『風林火山』第20回「軍師誕生」

NO IMAGE

新潟に取材に行っていたため更新がすっかり遅れてしまいました。
だが、さすがに会員の協力が得られないと、このブログの運営維持が難しくなっていることも事実です。個人でそこまで責任は負えません。
物語は晴信に叛旗をひるがえした大井貞隆の長窪城(長野県長和町)攻めからはじまります。勘助は長窪城にいる相木・芦田の両名を調略し、大井貞隆は相木に騙され、城はあっけなく陥落。長窪にいた平蔵とヒサ親子は抵抗し、勘助が殺そうとするが、教来石景政がこれを止めて逃がしてしまいます。同じく望月城も甘利によって落とされ、勘助は晴れて軍師になります。
それはともかく、またも三条夫人と由布姫の気持ちの悪いやりとり。三条夫人は「悪しき心を信じようとしない」という天使のように描いており、孕んだお腹をさすって由布姫に「子を産みなされ」という。と思えば由布姫は「太郎(義信)さまにもしものことがあれば家督は……」などとまたも予言めいたことを云っています。第一、この時点で妊娠中の三条夫人の腹の子が男か女か分からないし、由布姫だって男子を産むとは限りません。ダメ、絶対におかしい。しかも由布姫は勘助に「そなたなら子を預けてよい」などとおかしなことを云い出す始末。勘助と由布姫が共謀して武田を滅ぼすために勝頼を産もうとでもいうのでしょうか? この設定は淀君と石田三成あるいは大野治長の間にできた豊臣秀頼と同じ設定で、これは『功名が辻』でやっているので二番煎じですよ。
そしていよいよライバル村上義清登場。なかなかインパクトのある登場シーンだっただけに、この役者さんをうまく生かしてほしいですね。北条氏康と今川義元は……関係ないとはいえ、物語から完全に消えています。
で、またまた不自然な設定。今度は三条夫人と由布姫が、諏訪頼重の自害した東光寺へ行き、由布姫が意味ありげな甘酒を三条夫人にすすめるところで物語はつづく。
史跡紀行では、村上義清の故郷である長野県坂城町を紹介。葛尾城や釈迦堂などを取り上げていました。坂城町はしなの鉄道坂城駅下車。JR時代にスタンプを押した記憶があるのですが、今回は坂城に取材に行っていないため、写真もスタンプもありません。あしからず。
投稿者:管理人
人気blogランキングへ