地歴と旅(KK)

江戸情緒を感じるトイレと近代的なトイレ  by 菊地 正浩

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江東区白河一丁目(旧深川区白河町)に八代将軍徳川吉宗の孫、松平定信の菩提寺「霊巖寺」がある。江戸六地蔵の一つでも知られ訪れる人が多い。

定信は陸奥白河藩主となり、寛政の改革をしたとして知られる。白河藩主だったことから白河町となった。当初は隅田川の西側で霊岸島にあったが、大小名、寺院の移転計画により深川に移転させられた。

霊巖寺のそばに深川江戸資料館があり、当時の歴史を学ぶことができる。しかし、ユニークなのは江東区公衆便所である。外観は江戸の雰囲気を出し、入口には江東区の人口などを書いた看板が架かっている。便所そのものは、江戸時代のボットンではなく、水洗であるが和式なのは残念である。

 

 

霊巖寺
松平定信の墓
深川江戸資料館の看板がある通り
江東区公衆便所
江東区公衆便所
江東区公衆便所

 

 

清澄通を反対側に渡ると清澄庭園がある。庭園は「みかん舟」で財をなした、紀伊国屋文左衛門の屋敷跡である。庭園入口の交差点に近代的なトイレがある。

清澄庭園は有料で庭園内にもトイレがあるが、隣接する清澄公園は無料で公衆トイレも整備されている。いずれも東京大空襲で戦災にあったが、今なお下町情緒あふれる雰囲気をとどめ、散策に訪れる観光客も多い。

清澄庭園入口
清澄庭園入口の立派なトイレ
清澄庭園入口の立派なトイレ

 

 

( 2014年3月12日寄稿 )