東日本大震災復興のシンボル? C級グルメ(Sea級)全国大会優勝のカジキメンチ by 菊地 正浩
- 2014.01.20
- 旅のごはん (^Q^)アーン いただきまーす

福島県いわき七浜の一つ、小名浜は大地震と津波に加え東京電力福島第一原発の事故により大きな打撃を被った。いまもって復興は道半ばと言わざるをえない。
震災前、日本で唯一親潮と黒潮の交差する様子を水槽で再現し、サンマの回遊が見られる「環境水族館アクアマリーンふくしま」が人気を呼んでいた。

小名浜では復興のシンボルとして、いち早く再建に取り組んだ。そして再開して再びこの地域の子供達にとって最も人気のスポットとして返り咲いた。今もガレキの残る小名浜港だが、水族館のほかにもう一つの施設、漁港ならではの「旅のごはん」を楽しめるレストランが人気である。
「小名浜美食ホテル」と洒落た名前のレストランで、ここには水産加工物などの土産物も数多く並んでいる。

ここの目玉は「カジキマグロのメンチカツ丼」である。B級グルメの向うをはり、C級ならぬSea級グルメの全国大会で見事優勝した一品である。B級グルメはラーメン、焼そばなどが代表的なメニューだが、さすがSea級は海の幸が主役である。

カジキメンチの丼を食べながら、ガレキの風景が残る水族館の姿を眺めると、一日も早い小名浜港の復興を願わずにはいられない。
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