2013年 元旦の京都旅行① by 増井 隆之

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本日2013年1月1日は、新幹線で京都へ行ってきました。

使った切符は、元旦限定の切符「新春こだま&ワイドビューフリーきっぷ」13,000円です。

 平塚駅から在来線東海道本線で三島駅に向かい、三島駅で始発6時50分発こだま697号に乗り、京都駅へ向かいました。写真は新富士駅を過ぎ、富士川鉄橋付近から見た富士山です。

 今、こだまの車内では、車内販売が一切無く、売店でお茶菓子を買おうと思って次の駅でホームへ降りましたが、売店が開いていません。浜松駅こそと期待したところが売店は午前7時30分開店らしく、ついにこだまの車内では食べることができませんでした。いくら人件費削減でも、やっぱり車内販売は必要だと身をもって感じた次第。

 京都駅に着き在来線JR奈良線に乗り換えて、隣りの東福寺駅に向かい、さらに京阪電車に乗り換えました。写真は、東福寺駅改札で京阪電車との乗り換え専用改札です。右側がJR奈良線で、左側に京阪電車のホームがあり、フラットででも簡単に乗り換えができます。もし京都駅で下車してから出町柳駅方面に行くなら、東福寺駅での乗り換えがオススメです。


京阪電車で八幡市駅に向かい、そこで男山ケーブルカーに乗り換えました。このケーブルカーを乗れば、国内全ての鉄道路線(一般営業路線)を端から端まで乗った事になり、鉄道マニアとしては、一つの山を越えた気分です。今回はそのために京都に来たといっても過言ではありません。以前鉄道乗り潰しを行っていたころ、私は「ケーブルカーは枠外」と考えていましたが、鉄道の本を出版されている方と話したところ、「ケーブルカーも乗らないと完乗とは言えない」と言われて、この2年ほどケーブルカー巡りも行っていました。

 そしていざ八幡市駅を降りてビックリ。何と、初詣の参拝客が沢山いて、ケーブルカーの駅では、臨時きっぷ売場を開設している有様です。その光景をみた私は「何分待つのだろう」と思ったところ、それは杞憂に終わりました。

 ここのケーブルカーは日頃15分~20分間隔運行ですが、この日、所要時間の5分間隔で運行していました。しかもケーブルカーが駅に着き、降車客を降ろし終わる前に、乗車客を乗車させるという方式をとり、あっという間に折り返し運転となっていました。

しかし山頂駅から先の石清水八幡宮までは行かずに、少し駅舎を見学して下りました。駅舎の改札口付近は、綺麗でありモダンな感じで、このケーブルカーが長い間人々に親しまれた事がよく分かりました。

 

このあと、私はまた京阪電車に乗り、先ほど書いた、出町柳駅に向かい、久しぶりに「お寺のケーブルカー」を目指しました。

京阪電車は、大阪の淀屋橋駅や中書島駅から出町柳駅までが本線であって、出町柳駅から先の鞍馬駅までは、叡山電鉄、略して「えいでん」と呼ばれています。この写真は私が乗った車両「きらら号」でこの路線の目玉時期の紅葉の季節には、色づいた紅葉のパノラマをよく見る事ができます。写真は車内の様子で、車両真ん中付近では、紅葉など車窓からの展望が利くように座席の配置が施されています。


鞍馬駅から徒歩5分ほどで、鞍馬寺の入口にたどり着きました。このケーブルカーは以前にも乗りました。その時は写真を1枚も撮らずに帰ってしまいました。今日は何年ぶりだろうか…

 このケーブルカーの乗車券は変わっています。表示が「運賃」ではなく、「協力金」扱いであり、一言で言うと、「御布施ケーブルカー」なのです。しかも車両は1両しかなく、同じ車両が行ったり来たりしていて、片道約2分の乗車時間です。

今日はお客さんが多いということで、7分間隔で運行していました。上の駅で降り駅舎を撮影しました。この駅の改札口脇には、協力金の案内が書かれています。このケーブルカーは、こんなに小さくてもきちんとした鉄道路線ですから乗らないと、鉄道完乗にはなりません。マニアの方には必ず乗ってほしいと思います。

車両はとても小さく、定員は32名で内1人は係員の人数も含まれています。意外に歴史が古く、昭和32年に参拝者のためにつくられてからずっと動いています。もしケーブルカーを使わないと、参道を約1km歩かなければなりません。とても楽チンな乗り物です。

これでようやく今日の目的だった男山ケーブルに乗ることができ長い間抱いていた目標が達成できました。加えてユニークな鞍馬寺のケーブルにも乗ることができました。

このあと鞍馬駅に戻り、駅前で販売していたパンを食したあと、叡山電鉄と京阪電車と奈良線を使って京都駅へ戻りました。このパンについてはは、いずれお伝えしましょう。

そして今、こだま666号6号車に乗っています。帰りは、静岡駅で途中下車して友達と会ってから帰宅するつもりです。久しぶりに会う友達との話しが今から楽しみです。

元旦の今日はそんな1日でした。

 

(  2013年1月20日 寄稿 )