手漉き和紙の里(KK)

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和紙の里探訪2

  • 2008.03.18

●武蔵国(武州)和紙の里~東秩父村・小川町~  東秩父村は外秩父山地の北東部。昭和31年(1956)8月1日、槻川村と大河原村が合併、村の8割が山林である。和紙製造は奈良時代より続いており、約1300年の歴史と伝統を有し小川和紙の発祥地とされている。当時の面影を今に伝える和紙の里として、手漉き和紙の見学や紙漉き体験ができる。小川町は昭和30年(1955)2月、旧小川町、八和田村、竹沢村、大河村が合併。翌年、寄居町と一部境界変更して今日に至っている。南西部は800m前後の山々が盛り上り、北東部は100~200mの丘陵地である。南部は槻川、左岸に支流の兜川が流れ合流点が町の中心地である。穴八幡古墳 […]

和紙の里探訪1

  • 2008.03.17

日本の伝統美「小川和紙:細川紙」 我が国独特の技術と上品で素朴、強靭な和紙。経巻、書道、文庫、工芸紙をはじめ色々な紙が漉かれ広い分野で使われてきた。我が国の歴史と文化そのものであろう。埼玉県比企丘陵一帯に1300年の歴史が息づく「細川紙」を漉く和紙の里がある。 ●紙の伝播  後漢の時代(105年)に蔡倫(さいりん)が麻から紙を作った。紙漉きの始まりである。それまでの木簡、竹簡、ヨーロッパではパピルスの葉、羊皮紙などにかわる画期的な発明であった。蔡倫の発明した紙漉き技術は、シルクロードを経てすぐ伝播すると思うであろうが、歴代の皇帝達は決して外部には漏らさなかったようである。もっともそれだけ紙は貴 […]

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