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鉄道で巡るヨーロッパ心の旅14

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 フランス・ノルマンディー地方にある世界遺産のひとつ。僧院の島、モンサンミッシェルは、パリから約450km、東京から京都ぐらいの距離に位置します。日本人にも人気の高い観光地であり、観光ツアーに組み込まれるか、あるいはオプショナルとして、必ず掲載されています。ヨーロッパ鉄道の旅も終盤を迎え、残るはあと3日間のパリ滞在。ユーレイルパス有効日のラストは、このモンサンミッシェルを日帰り観光することになりました。

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 観光ルートは、パリ…鉄道(TGV)…レンヌ…バス…モンサンミッシェルの往復コース。パリ・モンパルナス駅9時05分発のTGVに乗車。ブルターニュ地方の中心都市レンヌまで365km、2時間の鉄道旅です。TGVはパリを出ると、地平線まで続く、なだらかな田園地帯の中を進みます。ときおり遮るポプラ並木、そして、赤茶色の屋根に石壁の村落が、遠くに通り過ぎて行きます。イル・ド・フランスの、のどかでそして、穏やかに広がる美しい大地。ゆったりとしたソファーにくつろぎながら、車窓を眺めるひとときは、列車旅の幸福感を感じさせます。レンヌまでの国内線TGVは、車体こそスイス・フランス間の国際線と同じ一次型車両ですが、1等車の座りごこちはとてもソフトで、シートにも厚みがあり、リクライニングの動きもたいへんに滑らか。天国にいるような心地よさです。

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 大聖堂のある町シャルトル、24時間自動車耐久レースで有名なルマンの町を過ぎると、レンヌに到着。ここからモンサンミッシェルまでは、バスで約1時間半の道程です。料金は、10.1ユーロ(約1,700円)。モンサンミッシェル行バスターミナルは、黒い石の彫像の立つレンヌ駅玄関の右手にあり、日本から来た大勢のフリー旅行者がバスを待っていました。モンサンミッシェルへの日帰り観光は、TGVが着くレンヌからバス利用のコースがベスト。日本のガイドブックも、ほとんどこのコースを紹介しているようです。

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 パリを出発する時は、雲ひとつもない快晴だったのですが、モンサンミッシェルに着く頃は、今にも泣きそうな曇り空。バスを降り、島の入口の門をくぐったあたりで、大粒の雨が降りだしました。修道院を登る参道の土産品店で、皆さん、簡易なレインコートを購入。ところがこれは、薄いビニールを広げ、頭に被せるだけの代物なのに3ユーロ(約500円)と高い!この話題は、帰国時まで続きましたね。有名なブラール叔母さんのオムレツは食べられませんでしたが、大天使ミカエルの修道院は時間をかけ、ゆっくり見学することができました。
 パリへの帰途、乗り収めの列車なるTGV車内では、鉄道旅の思い出話に、みなさん盛り上がっていました。パリに近づき、列車のデッキに立っていると、隣のデッキでは仕事終わりの乗務員が、口笛で「パリの空の下」を吹いていました。私のヨーロッパ鉄道旅は、いつもパリから出発し、パリに帰ります。このメロディを聴くと、故郷に帰る安堵感に包まれます。そして、パリの街のざわめきがわくわくと伝わってきます。そういえば昔、列車が東京に近づく時に、鉄道唱歌が流れ、わくわくした時代がありましたね!

パート15につづく

投稿者:にわあつし
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2007年10月25日 20:27に投稿されたエントリーのページです。

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