイガー、メンヒ、ユングフラウなど、4000m級の大パノラマの懐を、登山電車で周遊するベストコースです。
 私がユングフラウを観光する時は、インターラーケンに向かう途中、必ず寄り道して訪れる村があります。片方の湖、トゥーン湖のはずれトゥーンからトロリーバスで約15分。美しい城が湖畔にたたずむ、オーバーホーヘンの村に着きます。35年前、初めてスイスを訪れて泊まった当村のユースホステルで、満天の星の光に照らされた湖と、写し出される城のシルエット、そして月の光に浮かぶ、ユングフラウの山々の幻想的な世界に感動しました。以後訪れるたび、頬ずりをして家族のように迎えてくれるオーナー老夫婦の優しいこと。すっかりこの村のとりこになり、今回も旅の案内人として、皆さんをこの村に引き連れ、古城のある湖畔を散策するなど、癒しの時を過ごすことができました。

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 オーバーホーヘンからは、インターラーケンまで連絡船に乗船。アルプスの白い山々や、湖畔に点在する三角屋根の街並みと、メルヘンチックな風景の中を進む約2時間の船旅は、至福の時を感じさせ、氷上を滑るように静かに進む連絡船も、周りの風景にしっくり溶け込んでいます。船はインターラーケン・ウエストに到着。そして隣駅インターラーケン・オストから、ユングフラウ登山列車の周遊が始まります。アイガー、メンヒ、ユングフラウと、主峰3山を仰ぎ見る展望駅、2061mのクライネシャイデックまでは、2つにコースが分かれており、私たちは、ラウターブルーネン経由で、300mの高さの断崖から流れ落ちるシュタウブバッハの滝を散策して、クライネシャイデックに向かいました。

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 そして、ユングフラウ鉄道に乗り換え、山岳鉄道の頂点である、アイガーの北壁を貫くトンネルの終点、標高3454mのユングフラウヨッホ駅に到着。幸い快晴に恵まれて、トップ・オブ・ヨーロッパの名に値する展望を、楽しむことができました。登山電車に乗れば誰もが簡単に、富士山の標高に近い高さの、雪と氷の世界を満喫させてくれます。一歩一歩労して登る登山者へは、よく整備された道のサービス。また、労せずしても、誰にもすばらしい景色を眺めさせてくれる登山電車。2つのサービスを選択できる、スイスの観光に対する力の入れようには脱帽です。このユングフラウ鉄道は日本からの観光客も多く、登山電車内での日本語案内は以前からありましたが、最近のユングフラウヨッホ駅の中のレストランや売店などの設備はホテル並に整備され、3000m以上の雪に覆われた岩山のなか、存在すること自体が凄いです。
 帰路はグリンデルワルトにて、ヴェッターホルン3700mの雄大な姿を仰ぎながら、スイス料理に舌包みを打ちました。
パート11につづく

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2007年09月30日

『風林火山』第39回「川中島!龍虎激突」

はい、いよいよ始まりましたね。第一次川中島合戦。
第4次以外はほとんど注目されていない川中島合戦ですので、今回は前哨戦となる三度の戦いは、それ相応の内容に膨らみをもたせてくれることでしょう。
ところでこの第一次川中島合戦は別名布施八幡の戦いといいますが、ウチにある資料をあさってもその全容が不明なのです。一般には荒砥城を落とし、青柳城まで攻めたとされていますが、今回の戦いではぐぐっと中入りして、深志(松本)城に近い刈谷原城まで攻めています。青柳城からさらに峠をひとつ越えるわけで、晴信を誘い出すとはいえ、ここまでしますか景虎さん。まあ、戦国最強の部隊ですから包囲されても、その囲みを破ることくらいはたやすいでしょうが。
かわい先生のブログ『豊泉堂雑記』の二番煎じになりますが、そういう意味では今回は、勘助と架空の軍師宇佐美定満の駆け引きのうまさが巧みに描かれていました。場所は違えども互いに地図を睨んでコマを動かすのは、将棋の試合みたいで。
この戦いで諸角虎定が自分だけ長生きしてしまったことを恥じ、命に背いて刈谷原城に籠城してしまうシーン。討たれてしまうのかと思いましたが、勘助が夜襲を進言したため、長尾勢は退却しことなきを得ます。なかなか味のある武田家臣団の結束力がPRできてよかったと思います。
結局、晴信と景虎は川ごしの対面で終わり、無事、第一次合戦を終えて、次回の三国同盟に入ります。

史跡紀行では長野市の善光寺を紹介していました。信玄・謙信ともに信仰の厚い善光寺をめぐって争ったため、寺は荒廃してしまい、本尊は信玄によって甲府に移され、甲斐善光寺が建立されています。その後、本尊は信長によって岐阜、秀吉によって京都、家康によって尾張に移されて、元の善光寺に戻ったそうですが、善光寺も長野県飯田市には元善光寺、岐阜県関市には関善光寺などがあって、全国には善光寺を名乗るお寺が多そうです。本家の善光寺は中学以来行ったことがないので、長野駅のスタンプだけでご勘弁。このスタンプも印影がきれいに写っていないので押し直ししてこなければなりませんが。
それにしても長野駅は乗り換えなどで結構下車しているのですが、肝心の善光寺はずっと行けずじまい。あの寺院風の長野駅舎も好きだったのですが、冬季オリンピックと長野新幹線で立替されてしまい台無しになってしまいました。高架化でホームの駅弁屋や立ち食いそば屋などをすべて排除してしまった隣県の岐阜駅よりかはマシですが。
ところでJR信越本線長野~直江津間は、長野新幹線のため在来線特急あさまに使っていた183・189系車両(写真)が大量に余剰となったため、普通列車だけど特急の車両でリッチな旅が楽しめますぜ旦那!

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