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不思議の国ナゴヤ アーカイブ

2007年02月22日

スガキヤの野望と挫折

sugakiya.jpg

小関さんも一時期ナゴヤに住んでいたそうですが、子どものときに体験した味覚は、トラウマとなって一生を左右してしまうといわれます。管理人も高校卒業まではナゴヤで暮らしていましたので、その味に支配され、とくに帰省した折には無償に食したくなるものです。そんな新シリーズ「不思議の国ナゴヤ」では、あの独特のB級グルメを不定期で紹介します。
第一号はスガキヤ。ナゴヤに本社をもつラーメンや甘味を扱う店で、向こうの国ではインスタントラーメンも売っています。東京圏の人に「スガキヤ」といっても知らない人のほうが多いようですが……。かつて90年代後半までスガキヤは関東や甲信越地方にも進出していましたが、需要が見込めないことから次々と閉店してしまいました。昔、川越で食したときは「うーん、この味」と満足していたものです。ところが2005年に再度「Sugakiya 高田馬場店」をオープンしたときは何度か行きました。しかし、客入りは芳しくなかったため、2006年9月30日をもって閉鎖撤退となりました。なかなか関東の人には受け入れられ難い味覚です。
スガキヤが関東で苦戦してしまうのは、コスト面の問題があります。さすがに高田馬場店はやや割高に設定されていましたが、それでも一杯1000円のラーメンが当たり前の時代ですから、テナント料を考えると経営が難しいのです。ナゴヤでは主にユニーやジャスコ、バローなど大型のショッピングセンター内に店舗があり、ハンバーガーのセットよりも遥かに安いので、学生や主婦憩いの場として賑わいます。高田馬場店の失敗は客層もありますが、カウンター席中心でくつろぐ場がなかったことです。
育ち盛りの若い頃は2杯注文も当たり前、なかには3杯食した人もいるように、ラーメンの価格は現在でも280円と安価に設定されており、写真のタマゴとチャーシューが入った特製でも390円です。最近は『日高屋』やもっと安いびっくりラーメン180円もありますが、安さと味の比ではスガキヤに優るものはないのです。
基本は和風のトンコツ系の白湯スープですが、九州のトンコツとは異なり、魚系のダシがきいています。よく「ヘビを使っている」という都市伝説がありましたが、ヘビなど使ったらあんなに安価で提供できるはずがありません。たしかに全国津々浦々のラーメンを食べ歩いた現在では安っぽい感(とくにあのハムのようなチャーシュー)は否めませんが、こづかいも限られている貧しい学生時代には何度お世話になり、空腹を満たしてくれたことでしょう。東京ではマクドナルドなどのファーストフードが憩いの場に使われていますが、ナゴヤではスガキヤだったのです。こうして書いているだけでも、別腹がうずき出し、もし近くに店があるなら入ってしまうあの味。隠し味に麻薬を使っているなんてガセもありましたね。

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2007年02月28日

マウンテンの遭難

当会には山登りの達人・伊佐九三四郎先生やアルプスの王者・森田芳夫代表など、登山にゆかりのある方が多いのが特徴ですが、両者も管理人もまだ制覇していない山が、名古屋の最高峰といわれるマウンテンです。

melonspa.jpg wafupafe.jpg

もちろんこれは山の名でなく、名古屋市昭和区にある喫茶店なのですが、写真のメロンスパ(左)や和風パフェ(右)など、度肝を抜くメニューがいっぱいで、しかもその量は半端でないのです(和風パフェのバックに写っているネクタイの長さと比較してみてください)。最寄は地下鉄鶴舞線いりなか駅か名城線八事日赤駅で、いりなか駅から向かうといきなり坂を登り、登山がはじまっていることを実感させられます。最近は雑誌などで紹介されている影響もあって、地元よりも全国から登山者が集まっているようで、昼間の時間帯だと1時間以上待ちになることもあるそうです。
さて、マウンテン用語でマウンテンへ行くことを登山。完食することを登頂。食べ残したり体調を崩したりすることを遭難といいます。さらに高さ30㎝はあろうかというカキ氷はまさに氷山。どうやって食べても氷がテーブルの上に落ちる雪崩は防げません。これは友人が行ったときにもらった写真ですが、メロンスパの完食(登頂)に成功したそうです。しかし、まだまだこんなものは序の口。いちごスパや甘口抹茶小倉スパ、ピカンテピラフ激辛など未知のメニューがあふれています。一度行くと再びチャレンジ精神を駆り立てられるのがマウンテンなのです。みなさんもぜひ一度チャレンジ(登山)してみてはいかがでしょうか?くれぐれも体調にはお気をつけください。時には引き返す勇気も必要です。

なお、マウンテンは2006年11月6日より改装工事に入り休業中。2007年春にリニューアルオープン予定です。詳しくは公式ブログマウンテンの友などをご覧ください。

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2007年03月01日

腰を抜かす大あんまき

ナゴヤ国はあんこ文化。残念ながら管理人は“あんこ”がそれほど得意でなかったので、おやつに出されると兄か友達にあげてしまうことが多かったものです。でもナゴヤ人は自然と“あんこ”の味に親しんでいますので、ドラ焼きの小型バージョンの千なりや、きよめ餅のようにあんこを使ったオヤツが非常に多いのです。東京に出てから気づいたのですが、“あんこ”をありがたくいただくのは、やはりナゴヤ国人だけだということが分かりました。“今川焼き”の店に人が並んでるのなんて見たことないし、ナゴヤ国では“大判焼き”とか“太鼓焼き”と呼びます。
関東の若い人たちに聞くと、あんこの苦手な人は多いようです。チョコは食べてもあんこは苦手、豆が口の中で潰れる感触がダメなんだとか? 管理人は子どもの頃あの見た目がダメでした。
今から30年くらい前になるかと思いますが、CBCラジオ(中部日本放送)では夕方4時くらいからの帯ラジオ(月~金)に、中田ダイマル&ラケットのしゃべくる『みんなの歌謡曲』というCM番組がありました(1967年1月9日~1980年10月3日)。
CM番組って何ぞや?
軽妙なしゃべくりがそのまま、店舗や商品のCMになっているんです。そして、ところどころで時代錯誤的な懐メロが流れるという……。中京地区のお店ばかりが取り上げられるので、ローカル番組であったと思います。

ooanmaki.jpg

印象に残っているのが、愛知県知立市にある藤田屋「大あんまき」。「おおあんまきころんころん……」というフレーズが耳から離れない。藤田屋名物、“自動大あん巻焼機”というメカからころんころん……と転がり出てくる様を思い浮かべます。
http://mikawacity.com/mikawa/spot/spotkako/200003/
http://www.rurubu.com/sight/sightDetail.asp?BookID=A3303080

清水義範氏の『笑説大名古屋辞典』(学研)で、はじめて本物を見たのですが、薄く細長いカステラで餡を巻いたもので、とにかくでかい。しかもそれを小さな子どもがおやつにほお張っている光景は腰を抜かしそうになります。そういう僕も2006年9月、豊橋駅ではじめて実物に遭遇。撮影用に購入しましたが、チーズ入りのほうに食指。これで160円(黒と白餡は140円)ですから、なかなか喰い甲斐があります。いまでさえ、抵抗なくなんとか食べられるようになりましたが、子どもの頃に実物を見たら確実に卒倒していたでしょう。いえ、これは“あんこ”が苦手だった僕の話です。
そういえば僕が2~3歳の頃、母と一緒に歩いていると、遠くから近所の高齢になるおばあちゃんがとぼとぼ歩いてきて、ニコニコ顔で大きなおまんじゅうを僕にくれました。しかし、あんこがダメな僕はどうしても素直に喜べず目を白黒させていました。もちろんそのおばあちゃんは数年後に他界。あのときのご厚意を受け止められなかったことが心残りとなりました。とにかくナゴヤ国へ行くなら、この大あんまきはマスターしておいたほうがいいかもしれません。それほど餡はお茶菓子に出されることが多いのです。
「餡・餡・餡とっても大好きドラえもん」って、もしかしたらナゴヤ人かもしれません。“あんこ”ネタはまだまだ続きます。あーお茶が欲しくなってきました。

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2007年03月03日

武豊騎手を招く武豊町

愛知県の知多半島に武豊(たけとよ)町があり、JR武豊線の終着駅にもなっています。

taketoyo1.jpg taketoyo2.jpg

いまやJRAのトップジョッキーである武豊(たけゆたか)騎手の出自とは関係のない土地ですが、たまたま名前が同じだったことが縁で、町に二度も招かれており、一日町長を務めたこともあります。ナゴヤ人のとくに年配の競馬オヤジは、未だに武豊騎手を「タケトヨ」と呼んでいます。でも、武豊騎手も中京競馬場へ遠征に来ると緊張します。というのはナゴヤではバカ・アホのことを「たわけ」といい、人気馬で来ないときは「たわけ~タケ何やっとんだ」「タケトヨのたわけ~」などなじられるからです。とくに「タケ」と「タワケ」の発音が近いので、武豊騎手も落ち着かないですよね。
JR武豊線は東海道本線全通より早い明治19年(1886)開通ですが、19.3kmの未電化単線です。昔はボロボロのキハ35形が走っていましたが、近年は新型車両のキハ75形が投入され、名古屋直通の快速列車の設定もあって便利になりました。しかし、残念なことに武豊駅のスタンプは現在ありません。いつまでもローカル線の地位に甘んじている線でないことは確かですが、やはり増客策として武豊騎手の等身大看板を置いて記念撮影ができたり、武豊騎手のスタンプ(盗まれるので駅員保管)をつくったりすれば、馬券の縁起かつぎにもなりましょうに。

では明日の弥生賞は武豊騎手のアドマイヤオーラが来るでしょうか? 予想はこちらをお楽しみください。

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2007年03月05日

気味悪がられる小倉トースト

すいません、録画した『風林火山』第9回のビデオをまだ見ていないので先行します。

oguratoast.jpg

先日もあんこネタを書きましたが、ナゴヤ人のあんこ好きで、究極ともいえるのが写真の小倉トーストです。

最近は関東でもまれに見られるようになりましたが、ナゴヤのコンビニ定番の菓子パンは“小倉&ネオ”。コッペパンの真ん中に切れ目を入れ、小倉餡とマーガリンを挟んだものです。アンパンや食パンにマーガリンを塗ったりするのは、当たり前のように好まれるのに、どうもこの組み合わせがナゴヤ以外の人に気味悪がられるらしい。そういうあんこが苦手な管理人もオヤツでこれを出されると困りました。いえ、ナゴヤ出身の友人は大好物ですが。

また、小倉デニッシュも名古屋人大好きな菓子パンのひとつ。そもそもその元となるのは、名古屋の喫茶店における“小倉トースト”というメニューなんです。文字通り、焼きたての分厚いトーストにマーガリンと小倉餡を乗せただけ。コメダコーヒーでも360円で味わえます。見た目は抵抗ありますが、ナゴヤ人は姿形よりも中身の味を重視。食べると止まらなくなり、結構お腹がふくれます。誰でも簡単にできるメニューなので、騙されたと思ってぜひお試しを。ただカロリーは高めなので食べ過ぎないようにしましょう。

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2007年03月07日

みやげの判断に迷う外郎

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ナゴヤのおみやげで有名なのは外郎(ういろう)ですが、2大メーカーは大須ういろと青柳ういろうです。ややこしいのすが大須は「ういろ」で、青柳は「ういろう」なのです。ナゴヤではテレビやラジオで嫌というほど聴かされるのが、両社のCMです。

『大須ういろ・ないろの歌』(午後3時の時報とともにラジオで流れる)

わーい、3時だ!大須ういろの時間だ。
ボンボンボーンと時計が三つ
坊やオヤツを食べました
とろーりとろけて、とーろりーんーこー
二つの赤い堤灯の
大須ういろとないろーでーすー♪

『青柳ういろうの歌』

悔しかったら言ってみな
白・黒・抹茶・あずき・コーヒー・ゆず・さくら
七つの味を残らずポィ、ポポポィのポィポィポィ
あおやーぎういろうー食べちゃったーぁ♪

(新バージョン)
ポポポィのポィ、お口へポィ
白・黒・抹茶・上がり・コーヒー・ゆず・さくら
七つの味を残らずポィ、ポポポィのポィポィポィ
あおやーぎういろうー食べちゃったーぁ♪

上がり→あずき→上がり と一度変わって戻っています。

ところで青柳の7つ味ですが、現在はコーヒーとゆず味はつくっていないそうです。このCM、しばし忍者の合言葉の暗号のようにナゴヤ国で使われ、「白・黒・抹茶」といわれたら、すぐに「上がり・コーヒー・ゆず・さくら」と答えなければ、ナゴヤ人でないことがばれてしまいますし、知らなければナゴヤ人として認めてもらえません。ところが僕の世代では「上がり」が「あずき」になっていて、ナゴヤ人の間でしばし論争になります。

ナゴヤ国へ帰省してみやげを何にするかで迷うのが、このういろです。「みやげには重いもんがええ」というのはナゴヤ人の発想ですが、このモチモチとした食感は、食べなれていない関東や九州の人には合わないみたいです。また、箱型のものを買ってしまうと、ファミリーならいいのですが、一人で封を切ると一度に全部は食べられず、冷蔵庫に入れても日がたつとカチンカチンになってしまうのがネックです。最近は一口サイズも売られていますが、これとて好き嫌いのギャップがあるので購入には戸惑います。

ちなみに餡が苦手だった僕は子どもの頃から大好きだったのですが、餡が好きな兄は子どもの頃はあまり好きではなかったようです。でも、ナゴヤ人はCMソングのすりこみによって、だんだんと食いたくなるように育てられてゆくのです。

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2007年03月10日

明日の名鉄杯ファンファーレに注目

2月13日の小関さんの投稿に対するコメントでも書かせていただきましたが、ナゴヤのJRA中京競馬場のパノラマステーションに7000系パノラマカー3両が保存・展示されています。

panoramasta1.jpg panoramasta2.jpg

展示車両は2002年3月28日を最後に引退し、岡崎の名鉄舞木検査場で整備されたあと、8月23日から一般公開されています。中間車は売店を改装のうえ、『ビュッフェ パノラマ』として、ドリンク・軽食などを販売。競馬開催日および場外発売日の9時~16時30分に営業しています。この時間帯は車内も解放され、2階運転台も見学でき、子どもは運転席に入れてもらえるサービスも行っています(ただし雨天中止)

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さて、明日(11日)の中京競馬場のメインレース(11R)は名鉄杯(1000万下・芝2000m)です。前にも書きましたが、通常のファンファーレではなく、冠スポンサーである名鉄パノラマカーのミュージックホーンのメロディが演奏されます。ここで、

「どーけーよ、どーけーよ、ころすぞー」

と唄った貴方はナゴヤ人です。発走は15時25分。フジテレビ「スーパー競馬」でも中継されますので、ぜひ耳をすませてください。中京競馬場へ行く方は、このパノラマカーの中に入ってシートに座るとゲンがかつげるかもしれませんよ。で、肝心の予想はこちらをお楽しみください。

投稿者:管理人
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2007年03月14日

『名古屋テレビ塔~なごやんと天守閣と、時々、ひよこ』

tensyukaku.jpg

タイトルに深い意味はありません。二匹目のドジョウと言いたかっただけです。

地上にそびえ立つ名古屋テレビ塔は、昭和29年(1954)完成。東京タワーなんて昭和33年(1958)ですがな。そうだ名古屋はえらいのだ。

名古屋名物の白餡饅頭といえば、敷島製パン(東京ではパスコの名で進出)の“なごやん”松河屋老舗の葵の御紋の入った“天守閣”もございます。天守閣は1個74円でバラ売もしています。鹿児島出身の友人がこれが好物で、おみやげにいつも要求されました。食べたことない人に「どんな味?」と聞かれたら、「ひよこと同じ」と答えておきましょう。“ひよこ”って本当は福岡のお菓子なんですけどね。

この“ひよこ”をたぬきに置き換え、以前は「ロバ製菓」が“ぽんぽこ”という白餡饅頭を製造してましたが……、倒産。今はその工場を別の会社が引き継いで、“ぽんぽこおやじ”という白餡饅頭(笑)を作ってます。

カタチはどうあれ、まあ、いいです。白餡饅頭バンザイ!

投稿者:管理人代理
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2007年03月15日

ナゴヤの喫茶店はすごい!

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何がすごいかって?オマケが大好きな民族なのだ。ということは、そうです!

コーヒーを注文すれば朝食が付いてきます。厚切りトースト、ゆでたまご、サラダ等々。こんなのはまあ普通。和定食やうどんまで付いてくるお店だってあるんだよ。もっとも、モーニングサービスは一般にAM11:00まで。今度証拠写真撮ってくるね。
通常の営業時間には、写真のようにおつまみがついてきます。バターピーナッツ、これは定番で、個包装になった豆菓子やカップケーキ、マドレーヌなんてのも。かつてはアイスクリームという喫茶もありました。なんか腹を壊しそうですが……。

知らない人はびっくりします、「注文してないんだけど?」それでなくてもコーヒー1杯の値段は安いほうだと思います。

あと、都心じゃなくて住宅街の中にもけっこう喫茶店があるんです。周囲が田んぼだっておかまいなし。作業服のおじさん、おばさんが一服していたり、地域文化に密着してます。朝の勤めが早い人のために午前5時30分ぐらいから営業している喫茶店だってあります。
日曜の朝などはスエット姿のおじさんが新聞を広げていたり、マンガや週刊誌も充実してます。
実際、マンガを読むために通っている人もいるくらいで、ナゴヤ人はちょっとしたポケットマネーで、くつろげる空間を貸し切り状態にしてしまう。
心の贅沢というやつですね。

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2007年03月21日

元祖味噌カツ

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ナゴヤの赤味噌文化の代名詞といえるのが味噌カツです。ナゴヤの食堂には必ずといっていいほど置いてあり、何も知らない東京人が食堂に入ってカツ定食を頼もうものなら「味噌にしますか、ソースにしますか」と聞かれ、びっくりさせられます。まだ店の人が聞いてくるだけマシなのですが、いきなり味噌がかけられたトンカツが登場したとき、「このソース甘いよ。腐っているんじゃないの」と宣った輩がいたそうです。その後どうなったかわかりませんがナンマンダブ……半殺しにされていなければよいのですが。
ところで現在、矢場とんなどで出てくるわらじトンカツはむしろ亜流で、本家の味噌カツは土手焼きの煮汁(赤味噌・砂糖・みりんなどで調味)に串カツをつけて食べたのが始まりと言われます。土手焼きは牛モツ・牛スジ・こんにゃく・ゆで卵・大根などを煮込む味噌おでんの王道ですが、この土手煮の味噌鍋にどぼんとカツを食べるのです。名古屋競馬場や笠松競馬場、岐阜県海津市のお千代保稲荷などでも食べられます。競馬場の味噌カツは店の人が煮汁につけ、皿にキャベツを添えて出されますが、お千代保稲荷の味噌カツは1本80円で、自分で味噌煮鍋にぶっこんで食べられます(当然二度漬けは禁止!)。脇にキャベツが置いてあり、自由に食べられるこのアバウトさは、お千代保稲荷ならではでしょう。
ナゴヤの子どもはこれをオヤツに出されると大喜び。しかもコロモが薄いので10本、20本なんて軽々食べられてしまうところが怖い。ナゴヤ出身のママさんはお千代保稲荷に行ったとき、子どもたちが味噌カツをせがむので、「10本までよ!」と釘をさしたとか。栄養が偏るといけませんからキャベツと一緒に食べましょう。

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2007年03月24日

ナマズは美味

ナゴヤ国の隣にある岐阜県海津市(旧平田町)のおちょぼさん(お千代保稲荷)は、伏見・豊川と並ぶ日本三大稲荷です。参道はいろいろな雑貨屋さんが並んでいて大変おもしろいのですが、なかでも名物は川魚料理です。コイやウナギなども食べられますが、やはり一番のおすすめはナマズの蒲焼です。

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ナマズ料理の店はたくさんありますが、上にかに道楽ならぬザリガニとナマズが飾ってある『稲金』へ行きました。入口にはナマズの生簀があります。

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ナマズというと、グロテスクな姿から抵抗を覚える方もいるかもしれませんが、身は淡白でとてもおいしく、甘露ダレの蒲焼はとっても美味。お店によっては時価となっているところもありますが、僕が行った『稲金』のナマズ蒲焼定食は1800円でした。ウナギよりも高いです。
でも、ナマズを食べるのは埼玉県吉川市をはじめ、内陸では結構川魚料理がありますね。埼玉の店はナマズの天ぷらが多かったのですが、吉川の『魚竹』ではナマズの蒲焼が食べられます。ただし焼くのに1時間かかるので要予約だそうです。ということで今回はナゴヤ国まで出向かなくても、埼玉県でも食べられます。ぜひナマズ料理を一度お試しください。

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2007年03月26日

味噌煮込みうどんを食す

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ナゴヤ国の赤味噌第2弾といえば、味噌煮込みうどんである。なかでも東京にも進出している『山本家総本家』の味噌煮込みうどんが有名で、名駅(名古屋駅のこと。「なえき」ではなく「めいえき」と読む)では、いつも満員で行列ができている。しかし、管理人はナゴヤ出身でありながら、ソバ好きのため味噌煮込みうどんをまともに食す機会がなかった。昨年暮れの有馬記念前日に知り合いと浅草WINS前の飲み屋で飲んだ帰り道、『山本家総本家』浅草雷門店を見つけたので入り、ナゴヤ人でありながら東京で初めて食すという不思議な体験となったのだ。飲みすぎていたため玉子入りを頼まなかったのが後悔。熱々の土鍋に入った半熟玉子がうまいのだ。そして空気穴のない上のフタが取り皿となる。
しかし、初めて食して知り合いとともに閉口した。うどん麺がそば粉を使用しており、讃岐うどん以上に固いのだ。しかも、ずっと煮込んでもおいても麺がのびるものではない。赤味噌スープは抜群に美味かった。しかし、麺が固い。固すぎる。こんなものを食べていたのかナゴヤ人は……。正直、「灯台もと暗し」の如く、研究不足であった。でも、やはり大正14年(1925)創業の老舗だから半端ではない。うどん麺はもっと柔らかいものと思っていただけに不覚をとった。そうか最近の若者はジャンクフードなどの柔らかいものばかり食べて歯が弱くなっているが、ナゴヤ人はこうして歯を鍛えていたのだ。まだまだ真のナゴヤ人には程遠い……。

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2007年04月05日

危うし! クッピーラムネ

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カクダイ製菓のクッピーラムネは、全国の駄菓子屋でも見られるラムネの王様といえるでしょう。ナゴヤ国にはグリーン豆やエビピーナッツでおなじみの春日井製菓もラムネを出しているのですが、こちらは袋菓子で、子どもにもっとも馴染みのあるのがクッピーラムネです。なんせ僕の時代は10円、兄の時代は5円という安さで、現在でも市販のものは20円か30円(箱型)です。
製造が昭和25年(1950)というからなんというロングセラーでしょう。可愛らしいウサギとリスのイラストも昔からのトレードマークになっています。ナゴヤ国は駄菓子の製造会社が多いことで知られますが、この由来はこちらを見ていただくとよく分かります。
http://www.aichima.net/nazo/01_dagashi/index.html

子どもの舌を支配し続けたカクダイのクッピーラムネはついにお土産バージョンも登場。ナゴヤ限定であのリスとウサギさんが「クッピーラムネは名古屋生まれ」「名古屋のことはまかしてちょ~」とセリフまで入っています。おみやげバージョンはラムネの粒も大きく、フルーツ味ということでカラフルなラムネが入っています。他にも10円ラムネが100個入った箱入りバージョン(1050円)もあって侮れません。そんなカクダイ製菓のクッピーラムネはおいしくて大好きですが、このラムネ界に強敵が現れたのです。
奈良県生駒市にあるイコマ製菓本舗のレインボーラムネです。こちらは小さな工場で生産しているだけなのですが、1㎏が500円(ネット通販は750円)で、朝開店と同時に長蛇の列で、一人2袋までと限られています。品切れ次第終了となり、午前中にはすぐに閉店になってしまう人気ぶり。こちらは球型のラムネですが、中は空洞でなくしっかりラムネがつまっていて、関西では有名になっています。僕も一度おすそ分けをもらったのですが、止まらなくなる美味さでした。たぶん毎日食べれるのであれば、確実に肥満する恐ろしさもあります。クチコミで広がったためか注文が殺到し、ついに生産が追いつかなくなって現在は販売中止になっています。たしかにいくら美味しくてもお客のニーズに応えられないのであればお菓子の頂点に立てないのですが、イコマ製菓本舗というのはそういうことには無頓着なのか、とくに生産や販売を拡大することなく、淡々と毎日生産している様子。だとしたら通販はさすがにまずかったか。このレインボーラムネが全国に出回らない限り、カクダイ製菓のクッピーラムネの地位も安泰ではあるのですが……。

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2007年04月13日

名古屋駅のきしめん

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ナゴヤ国のグルメでもメジャーなのがきしめんです。ただ、あまりにもB級すぎて名物とはいい難いのも事実。一般的なうどんよりずっと平らな麺で、茹でる時間を節約するため考案されたといわれますが、江戸期からあったようでその語源などにも諸説あります。
ナゴヤ国の食堂ではうどん屋と書かれていてもきしめんはまず置いてあり、濃いツユがご飯にあうので、ご飯とセットになったきしめん定食なんてものもみられます。また、駅の立ち食いスタンドにはそばやうどんもありますが、やはりメインはきしめん。油揚げにカツオ節がぶちまかれ、ヒラヒラと揺れるカツオ節は子ども頃は生きているのでは思うほど不気味にみえました。さて、きしめんのうまいところというと、とくに店舗で言及できるところはなく、クチコミで広まっているのが名古屋駅のきしめんです。管理人も鉄道で帰省するととくに腹も減っていないとも、ついおやつ代わりに食してしまうのです。管理人のおすすめは名古屋駅のホームでも昔ながらのスタンドが残っている名代きしめん。各ホームの最端にきしめんスタンドがあり、昔はすべてこのスタンドだったのですが、JR化後、別の店にとってかわられ、現在は一箇所だけになっています。ただ、別のサイトでは新幹線ホームのきしめんスタンドをすすめるところもあります。
名古屋駅のきしめんスタンドは7時~21時30分の営業。写真のスタンダードのきしめんで340円。手ごろな値段で味わえるのもいいです。でも本当のきしめんはネギの代わりにポパイのホウレン草が入っています。これは熱田神宮にある宮きしめんがありますが、これについてはまた別の機会に紹介したいと思います。

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2007年04月24日

ナゴヤの熱田さん

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ナゴヤ国が誇るお宮が三種の神器のひとつ草薙の剣が祭神の熱田神宮です。草薙の剣は平家滅亡の際に壇ノ浦で沈んだともいわれていますが、熱田に祀られている御神体は誰も見たことがなく、ベールに包まれています。創建は不明ですが、12代景行天皇(71~130)のときには、すでに存在していたらしく、子の日本武尊(やまとたける)が東国平定の際に当地の娘と結婚し、日本武尊の死後に所持していた草薙の剣を祀るようになり、伊勢神宮に次ぐ権威のある神社として栄えました。

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鎌倉幕府を開いた源頼朝の母は、この熱田大宮司藤原季範の娘・由良御前でした。頼朝は当地に生まれたといわれており、神宮近くの誓願寺の山門には頼朝生誕地の碑が人知れず建っており、境内には産湯の井戸も復元されています(頼朝生誕地説は瑞穂区の龍泉寺にもあり)。ナゴヤといえば信長・秀吉・家康と三英傑ばかり取り上げられますが、頼朝もナゴヤ国出身だったのです。そして父義朝の三男として生まれますが、母が由緒正しい出自の正室であったため、嫡男として京都で育てられ、13歳で従五位下右兵衛権佐に任じられています。しかし、平治の乱で源氏は敗北し、頼朝も捕らわれの身となり、伊豆に流されます。そして20年後、平家打倒の旗を挙げ、平家を滅ぼし武家社会を築くのです。ちなみに頼朝の弟義経も鞍馬から出て奥州藤原氏のもとへ行く際に熱田神宮に寄り、元服を行ったともいわれます。

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時は下って永禄3年(1560)、「海道一の弓取り」と云われた今川義元が上洛をめざして尾張に侵攻します。このとき信長は電光石火の奇襲によって、寡兵ながらも桶狭間で義元を討ち取り、覇道を歩むことになるのですが、この戦いの前に信長が戦勝祈願に寄ったのが熱田神宮です。このとき信長が「すべて表だったら我が軍の勝ち」と言って、ひと握りの永楽銭を投げ、落ちたものを確認するとすべて表でしたが、実は両面を貼り付けて必ず表が出るようにしていたという逸話があります。そして戦勝祝に寄進した信長塀も境内に残っているのです。

ということで今回は熱田神宮の歴史について触れましたが、次回は熱田神宮のグルメなどについて紹介します。

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2007年04月25日

宮きしめんときよめ餅

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4月13日のきしめんでも少し紹介しましたが、熱田神宮の名物といえば、境内にあるきしめん専門店の宮きしめんです。写真のスタンダードのきしめんで550円。前回紹介した名古屋駅のきしめんに比べればやや高めですが、ネギの代わりのホウレン草が入っていて、やはり熱田神宮に参拝に来たらこれを食べずにはいられません。女性用というかおやつ用というか小盛宮きしめん450円もあるようです。割高になりますが他に山菜や玉子とじ、特上天ぷらなどが入ったきしめんもあり、つけ麺のざるきしめんもあります。

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お土産には有名なきよめ餅があります。小判型の求肥に小倉餡が入ったお餅で、やわらかい口当たりと上品な甘さが自慢です。昔、名古屋から関ヶ原までの東海道本線と中津川までの中央本線の各駅を早口でいうCM(もっとも途中はじゅげむじゅげむとごまかしていたが)がありましたが、熱田神宮の参拝記念に買うから意義のあるお土産で、同種と混同しないように「きよめ」の焼印が押してあります。南神池に面したお休み処「清め茶屋」で販売しており、お茶なども飲めるのですが、肝心のコイが泳ぐ南神池はいつの間にか捨て亀のミシシッピアカミミガメに占拠されていました。昔、夜店で売っていたひよこが大きくなって白色レグホンになると、熱田神宮に捨てるため、境内で飼われている小型のチャボが餌をとられてしまい、駆除に乗り出した話がありましたが、ミシシッピアカミミガメは放置状態で、日本古来のイシガメ・クサガメはここでも少なくなっています。

熱田神宮は毎年正月3が日の参拝者ランキングでもいつも上位に顔を出しており、2007年度も約235万人で第5位でした(トップは明治神宮の約311万人)。ご利益は家内安全・業務繁栄・諸願成就・身体健康・無病息災 ・開運招福・縁結び・安産 ・交通安全 ・厄災消除 ・学業成就・合格祈願・商売繁盛とまさに何でもありというのがナゴヤ国らしさを象徴しています。そして巫女さんの多さも日本一! 熱田神宮には約350名の巫女さんがいるそうです。

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2007年04月26日

富山村ギャラリー1

現在、旅ジャーナリスト会議編のMOOK編集作業に追われている身で、このブログを書くというのは正直きつすぎる状況です。会員の方、Help me!
3月8日のブログ以来になりますが、本土で一番人口の少ない(約200人)村だった愛知県富山村したときの写真をUPします。訪問したのは2005年8月16日で、富山村は同年11月27日に豊根村に編入されています。

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浜松市に位置する秘境駅・大嵐駅から天竜川に架かる鷹巣橋を渡ると、対岸が愛知県富山村です。当日はあいにくの空模様でした。

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橋を渡ると村の看板があります。本当は飯田線の列車時刻に合わせて、大嵐駅から漆島の集落まで無料(ただし合併後は有料)の村民バスが接続していたのですが、村役場のある集落まで歩いてみることにしたのです。途中に小さな集落もありましたが、天竜川に沿って歩くこと15分、ようやく富山村の市街にたどり着きました。山の斜面にも家が建ち、まさに隠れ里といった印象です。平地がないため、この村には水田はなく、山の斜面を利用して茶が栽培されています。(つづく)

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2007年04月27日

富山村ギャラリー2

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富山村の役場です。小さな建物ですが鉄筋コンクリートです。役場に隣接して診療所(右)がありました。

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役場から通路を隔てたところには富山郵便局(左)があり、ATMもしっかり設置されていましたので、記念にお金をおろしました。郵政民営化しても維持できるのかどうか心配ではありますが。そして洒落た喫茶店「コーヒーショップ栃の木」(右)もあります。村で一軒の喫茶店ですが、食事メニューも豊富。村人たちのサロンとなっているようで、僕が訪れたときも結構賑わっていました。

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村で一つといえばこれもそう。信号機です。昔テレビで紹介されたとき、クイズにもなりましたが、クルマの通行もあまりないのになぜ設けたのか? 答えは次回に続きます。

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2007年04月28日

富山村ギャラリー3

まずは昨日のクイズの答えから。「子どもたちが大きくなって町に出ても困らないよう信号のルールを覚えてもらうため」です。ただし時差式でなく、歩行者ボタンを押すと信号が変わります。僕も村人でないくせについボタンを押してしまいました。

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村にはコンビニなんてありませんが、元祖コンビニの雑貨屋「千歳屋商店」があります。村の貴重な食糧源を売っているところです。仕入れも大変そうで、僕が入ったときは主婦の方が卵を探していましたが、入荷されてなかったので店の主人が自分のぶんを分けていました。ここでは村人はみな家族なのです。僕もここでお茶を購入。

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郵便局に隣接するのが村の歴史を語る見どころ観音堂(左)です。永正元年(1508)、富山村の字となっている大谷地区(旧大谷村)を開いた熊谷直盛が、熊谷家代々の守護として十一面観音菩薩を祀るために建立。十一面観音菩薩は村の文化財に指定されています。現在の御堂は文政7年(1824)に再建されたものです。旧暦1月11日には観音堂祭りが行われ、村人たちがお参りをします。さらに消防署(右)もあって治安も万全なのです。

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最後は富山小中学校です。体育館も立派です。みな進学すれば静岡か長野の他県の高校に通うようです。3回にわたって富山村をレポートしましたがいかがでしたか? ナゴヤ国はよく「大いなる田舎」とも呼ばれますが、日本一のミニ村だって、きちんと公共施設やナゴヤ文化に欠かせない喫茶店もあって、生活にはほとんど不自由しないのです。今回は時間がなくてこれで村をあとにしましたが、奥には湯の島温泉やキャンプ場、バンガロー村もあって山村留学も盛んに行われていました。最近の片田舎ではイジメや凶悪犯罪が発生するケースが多いのですが、ここは本当に平和な理想郷なのです。
現在は豊根村と合併し、日本一人口の少ない村は高知県の大川村に譲りましたが、旧富山村の公式ホームページも残っていますので、ぜひこちらもお楽しみください。

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2007年05月05日

はなまるうどんVSどんどん庵

讃岐うどんのセルフサービス「はなまるうどん」が猛威をふるっています。新宿などの一等地でも、かけうどんの小は税込105円という安さで、しかも天かすと鰹節はトッピングし放題なのですから、究極のデブレスパイラルとでもいうべきでしょうか。管理人も新宿に寄ったついでにおやつ代わりにかけうどんの小をよく食します。最初にかけうどんを注文し、ここに天ぷらなどを自分で乗せてゆくシステムですが、実はこのシステムはナゴヤ国にかなり前から定着していました。今回紹介します「どんどん庵」は、東海地方の人しか知らないと思いますが、セルフうどんのチェーン店です(写真はちくわ天のトッピング)

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株式会社サガミチェーンの子会社として1997年に設立されたようですが、実はそれ以前の1980年代からセルフうどんの店としてナゴヤ国に存在していました。元々は100円うどんがウリで、生麺のうどんをとって自分で1分ほど湯がき、お好みの天ぷらやおにぎりなどをとって最後に甘口・辛口のつゆを自分で入れて清算する方式のうどん屋です。
たしか管理人が中学生くらいまでは100円だったのですが、その後、150円・200円と値段が徐々に上がってしまいました。あと誰が伝えていたわけではないのですが、辛口と甘口のつゆを2:1でブレンドするのがうまいということで、なぜかそれが10歳下の従兄弟まで知っていたとは驚きでした。たぶん皆がそうしていたので自然に覚えたのでしょう。なんと言ってもこのつゆがうどんにマッチしているのです。セルフには生そばの麺もありますが、そばには合いません(好みもありますが)。友人に至ってはつゆをおかわりするという、今思えば顰蹙ものの行為ですが、それほどまでにつゆが美味かったのです。残念なことにこの2種類あったつゆも現在は1種類だけとなってしまいました。
無料のトッピングは、100円時代はネギと天かす。150円になってから鰹節が加わりましたが、近年は天ぷらの売れ行きが悪いのか天かすのトッピングはみられません。はなまるうどんは細かい刻みのネギがあらかじめかかっていますが、どんどん庵はネギが載せ放題ということで、ネギ好きにはたまらないかもしれません。
昔は素うどんに無料トッピングの天かすやかつおぶしなど山盛り入れたものですが、さすがに大人になってくると、天ぷらやおにぎりなどをたくさん加えるので、結構な値段になり、決して安いとはいえないのですが、帰省した時などはどうしても食べたくなり、友人を誘って出かけたものです。
残念ながらこの「どんどん庵」も一番よく利用した店が潰れてしまい、代わりに「はなまるうどん」が国道沿いに進出しています。いくら東海地方に勢力をもつ「どんどん庵」でも、やはり値段の安さには勝てず、合理主義のナゴヤ人はみなこちらになびいていってしまうのです。たぶんスガキヤの関東進出が失敗したように、この「どんどん庵」も東海地方にしか定着しないグルメなのかもしれません。なんたってつゆが濃いので、薄味の讃岐うどんのように大衆受けしないからです。
東京では105円のはなまるしか食べない管理人も、帰省の折には600~700円分の「どんどん庵」のうどんを食べに行く。『一杯のかけそば』ではないのですが、至福の時を体感するものなのです。

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2007年05月15日

まだまだ序の口・八丁味噌アイス

はい、MOOKの最終仕上げで泣きが入っている管理人です。著者校・編集部の赤字・監修者の赤字・編集の小野澤氏の赤字をひとつのゲラにまとめると真っ赤っ赤。初校戻しはデザイナーさん泣かせでもあります。ってこんなときにブログ書いてる場合でないけど、これ以上歯抜けが増えてしまうと、もう埋めるのも嫌になりそうなので、とりあえずショートなネタで(だめだこりゃ)

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写真にUPしましたのは、八丁味噌の本場、ナゴヤ国岡崎が誇る八丁味噌アイス250円です。なんたってナゴヤ国は赤味噌文化。上京したナゴヤ人は東京の白味噌になじめず、わざわざ本場の八丁味噌を実家から送ってもらう人もいるほどで、大豆100%の味噌はあの屈強の三河武士をも育て上げました。反対に尾張兵は日本最弱といわれるほど弱々しかったのです。豊かな濃尾平野で育って軟弱だったいう説もありますが、それよりも兵農分離を進めた初期の段階でしたから、まあ明治維新で富国強兵初期の未経験農民兵のようなものだったのでしょう。その代わり弱いことを知っているため、鉄砲や長槍など戦闘に有利な武器を開発したのも信長ならではでしょう。
話がそれましたが、ナゴヤ国の属国といわれる三河岡崎は徳川家康のお膝元です。八丁味噌製造元のカクキューは工場見学もできるのですが、僕が行ったときは時間外。仕方なく購入したのがこの八丁味噌アイスです。徳川家の葵門まで入っていて由緒正さを感じさせます。なんせアイスに八丁味噌ですから、この組み合わせはある意味、未知の世界なわけでチャレンジに至ったわけです。
しかし、まだ寒い季節だったのか、アイスはカチンカチンで無理に木のさじでとろうとすれば折れるのは確実。20分ほどねかせたでしょうか。さあひと口賞味……。

キャラメルの味でした……!

しかし、これはある意味、まっとうなアイスだったのかもしれません。後日知った情報によると名古屋市北区にある「茶っきり娘」には、本格的な八丁味噌アイスがあり、本当に牛乳と赤味噌が混じった味がするそうです。いえ食していないので想像もつきませんが……。しかも、手羽先アイスなるものまであり、味はないのですがアイスに鳥皮のかけらが????? やはりナゴヤはワンダーランド。この写真程度のアイスはしょせんこどもだましなのです。

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2007年05月16日

ナゴヤの三冠駅弁

ネタも涙も枯れている管理人です。

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ナゴヤ国の陸の玄関といえば名古屋駅。東海道新幹線・東海道本線のほか、中央本線・関西本線が分岐するターミナルです。駅弁も1業者独占でなく、3社も入る激戦区。中身もウナギ・味噌カツ・名古屋コーチンなどとバラエティに富んでいます。
そのなかでも名物の三大グルメをひとつの駅弁で楽しめてしまうのが、松浦商店の「名古屋TOP3弁当」880円です。エビフライと味噌カツに名古屋コーチンの入ったチキンライスとまさに三冠そろった欲張り弁当。デザートにオレンジゼリーが入っているのも、オマケ好きのナゴヤ国の嗜好でしょう。いかにも若者向けといった中身ですね。同じ中身で新幹線用にワールドグルメ『NAGOYA TOP3』というのがあり、なんとこちらのパッケージには世界地図が……。愛知万博用につくったのでしょうか?
あれもこれも美味なるナゴヤ国のグルメを食したいけど、太ってしまうので困るという方におすすめです。

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2007年05月17日

洋菓子の芸術品シャチボン

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「尾張ナゴヤ国は城でもつ」といわれるように、日本一大きい名古屋城の天守に輝く金鯱はナゴヤ国の象徴でもあります。この金鯱の反り具合がエビに似ていることから、エビフライを2本、丼に差したシャチ丼などもありますが、シャチを模った創意工夫のグルメがナゴヤ国には多数見られます。
今回紹介するのは名古屋駅の「ボンボヤージュ」で販売していたシャチボン346円です。中身はシュークリームみたいなものですが、見事シャチを模った傑作のナゴヤスイーツといえるでしょう。僕も東京に帰る際にたまたま見つけて注文し撮影しました。向きを変えて2つ並べてみると、まさに名古屋城の対になっているシャチです。
ところがこの「ボンボヤージュ」は、他の情報によると2004年10月で閉店してしまったそうで、現在は名古屋駅中央地下街「ファッションワン」内の「「黐木(もちのき)」で販売しているそうです。1日50個限定だそうですので、購入はお早めに。姉妹品に赤味噌をスポンジケーキに練り込み、生クリームをはさんで巻き上げたロールケーキ「ボンミッソ」もあります。

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2007年06月07日

手羽先炊き上げバージョン

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先日、おふくろが上京した際に買ってきてもらったナゴヤみやげが「うみぁーっ手羽」840円です。ナゴヤ弁なら「うみゃあ」なのになぜ「うみぁー」なのか。まあそんなことはさておき、ナゴヤグルメでそろそろ手羽先を紹介しなければいけないなあと思いつつも、いまや東京でも着実に業績をあげる「世界の山ちゃん」に行く暇もなかったのです。
でも、手羽先でも山ちゃんのように油で揚げるものと、今回の写真のように炊き上げるものがあります。こちらは昆布屋さんの石昆さんが2006年9月からオリジナル商品としてはじめたもので、しょうゆ味以外にも、カレー・あんかけチリソース・八丁味噌・ピリ辛の種類もあるようです。
真空パックでそのままでも食べられますが、熱湯で3~5分温めてからのほうがおいしいです。白皿だけでは味気ないので、包み野菜を下にしいてみました。炊き上げられているため、身が骨からはずれやすく、第一関節もないので手でかぶりついても物足りないかもしれません。
やっぱ手羽先はかぶりつくのが王道でしょう。

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2007年06月15日

ナゴヤ人商魂の結晶ういろだんご

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3月7日にナゴヤ名物ういろを紹介しましたが、今回はういろだんごです。

2005年3月25日~9月25日に行われました愛知万博は、周囲であれだけ失敗するといわれましたが、目標1500万人を大きく上回る2205万人を記録しました。なかには期間中全部行かれた方もいたようで、モトとり根性のナゴヤ人の特性を活かした万博だったといえるでしょう。入場料は4,600円だったのですが、前売りは3,700円と安く、全期間フリーパスは17,500円とかなりおトクだったようです。しかも愛知万博の入場券を見せるだけで愛知県内の多くの施設が割引や無料となる特典もいっぱいついておりましたので、管理人も小牧城を無料で入館しました。

話がずれましたが、前売を買ったにもかかわらず、ずっと行けずじまいだった管理人は、無謀にも最終日に行き、開場前から2時間並んで入場し、混雑を避けて昼過ぎに退場しました。ここで購入したおみやげが冒頭のういろだんごです。ういろではさすがに国際ウケしないとよんだのでしょうか。白い粉にむせるかもしれませんが、ういろというよりモチの食感で、おやつに最適でした。

ところでこのういろだんご、愛知万博終了後は……というと、なんと大河ドラマでネタにされがちな郷土三英傑の信長・秀吉・家康が描かれ、しかも「信長の白」「秀吉の桜」「家康の抹茶」と意味不明なこじつけの3色だんごになっていました。これって昔流行った「だんご