NIB会 英国研修旅行  by 小暮幹雄

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私が所属しているNew Intelligence Bureau(NIB)の今年の研修旅行は英国でした。私にとっては12回目の訪英となりました。NIBとは、主に不動産関係者や建築関係者がメンバーの会で、毎月1回例会を開催しており、440回を数えております。今回の研修旅行では、英国の建築事情や街づくりがテーマでした。

成田空港のヴァージン・アトランティック航空便

7月11日に成田空港を初めて乗るヴァージン・アトランティック航空便で発ち、同日夕刻にロンドン・ヒースロー空港着。地下鉄にてパディントン駅へ移動し、駅近くの定宿のホテルにチェックインしました。部屋に荷を解いてかホテル近くの行きつけのイタリアンレストランにて会食。

12日は、ウエストミンスター寺院を拝観後、ウエストミンスター橋詰めからテムズ河の川下りクルージングでグリニッチへ行き、旧天文台などを見学。

ウエストミンスター寺院
グリニッチへ旧天文台

電車にてシティーに戻り、ロイズ保険会社本社などの近代建築を見学。午後4時というのに、ロイズ保険会社本社の半地下にあるパブでは、スーツ姿の多くのビジネスマンが、既にビールを飲みながら歓談しているのにびっくりしました。

ロイズ保険会社本社正面入口

シティーからはタクシーでチャイナタウンに移動して、大きめの中華料理レストランにて会食。食後は、ピカデリーサーカスまで歩いて、地下鉄にてパディントンへ戻りました。

13日は、パディントンからキングスクロス駅へ行き、ケンブリッジまで列車にて移動。車中は中国からの学生で混んでいました。ケンブリッジ大学で短期留学するとのことでした。ケンブリッジ駅からは町の中心部まではタクシーで移動。インフォメーションセンターにて、パンティングボートのチケットを購入。1時間ほどケム川で12人乗りの平たい船で舟遊び。漕ぎ手は学生アルバイトのようであった。インフォメーションセンターに戻り、併設の小さな店でサンドウィッチとジュースで昼食としました。タクシーでケンブリッジ駅に戻り、電車でレッチワース移動。約25分でレッチワース・ガーデン・シティー駅に到着。

レッチワース・ガーデン・シティーの並木路

レッチワースは、東京の田園調布のモデルとなった街です。私の大学の後輩夫妻と駅で待ち合わせ、街をガイドしてもらいました。レッチワースの街は、19世紀末に計画されて、ドーナッツ状(同心円状)に街が造られ、放射線状に並木のある道路が配置されていました。東京の田園調布は、ガーデン・シティーの邦訳とのことです。夕食は、街のパブにて、ガイドをしてくださったご夫妻とともに摂りました。再び、レッチワース・ガーデン・シティー駅からキングスクロス駅へ行き、地下鉄にてパディントンへ戻りました。

14日はハイヤーを1日チャーターして、ロンドン市内の建築に参考となる個所を巡りました。ガイド役は、私の知人で英国在住の日本人女性建築家のT.O.さんにお願いしました。手配したハイヤーは40分ほど遅れて到着。午前中は、レイトンハウスや庭園美術館を見学。昼は、テート美術館のレストランでセントポール寺院などを眺めながら会食しました。200年程前の住宅を見学したり、T.O.さんが設計したマンションを外観から見学しました。ヴィクトリア&アルバート美術館を見学後は、ハイドパークを借景にしている超高級マンションは、セキュリティーの関係で外観からの見学でした。住居者はロシアやアラブの富豪とのことでした。

夜は、ガイドをしてくれたT.O.さんが所属をしている120年以上の伝統ある名門クラブで会食しました。

Chelsea Arts Club 外観

15日は、私以外はゴルフをされたために、ロンドン市内で、ブックハンティングや再度ヴィクトリア&アルバート美術館を見学してきました。夕方からは全員でLIBERTYのデパートを見た後に、夜はSOHOのGREEK通りにあるTHE GAY HUSSARというハンガリー料理のレストランで会食しました。

ハンガリー料理レストラン THE GAY HUSSAR 

16日午後にヒースロー発ヴァージン・アトランティック航空便で、17日9時30分に成田空港へ無事着陸でしました。

( 2013年9月3日 寄稿 )