紅葉散歩4「鯖街道を走る」
- 2008.12.18
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福井県小浜の港でひんやりした日本海の空気を精いっぱい吸い、マーメイドの像でのワンショットを済ませると、若狭街道「鯖街道」を山合いに走る。
約30分で「熊川宿」に到着した。若狭の人々が、鯖を背負うて京の都をめざした街道の宿場町は、上・中・下ノ町の三つの古い町並が続き、国の重要伝統的建造物保存地区と示されている。平日なのか訪れている人も少なく、ぶらり散歩でのどかな町並みを歩く。
町並みの通りを流れる前川水路では、平成名水百選に選ばれたという、河内川からの流れの速い冷たく澄んだ水が、芋洗い車をゴトゴトとリズミカルに廻し野菜を洗っていた。出会う町の人々とのふれあいには、観光ずれしていない素朴さが満ち溢れており、店先で売られている土産品も、心がこもり大変リーズナブル。訪れる旅人にとって嬉しいかぎりである。旅のみちづれに、地元の富有柿を味わいながら帰途に着いた。ちなみに、富有柿は一袋に20個程入り100円でした。
投稿者:にわあつし
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