観光の伊豆再生への挑戦 by にわ あつし
- 2014.11.08
- 地域おこし
伊豆発!! 講演会のご案内
きっかけは、 一枚の 古い「温泉番付表」であった。この夏のことである。
「この温泉番付表を管轄の旅館に配りたいんだ」。中伊豆地区を管轄している友人の警察署長が私に話を持ちかけてきた。以前私が署長に渡したFM 軽井沢発行「プラチナマガジン」誌上、伊本俊二氏の寄稿に添えられた、明治時代の温泉番付表だ。「わかりました」。私はすぐさまこの本の編集長で番付表の持ち主でもある伊本俊二氏にコピーを送ってくれるよう依頼をした。
伊本氏は旅ジャーナリスト会議の会員でもある。氏はこころよく依頼に応えてくれ、きれいにコピーされた数枚の番付表を私に送ってきた。急いで署長に届けると、彼は感激し、すぐお礼の手紙を伊本氏に書いた。
伊豆への思いを込めた署長からの手紙に感動した伊本氏は、「観光の伊豆を発展させるための講演をしたい」と、私に講演会開催の意向を伝えてきた。このことを署長に伝えると、思わぬ発展に署長は喜こび、「伊豆のまちおこし」という大プロジェクトが始まった。
伊豆の国市観光協会、旅館組合との連携をスタートに企画を進め、現在は講演会場が決まり、ご覧のような素晴らしいポスター、チラシが出来上がった。伊豆の国市、伊豆市、下田市、松崎町、河津町など伊豆半島の各市、町の観光協会、市長、町長そして、伝統ある各旅館の経営者皆様の期待と協力を得ながら、伊本氏の講演準備は着々と進んでいる。
西伊豆「恋人岬」、花時計など全国に名高い人気スポットを創案した伊本俊二氏の講演は、さらなる伊豆の観光発展につながること間違いなしだ。韮山にある反射炉は世界遺産に認定を目前にし、この講演会開催が伊豆地元の関係者の奮起を促し、新たな「伊豆ブーム」が到来することを切に願っている。
( 2014年11月8日投稿 )
-
前の記事
里山さんぽ by 野﨑 光生 2014.10.22
-
次の記事
☆『日本の手すき和紙技術』が無形文化遺産に登録決定 ☆ 旅ジャーナリスト会議会員、菊地正浩氏による「和紙の里」へ誘う決定版!! 2014.11.27