2018年11月

関東大震災の証拠が残る諸磯(もろいそ)隆起海岸
by 菊地 正浩

  • 2018.11.25

神奈川県三浦市三崎町諸磯は、1928年(昭和3年)9月1日、国指定天然記念物に指定された。穿孔(せんこう)貝(がい)の生息跡が昔の海岸線で、大地震の度に隆起してきたことが判る。 現在の波打ち際、一番下が1923年(大正12年)9月1日関東大震災で隆起した層。 二番目が1703年(元禄16年)12月31日(旧暦11月23日)、房総半島南方沖震源の元禄大地震。 三番目が818年(弘仁9年)の弘仁大地震。 最古のものは416年(允恭天皇5年)に発生した遠飛鳥宮付近で起きた地震によるものと地震学会が発表している。   諸磯隆起海岸   三浦半島の地層は三浦層、相模層、葉山層であるが […]