BS11「宮崎美子のすずらん本屋堂」テレビ出演のよもやま話 by 菊地 正浩
- 2012.08.28
- 手漉き和紙の里(KK)

8月21日(火)PM10・00~11.00、クイズでお馴染み「インテリ美女軍団の宮崎美子さん」が司会、話題の本について著者とのトークが人気を呼んでいる番組です。
そこで、私の新刊『和紙の里探訪記』が紹介されました。
日本BS放送はJR御茶ノ水駅近くにあり、二つの最新スタジオを備えています。ここからバーチャリティなどの新技術を駆使した映像をお茶の間に送っています。特殊なCGスタジオ(バックや床が緑色)でスーツやネクタイ、小物など緑色の物は身につけられません。
当日の午前11時スタジオ入り、数日前にディレクターと話しをしましたが、はじめて台本を渡されます。女性のチーフプロデューサーが面倒を見てくれますが、台本などに目を通す時間もありません。リハーサルの時間前になり、メークの部屋に案内されました。
女性のメークで、顔に何やら塗ってもらいましたが、「これ以上イケメンになったら困ります」などと冗談を言って、そこそこにスタジオに入りました。スタジオは緑一色の大部屋といった感じです。真ん中にテーブルがあり、宮崎さんとお馴染みの作家、山田直哉さんが座っています。

「今晩は、宮崎美子です、最近面白い本、読んでらっしゃいますか?」と始まり、「それでは、いま巷でどんな本が売れているのか、すずらんさんお願いします」とはじまります。
書店員すずらんさんのランキング発表が終ると、山田さんとのトークとなっていきます。
宮崎さんが「すずらんさんお願いします」と呼びかけます。本の紹介、あらすじ紹介、一週間の売り上げトップテンの発表、視聴者からの質問紹介、新刊先取りナビなどとつづきます。そして「今週のプッシュアップです。今回オススメするのは菊地正浩さんの『和紙の里探訪記』です。いったいどんな本なのか、すずらんさんお願いします。」
「はい、かしこまりました」「日本の伝統文化や神事に欠かせない、手漉き和紙が風土の荒廃とともに、今その伝統が途絶えようとしています。著者は47都道府県300箇所以上の紙里をマイカーで2年半かけて巡りリポート、和紙の現状に警鐘を鳴らす充実のノンフィクションです」と紹介されました。宮崎さんによる著者紹介があって三人でトークが始まりました。


ところがリハーサルでは7分の持ちタイムが3分もオーバー。ただちにスタッフによる打ち合わせがあり、本番となりました。当初の予定をカットしながらまとめ、まさしく7分きっちりで収録が終わりスタジオ一同拍手がおこりました。
実は、リハーサルの前に持参した古地図をお見せしたところ皆さん興味しんしん、のっけにかなりの時間を使ってしまいました。特に、地図ではなく[地圖」にこだわってり説明を始めたところ、宮崎さんが「これはクイズでも使えますね」という雰囲気でした。
宮崎美子さんは「菊地さん、今日はどうもありがとうございました。和紙の里探訪記を紹介しましたが、和紙の素晴らしさを改めて知ることが出来る一冊です」と締めて下さいました。

あっと言う間の7分間でした。普通の番組は収録したら編集でカットしていくのですが、その晩には放送するので編集する時間がないのです。だから生放送のような雰囲気で、ディレクター、プロデューサー、カメラさんなどスタッフにには緊張感が漂っていました。だから、私も少々固くなっていたのでしょうか。でも、インテリ美女軍団のマドンナと並んでのトークはとてもいい思いでとなりました。この上、本が売れたら最高です。
旅ジャーナリスト会議のメンバーもこのような番組で紹介されるような本をどしどし出版すると良いと思います。
( 2012年8月28日 寄稿 )
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