2017年 5月 10日

 

 

旅行会社と航空会社の間では聞き間違いなどのトラブルを防ぐため航空会社名を2文字(ツーレターコード)、空港名や都市名を3文字(スリーレターコード)でやり取りをします。これは国際航空運送協会(IATA)で定められたもので世界共通です。例えばJALなら「JL」、ANAなら「NH」と、羽田空港なら「HND」というように表します。

最近、JRをはじめ鉄道の各駅の駅名看板に怪しげなコードが振られていることにお気づきでしょうか?

駅名看板

駅名看板

この写真はJR秋葉原駅1番線ホームのもので「JK28」は“京浜東北線”の始発駅から数えて28番目の駅ということで、「AKB」とは“秋葉原駅”を指します。ちなみに山手線は「JY」と略されています。秋葉原というと、とかくメイド喫茶とか女子高生をアルバイトに使うJKビジネスが社会問題の舞台になっていますが決してJRがアイドルのAKB48を使ってJKビジネスを始めたわけではありません。

この駅名と路線名のコード化は東京メトロが複雑な路線を外国人にわかりやすく・・ということで駅ナンバリングと称して始めました。
例えば東京駅から後楽園駅までメトロで行きたいという外国人がいたら路線図を見せながら「M」の路線に乗って「22番」の駅で降りるのですよと教えられます。

路線図写真

路線図写真

さて、この駅ナンバリングは利用者にとって便利なものですが旅行業界や航空業界では少し困ったことがあります。このコードはJRや鉄道各社が独自に決めたもので国際航空運送協会(IATA)の世界共通のコードではありません。業界の新人や観光専門学校の学生には混同しないよう指導しています。

ともあれ、このナンバリングは日本人にとってもありがたいもので、特に東京の地下鉄の路線は複雑で、地方から東京に出てきた人たちが「大手町駅」で迷うことなく乗り換えができたら一人前の“東京人”として認められるという逸話があるくらいです。
個人旅行を好む外国人観光客に、より便利に公共交通機関を活用していただくような工夫がもっともっと必要だと思います。

※余談ですが・・
デビューしたころ、私は「AKB48」とは赤羽の48歳以上のおばさんコーラスグループとばかり思い込んでいました。

 

 

( 2017年5月10日寄稿 )

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