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2008年01月 アーカイブ

2008年01月01日

今年も雪中行軍

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新年明けましておめでとうございます。
 ネズミ年なのでJR羽越本線の駅からスタートします。旅じゃBLOGも開通2年目を迎えました。遅ればせながら新年の挨拶とさせていただきます。さて、昨年元旦よりスタートしました当ブログ。毎日更新を目標に頑張っておりましたが、やはり全体のモチベーション低下で半年余りで挫折してしまいました。このモチベーションを保ち続けることの大変さ。これは発足6年目を迎える当会にとっても大きな課題といえましょう。やはり森田代表が先頭に立って先導しないと、なかなかうまくいかないものです。
 さて、昨年同様管理人は元旦早々、「正月パス」を使って再び東北へ取材に行きました。昨年と違うのは晦日に「青春18きっぷ」を使い、青森入りして青森の終着駅を中心に回ってきました。晦日の行程はとんだハプニングがございましたのでこちらをご覧ください。正月の様子は簡単にダイジェストで紹介します。

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 青森駅は雪の中……一番列車で竜飛岬への最寄り津軽線の終着三厩駅(写真右)に向かいました。

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 雪中の弘前城。もちろん城は冬期休業中。撮影のためとはいえ、あやうく八甲田山になるところでした。

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 津軽鉄道のストーブ列車です。今冬から別料金300円が必要になりましたが、不況にあえぐローカル私鉄ですから仕方ないのでしょう。でも正月早々ツアーも入って大盛況でした。ストーブで焼くスルメがいい香り。おすそ分けまでいただきましたが、なるほど地酒でも飲みたくなる列車です。

それでは会員の皆様のお正月の様子をお知らせください。
投稿お待ちしております。

投稿者:管理人
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2008年01月04日

っちゅう名の船出

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http://barumiso.exblog.jp/

全国の珍品を紹介してくださる会員ざつはちさんのブログです。
2007年12月にはミサキノバルの名で『乙』(ブイツーソリューション)という超短編詩集を出しました。購入はコチラ

2008年01月06日

『篤姫』第1回「天命の子」

いよいよスタートしました『篤姫』。今回は視聴率がとれない幕末もので、途中で気分が萎えてしまうのではないかと心配ですが、他の先生方のブログ同様、とりあえず最後まで書き続けることを目標にしたいと思います(大丈夫かな)。なお、この『篤姫』関連でもっと詳しく知りたい方は歴史作家桐野先生のブログ「膏肓記」がおすすめです。

 史実でも原作でも篤姫(於一)のエピソードは少ないのでしょう。母お幸が懐妊し、怪しげな坊主が「その娘を江戸に連れてまいれ」などと言い出すし、1837年のモリソン号事件では、3歳のミニ於一1(永井穂花)がいきなりアメリカとの交渉の場に飛び出してくる始末。どうせならもう少しモリソン号事件にも時間を割いてほしかったんですけどね。でも、今和泉の浜辺を登場させながら、原作にあった兄忠冬が近所の子にいじめられているのに立ち向かった武勇伝くらいはドラマでも演じてほしかった気がします。
 さらに成長してミニ於一2(岩本千波)に。ここで百姓がご飯食べられないのを知り、いきなり「どうして私は食べられるのか」などと云って断食するし、郷士の西郷吉之助(隆盛)は自談判しているし、ずいぶん農民層の視点で描きすぎている気がしないでもありません。せっかくなら幼馴染の設定でミニ肝付尚五郎(小松帯刀)も出せばよかったのに……。
 それにしても初回は、メインのキャストを総出演させたような内容で、時代もすっ飛んでいき、もうヒロインの宮崎あおい於一まで成長しています。徳川家祥(家定)の堺雅人さんのバカ殿役はちょっとおかしかったです。『新選組!』ではインテリの山南敬介役だっただけに、このギャップが。
 あと、高校レベルの教科書では藩政改革をした傑物として紹介されていた調所広郷は、ずいぶんと悪人役で描かれていますね。あとで斉彬が藩主になることを考えれば仕方ないのかもしれませんが。その調所に於一が直接、今和泉家の窮状を訴えるというのもすごく変。しかも、調所は於一に琉球密貿易のことをばらしているし。藩の機密をいきなり訪ねてきた小娘に暴露しますか。どうしても主人公と絡ませたかったのかもしれませんが。
 史跡紀行ではいきなり鹿児島の鹿児島市と指宿市の2箇所を紹介していました。取材した鶴丸城跡、今和泉本邸跡、今和泉小学校の手水鉢など懐かしいです。しかし、初回でこんなに飛ばして大丈夫なのでしょうか? 鹿児島と江戸以外はあまり関連舞台が少ないだけに心配です。ということで第1回は鶴丸(鹿児島)城跡と城内にある黎明館のスタンプをUPします。日本の名城100でスタートしたスタンプラリー。鹿児島城もそのひとつですが、スタンプは黎明館に保管されています。

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はい、今回からはじまる篤姫関連写真・スタンプのコーナーの元ネタは、大河ドラマ『篤姫』の副読本となる下記の本です。ただし、場合によっては本で紹介しきれなかった写真やスタンプが登場することもありますので乞うご期待!

atsuhime.jpg 『天璋院篤姫と幕末を旅する』 B5版 128P 1000円 2007年11月発行。12月2刷。第13代将軍徳川家定の正室として薩摩の島津家から嫁ぎ、激動の幕末を徳川家とともに生きた天璋院篤姫49年の生涯。本書では生誕の地の鹿児島から江戸、さらに幕末の舞台となった下田・横浜・京都などへエリアを拡大。篤姫や関連人物ゆかりの史跡からグルメ・おみやげ・沿線の記念スタンプまで旅の情報も充実しています。当会員の久芳勝也画伯の絵地図も必見。

→詳細ページへ

購入

 初回は19~21時の時間帯に特番が目白押しだっただけに、視聴率もちょっと心配。なお、このあとテレビ朝日でかつて大河ドラマにもなった海音寺潮五郎原作の『天と地と』(松岡昌宏主演)が放映され、続けて観ておりましたが、前回の大河ドラマ以下の内容にまたも居眠りしてしまいました。こちらのコメントは割愛させていただきます。

投稿者:管理人
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2008年01月09日

ヨーロッパ心に残る町1

シュタインアムライン〔スイス〕

 もう30数年も前になるだろうか。初春のまだ薄ら寒い朝、ラインの流れる川面に上がる朝靄に陽に照らされた光の粒が輝き、靄の隙間から現れた民家の鮮やかな壁画模様。その美しさに、しばし呆然とたたずんだという、この町の強烈な印象が思い出される。
「ラインの宝石」に相応しい町シュタインアムラインは、あの緩やかなラインの流れからは想像もつかぬ、豪快な「ラインの滝」のある古都シャウハウゼンから、カラフルな電車で30分の道のりだ。ゆっくりとラインを船で楽しみながら訪れる行き方もある。

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 久々に訪れたシュタインアムラインの空は、透き通るほどの青空で、遮るものは何もない初夏の陽射しが、肌を多い尽くす。静けさ漂う小さな駅を降り、坂道を10分ほど下ると、目の前はライン川。架かる橋のその向こうには、針先のように天を指す塔が目立つ。11世紀に建立された、この町の名の歴史を物語る聖ゲオルグ修道院である。そして、連なる家並みが、シュタインアムラインの旧市街になる。
 橋の中央の欄干では、観光客らしき老夫婦が、しばし川面を眺めていた。「何か見えるのですか?」と、そっと声をかけてみた。
「ここからの景色眺めていると、身体中がリフレッシュされ、心地良い気分になるんだよ。時々、二人でここに来て時を過ごすのさ」
 老夫婦は明るい笑顔で答えてくれた。青く澄み切った空の下を流れる、ラインの水の聡明さと、川岸ののどかな風景を見ていると、時の流れも止まり、安らぎの時を感じさせるロケーションだ。

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 橋を渡り、緩やかな坂を上がると、目の前は市庁舎広場。石畳の広場の周りの家並みの壁には、中世の絵画の世界が広がる。人々や動物、調度品ほか、生活感溢れるさまざまな絵が描かれており、色鮮やかというよりは、歴史の深さが色として滲み出ている。まさに町並そのものが生きた美術館だ。なかでも、ホテル・アドラーに描かれた、画家アロイスカリジェの壁画は、あまりにも有名。そして、それぞれの家が、赤牛の家、王冠の家など名前を付けているのも大変ユニークである。壁画のすばらしさもさることながら、囲まれた窓にはゼラニウムやベゴニアなど、赤白のさまざまな花々が飾られ、賑わいを増している。スイスを旅していると、家の窓辺に必ず花が飾られている光景を目の当たりにするのだが、壁画と花々の調和した美しさは、この町ならではの風景だ。
 旧市街のメインストリートは、市庁舎前広場から、ウンター門まで300mもない短い距離。車の通行が禁止の通りには、花屋さんや、レストランのテーブルなどが道に乗り出して店を開き、人々が集う。騎士像の立つ噴水では、水遊びの子どもたちが騒いでいる。

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 賑やかなメインストリートを逸れて、路地に一歩入ると、裏通りは人影もなくひっそりとし、壁画の家こそ少ないが、中世の世界がそのまま現在に残っている感じ。横道から突然、「鎧の騎士」や「お姫様」でも現れそうな、心ときめく通りが幾つも存在する。また、ラインの川岸には、おいしい川魚のレストランが並び、川の美しい風景を眺めながら舌つづみを打つ。そして、この町の歴史を調べたいのなら、3カ所ある博物館を訪れるとよい。
 シュタインアムラインの町は、旅人を中世の時代にタイムスリップさせ、忘れ得ぬ癒しの時を与えてくれる、心に残る町である。
パート2につづく

投稿者:にわあつし
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2008年01月11日

『乙』

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『乙』(ミサキノバル著/ブイツーソリューション)
文庫 16P 525円 ISBN: 978-4434115011


購入

2007年12月発行。会員ざつはちさんが自費で制作された厳選の超短編詩集。
ざつはちさんといえば年の会員誌『旅行主義』でも個性豊かな文章を書き、その都度、波照バル夫→岬ののバル夫→岬ののバル→ミサキノバルとペンネームが変わっていたが、どうやら現在のペンネームに落ち着いた様子。そのコミカルな文体は全体的におカタイ会員誌のなかで、一種心の清涼剤になっているのはいうまでもない。
 正直、最初に16P(1折)と知ったとき、ページが1ケタ間違っているのはないかと目を疑った。でも、現在、焼き直しで流通される200ページ以上のコンビニ本と比較してどうだろう。単なる商売目的でなく、ざつはちさんが世に残したいという意気込みが感じられる。実際、16Pの本でも自費出版するということは結構な費用がかかり、shugoro1年間の馬券代くらいになる。
てなわけでざつはちさんのブログから内容を抜粋。タイトルは以下7編。

           ハッコウメシ
           デニム旗
           ばあちゃんバリ熱っ!
           青春どっこらしょ
           ナンバーツー
           大切な日
           アテズッポりふ

 タイトルだけでもすごく気になる詩集だ。ビーケーワンやセブン&ワイ、Amazonでも購入でき、実際に市場にも流通している。採算分岐点はどのくらいなのかと気になってしまうところだか、ざつはちさんの詩が読みたい方はぜひお買い求めいただきたい。鶏口牛後・残部僅少・希少価値・品切御免!

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2008年01月13日

『篤姫』第2回「桜島の誓い」

はい、日・月と上越・東北方面へ取材に出かけており、取材から帰ってきたあとさっそくビデオ観ました。実はビデオの調子が悪くてここのところ録画も満足にできませんでしたが、出かける前にビデオが修復しましたので、安心して取材に行けました。映像もしっかり撮れており何よりです。それにしても東京は寒い部屋の温度は7度しかなく、東北から帰ってきた実感が湧きません。

 さっそく本題。相変わらず情けない肝付尚五郎。於一(篤姫)の噛ませ犬ですか。於一が調所のところへ行ったあと、於一の父忠剛の謹慎が解けましたが、これに対して詫びを入れる西郷吉之助らに対し、於一の兄忠敬が西郷に対して挑み、於一がかばおうと飛び出したところを西郷が助ける。で、次の瞬間、西郷が忠敬の木刀を奪ってしまう。あれ、西郷って剣術がからきしダメじゃなかったの。後日、肝付尚五郎が剣の試合を挑むが大久保正助にあっさりとやられてしまう。それにしてもあの木刀、ジャンボ麩菓子みたいですな。
 まあ、今回は調所が薩摩藩の密貿易の責任をとって自害する設定がメイン。そこに於一を絡ませているところは前回よりもストーリーに丁寧さが見られました。斉彬が阿部正弘に密貿易を密告し、それによって調所が自害。さらに斉興の側室お由羅が斉彬の子女に対し呪詛していた疑惑が持ち上がり、お由羅騒動へ発展していきます。しかし、斉彬の高橋英樹さんは少々老けすぎ。いくら40歳とはいえ、もう少し若づくりしてくれよ~といった感じです。
 史跡紀行では鹿児島市の小松帯刀像と肝付本邸跡や小松家別邸などを紹介していました。肝付尚五郎は23歳で小松家の養子となり、のちに「天下の名宰相」といわれるまでになりますが、僕のほうは時間がなくて篤姫関連の取材だけで終えてしまいました。今回取り上げますのは、僕も撮影しました小松帯刀像。宝山ホールの前に建っており、当4階は鹿児島県立博物館の別館となっています。県立博物館はプラネタリウムを除き無料。こちらにはプラネタリウムや恐竜の化石などが展示されていて、スタンプもあります。本書のほうでは紹介できませんでしたので、スタンプをとくとご覧ください。

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投稿者:管理人
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2008年01月20日

『篤姫』第3回「薩摩分裂」

『篤姫』第2回は、初回より視聴率が高かったようで、まずまず順調な滑り出しの様子です。本書も売れますように。
 しかし、今回のストーリーはタイトルとかけ離れた内容でしたな。物語の構成自体は決して悪くないものですが。メインはお由羅騒動ですが、その血生臭い展開を避けるように、大久保正助(利通)の謹慎処分ばかりが中心になってしまいました。於一(篤姫)は下級武士と交流をもつ肝付尚五郎に頼んで大久保邸を訪問し、カツオをプレゼント。嗚呼、カツオの刺身のうまそうなこと。
 肝心の家督争いのほうはあっけなく収拾してしまった印象で、斉彬が藩主に就任します。そしてバカ殿であるはずの家祥(家定)が、意味深なことを斉彬に語り、ただの暗愚ではない印象を与えました。今後に注目です。
 斉彬が帰国してもまだ謹慎は解けない様子でしたが、大久保の髯が伸び、明治維新後の風貌が笑えました。今回も於一篤姫は酒と鯛をもって登場。さらに貧しい暮らしに自分のかんざしを勧めますが、大久保の母に「己の生き方に誇りをもっている」といわれ、出入り禁止を言い渡されます。誇りを傷つけたと思う篤姫に対し、母が「傷つけたと思うのは驕り」といいます。随分道徳的な感がしますが、下級武士と上級武士の母という視点での描き方が見事でした。それだけにタイトルは拍子抜けの感が否めませんが。
 史跡紀行では島津氏発祥の地・出水市を紹介。木之牟礼城跡、感応寺、米ノ津川、野間の関所跡、麓武家屋敷群など意表を突かれました。野間の関は『日本の街道ハンドブック』(三省堂)で原稿を書いたこともあるのですが、取材に行けるわけもなく、訪問したのは20年近く前の話でスタンプもありません。米ノ津川を渡る1両の肥薩おれんじ鉄道に哀愁を感じました。九州新幹線開業と同時にJRから分離されてしまった第3セクター。しかも土休日休みのところが多く、スタンプも押しづらい傾向にあります。ただし出水は新幹線の駅ができたので昔廃止されてしまった駅弁が復活した経緯もあって、昨年の京王百貨店の駅弁フェアで「かごんまくろ豚弁当」1050円を購入しました。京王百貨店の駅弁フェアは今年も22日(火)まで開催しておりますが、なかなか現地までは行けず、こういう機会しか写真が撮れません。今年も19日に駅弁を購入しましたが。

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投稿者:管理人
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2008年01月22日

ヨーロッパ心に残る町2

カンデルシュテーク〔スイス〕

 スイスの人気観光地で一番に上げられる地域と云えば、インターラーケンを中心に、アイガー、メンヒ、ユングフラウの3大名峰を望み、麓にツゥーン、ブリエンツの2つの湖が広がるベルナー・オーバーラントであろう。スイスの観光のすべてが、この地域に凝縮されていると言っても過言ではない。インターラーケンを起点に、登山鉄道が走る近辺の村は、日本ツーリストのメッカである。
 カンデルシュテークは観光客の雑踏からはかけ離れた、このベルナーオーバーラント地域の西はずれ。ブリュームリスアルプスの2000mを越す山々に囲まれた谷間にある小さなリゾート村である。鉄道でベルンやインターラーケンからは約1時間、また、マッターホルンの山麓ツェルマットに行く、BVZ鉄道の出発駅ブリックへも、30分もかからぬ距離にあり、私のスイス観光はいつもこの町が拠点となる。スイス各地へ鉄道で移動する場合はとても便利な町で、列車が谷間を下り、車窓に写るのどかな町の風景は、心落ち着くスイス旅の故郷でもある。

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 IC特急も停車する山合の小さな当駅の、裏の丘には牛たちが放牧され、列車の往来がない時は、山々の冷気の漂う静けさのなか、牛のカウベルの音だけが、谷間の風に乗せられながら響いている。私の常宿は、数軒ほどの商店が並ぶ駅前の静かな通りを5分ほど歩いた、小さな教会の隣に建つプチホテル。町はアルプスからの澄んだ雪解け水の、流れる音が響く小川に沿って、数軒のホテルと商店があるぐらいで、車の往来も少なく、辺りは牧歌的風景が広がる。

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 このカンデルシュテーク一番の観光スポットにエッシネン湖がある。「アルプスの宝石」と言われ、むきだしの岩肌の山の下、流れ落ちる幾つもの滝や、天候により極端に変わる湖水の色は、実に神秘的だ。高台のレストハウスでくつろぎながら、表情を変える湖や、湖畔に放牧された牛たちの光景を眺めていると、緩やかに流れる至福の時を感じさせる。湖まではカンデルシュテークの駅からは、ホテルのある町並みを抜け、お花畑の広がる風景の中を、ゆっくりと散策しながら、約20分でリフト乗り場に着く。

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 2人乗りのチェアリフトに乗ると、約10分で山頂に到着だ。このリフトからの移り変わる景色がまたすばらしい。眼下には放牧された牛たちが戯れ、周囲の山々を望めば、幾つもの滝が流れ落ちる雄大な大自然のロケーションで感動の連続だろう。リフトを降りると、広がる視界のなか、整備されたハイキングコースを、エッシネン湖に向かって歩く。途中で湖まで、林の中を抜けるコースと、牧草地を通るコースの2つの道に分かれるが、行きは放牧されている牛たちの中を歩き、山々をバックにツーショットも、楽しい思い出だ。

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 私のお勧めのベストシーズンは初春。それも6月がよい。カンデルシュテークの町の周囲も、エッシネン湖のハイキングコースにも、可憐な花々が咲き揃い、牛たちが遊び、残雪を抱く山々の姿が、美しい絵の世界で迎えてくれるだろう。
パート3につづく

投稿者:にわあつし
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2008年01月27日

『篤姫』第4回「名君怒る」

徹夜明けになってしまい、急な仕事も入ってきて48時間近くまもとに眠れなかったので、タイムリーでは観ずに、ビデオ録画にしてあとで観ることになりました。それにしても篤姫の視聴率が伸びる一方、やっぱりドラマのつくりが以前より丁寧になっているからでしょうか。とりあえず今のところは……。
 しかし、於一の言葉使いなんとかなりませんかね。「えーっ」「すごーい」とか時代に適さないと、一緒に観ておられた歴史作家で代々木ゼミナール人気講師の高木浩明先生が申しておりました。なんか於一って柳原可奈子のキャラがかぶりすぎてませんか。
 今回は斉彬が藩主就任したのに、忠教(のちの久光)一派は処罰されず、謹慎処分になっている大久保にも赦免がないので、不信に思う於一たち。そこで藩主とのお目どおりに対し、於一が斉彬にこのことを問いただします。脇にいた小松清猷がいい味出しています。結局、お由羅騒動の原因となったお由羅ですらお咎めがありませんでしたから、このあたりを強調したかったのでしょうか。だったら大久保だけでなく、お由羅や忠教の視点での動向も出してほしかった気がします。
 於一の問いに対し、「争いは争いを生むだけ」という斉彬。「信じれんのなら国を出てゆけ」と於一にいいますが、タイトルの「怒る」というニュアンスにはちょっと。僕はもっと斉彬の逆鱗に触れて、手討ち寸前になるところを期待していたのですが(これでは志村けんのバカ殿か)。
 ということでタイトルは毎度拍子抜けしてしまいますが、ドラマの構成はまずますです。ただ、今回は結構あまり知られていない人物が多いので、もう少し説明があったほうがいいと思うのですが。於一に一目惚れする忠教の子右近って、久光の次男久治ということが分かりましたが、これって脚色ですよね。

 史跡紀行では仙巌園(磯庭園)の反射炉跡と照国神社を紹介していました。磯庭園は市街からはずれた海沿いですが、ここはカゴシマシティビューの循環バスで行くのが便利です。鹿児島本線も海沿いを走っていますので、本当はここに駅があるとすごく便利なのですが。今回は磯庭園のスタンプと照国神社の探勝園にある斉彬・久光・忠義の像(左から順)をUPします。照国神社境内には照国文庫資料室もあり、100円で入館できますよ。

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投稿者:管理人
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