旅のメディアとしての写真・地図・パノラマ

平賀 研也さん(長野県立図書館長・前伊那市立図書館長)によるご紹介
ベランのパノラマ贈呈式

文責:森田 芳夫

 

「パノラマがいざなう創造的な世界認識」

 

「われわれは、海辺ではなく山のはざまに生まれ育ったということを今一度振り返る必要があると思うのです」

 

伊那市ふるさと大使で、長年実業之日本社で旅行ガイドや山岳書籍を編んできた森田芳夫さんが、オーストリアのパノラマ画家H.C.ベランの作品(ポスター、パンフレットなどの印刷物)126点を伊那市に寄託する贈呈式に参加(10月2日)。

白鳥市長から感謝状が授与された

白鳥市長から感謝状が授与された

 

“伊那谷の屋根の無い博物館”そしてそこにある”屋根のある広場(図書館)”構想を8年前に提示する大きなきっかけとなった資料群の大切な一部分。

 

中でもパノラマ図は「伊那谷の自然環境(景観)に働きかけ、その恵みをいただいてきた人々のくらし」を調べ、考え、表現する入り口には最適なメディアだ。僕にとっては、図書館を起点にした様々な「知る」を巡る取り組みの原点の一つでもある。

 

パノラマ図には人は描かれない。しかし、人間の営みとその時の流れを読むことができる。里〜里山〜奥山、道、町、農地、森、高山…。人のくらしとその限界を俯瞰することができる。

 

山のはざまの町「Inter-Bergen Townだからこそ」の多様な自然とくらし、そのうつりかわる時の流れを俯瞰できる、「知る」ことができる。

 

見て感動し訪れてみたいと思う、訪れた場所を今一度、時や場所を超えて旅することができる、自分たちがどこから来てどこへ行くのかを考えることができるー。

 

画集「ベランのパノラマ」(実業之日本社)企画編集を縁にベラン教授から贈られた作品(原画はテンペラ)は森田さんの人生の証。それをふるさとの人々への思いを込めてお贈りいただいた。

 

森田さん、ありがとうございます!

 

左が白鳥孝伊那市長・右が森田

左が白鳥孝伊那市長・右が森田

市長と共にプレス会場で

市長と共にプレス会場で

 

信州博覧会など数々の博覧会の総合プロデューサーを務めた秋山智弘氏(左)。森田と高校の同級生

信州博覧会など数々の博覧会の総合プロデューサーを務めた秋山智弘氏(左)。森田と高校の同級生

 

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展示会会場:伊那市立創造館(火曜休館)
伊那市荒井3520 電0265-72-6220
会期:2015年10月3日から11月15日まで。入場無料。
アクセス:JR飯田線伊那市駅または中央道高速バス伊那/共に会場までは徒歩10分以内

写真撮影:平賀 研也さん

会場・伊那市立創造館(展示は一階)。撮影・森田

会場・伊那市立創造館(展示は一階)。撮影・森田

 

☆尚、伊那市のホームページでも寄贈式の様子をご覧になれます。

伊那市HPに掲載された寄贈式のサイト

 

( 2015年11月11日寄稿 )

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