三和のコシヒカリ「塩と海苔だけのおむすび」 ネイチャリングホテル『米本陣』にて by 菊地 正浩記
- 2012.10.07
- 旅のごはん (^Q^)アーン いただきまーす
新潟県上越市三和区(旧中頚城郡三和村)は、昭和30年(1955)10月1日に里(さと)五十(い)公(ぎ)野(の)村、上杉村、美(ひだ)守(もり)村が合併し、平和で明るい村であるようにとの願いで名づけられた。南東部に連なる丘陵地を除いた大半が平坦地で、高田平野の東部を占める純農村地である。
大小百数十の池・沼があり、山沿いには谷間をせき止めた人造池が多い。平野部には河川の氾濫で流路が変ってできた河跡沼が点在する。
ひと山越えた魚沼の「魚沼産コシヒカリ」が有名だが、元来の米どころは日本海側「高田平野のコシヒカリ」といわれる。中でも三和のコシヒカリにはフアンが多く、根強い人気を保っている。
直江津市街のホテルに宿泊するよりも、「美味しいお米と地酒の味わえる宿」とお泊り交渉をした。日本海へ夕陽の落ちる時刻のため、部屋はあるが夕食の用意は出来ないとのことであった。「おにぎり2個と味噌汁、お新香でなんとか泊めて下さい」とお願いして、やっとお泊り交渉が成立した。
この「おにぎり」がなんともいえぬ美味しさである。結果オーライの夕食である、豪華な山海の美味などいらない。自動販売機の上越の地酒、三和のコシヒカリのおむすびを賞味する。中には梅干、鮭、たらこなど具の類は一切入っていない。塩でむすんだものに海苔を巻いた三角おむすび。このように美味しいおむすびを味わったことがあっただろうか?
翌日の朝食と比べてみる。どっちが夕食と朝食か間違えそうだ。こういう旅のごはんも一興ではないか。
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( 2012年10月7日 寄稿 )
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