台湾小旅行記  by 小 暮 幹 雄

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3月2日から4日まで台湾に行ってきました。台北は仕事で10回ほど行きましたが、今回は、母校の同窓会台湾支部の会合に参加するのが主目的でした。

2日に羽田空港8時35分発 JAL便で一路台北松山空港へ向かう予定でしたが、すぐ後ろの座席がダブルブッキングで、後からこられた方の席がないとのことでトラブルとなりました。キャビンアテンダントが原因を調査するために大分時間がかかり、その結果30分遅れの離陸となってしまいました。原因は偶然にも同姓同名の女性が二人いたとのことでした。滅多にないことですが、現実にあったのです。

松山空港には同窓生のN氏が迎えに来てくれていました。N氏は東呉大学で日本語を教えておられる方です。タクシーで同窓会台湾支部会合会場には30分ほど遅れて到着しました。会合には既に同窓生が集まっておりました。美味しい中華料理で会食後をしました。私が紹介されて、ロープを使った手品を3~4種類披露しました。

手品を披露

 

会合後は、97歳の大先輩(一昨年名誉博士号を授与)が転んで骨折をされたとのことなので、支部長とともにご自宅にお見舞いをしてきました。

ホテルにチェックインして一休み。ホテルにはエントランス横と1Fには巨大なロープ結びのオブジェがありました。結びの伝道師を自認している私としては興味を感じました。

ロープ結びのオブジェ

 

 

夜は、同窓会の会食同じテーブルに同席されたGさん(旅行社の役員をされている)がホテルに迎えに来てくださり、地下鉄で華燈節を見学に行きました。会場は地下鉄圓山駅すぐの花博覧会会場跡地で、青森のねぶた祭りのような大きなランタン人形がたくさんありました。題材は三国志に登場するような人物や龍、トラなどの動物やユルキャラクター等さまざまな人形が展示されており、親子連れや若いカップルで大賑わいでした。

華燈節会場の大きなランタン

 

 

会場近くの小さな店に入り、餃子やそばを食べました。

地下鉄で移動し、夜店の屋台が多く出ている夜市に移動し、台湾名物の小皿料理を食しました。

台湾の地下鉄の切符は、自動販売機で買うと、100円玉ほどのプラスチック製のものが出てきます。それにはチップが埋め込まれており、改札でかざすとゲイトが空きます。降りる駅で、そのチップを挿入すると回収されてゲイトが開くシステムです。紙を使わないので、使いまわしができ、エコロジーであるとのことでした。座席はすべてプラスチック製でした。車内は飲食禁止です。帰りは地下鉄でホテルへ戻りました。

翌朝、ホテルの食堂で朝食を摂った後、同行のI氏から日本のI氏を紹介されました。世田谷区下北沢出身で台湾でも仕事をされているとのことでしたので、帰国後に下北沢で会食を約束して別れました。

ホテルには大先輩で台湾の大富豪の差し回しの車で、同氏が造られた教会に行き、キリスト教の礼拝に参列しました。教会は深山幽谷の中にあるような場所にあり、教会の建物の周囲は壁ではなくガラス張りなので、森の中にいるようでした。

大富豪のつくられた教会

 

森に囲まれたガラス張りの部屋

 

ベッドルーム

教会の下層には宿泊施設があり、5小名ほどが宿泊できるとのことでした。オーナーの奥様が合流されてしばらくお茶をしながら歓談し、そのあと、大先輩が経営されている店に移動し、大変豪華な中華料理の昼食を鱈腹ご馳走になりました。シェフは北京から5名を連れて来ら、食器もすべて中国とのことでした。食事は満漢全席のごく一部のメニューで、すべて美味しくいただきました。

 

 

私は同行の方と別れて、台北で一番大きな書店に行き、ロープワークのおいてあるコーナーに直行して、中国語のロープワークの本を発見し、10冊購入しました。そのうちの1冊は私の著書で中国語に翻訳されているものでした。

ホテルに戻り、一休みしてから支部長のS氏が迎えに来てくださり、台北三越の中にある大きな中華レストランへ行き、会食をしました。

会食後は101階建の89階の展望階へ行きました。89階まではなんと37秒で到着。東芝製のエレベーターだそうです。89階から更に階段で92階の外に出られるフロアーに行き、台北の夜景を写真に撮りました。

地上92階から見る夜景

短い期間でしたが、大変充実した旅行でした。

 

( 2013年4月16日 寄稿 )