三筋山での風車建設問題① いよいよ三筋山風車建設が動き出した by 森田 芳夫
- 2012.10.19
- 自然エネルギー
東伊豆町々議会議員で、「風車問題を考える会を考える会」の藤井広明さんから最新の動きが届きました。いよいよ三筋山での風力発電用の風車建設に向けて建設工事事務所が開かれたとのことです。
国民の保養や健康にとって大事な伊豆半島の自然景観が、21基もの風車建設によってどう変えられてしまうのか、我々が最も懸念する問題の一つです。地元で建設阻止運動を行っている藤井さんからのお便りをそのままお伝えします。
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「すっかり秋めいて参りました。日々の活動お疲れ様です。先だっての東電現地事務所への訪問や遊歩道連絡協議会で、東電側は『三筋山風車建設を8,9月頃からやる』と表明していました。
その言葉を裏付けるように、東伊豆町稲取に関電工の現地風車事務所が設置されました。東電は(株)関電工にやらせることにし、かつて鹿島建設の現地工事事務所があったところに半年ぶりに事務所を開いたものです。おそらく道路建設は前田建設、風車を建てるのは関電工という構図でしょう。
関電工は東電が46%出資する子会社です。東伊豆町の町営風車も手掛け、東電の三宅島風車、波崎未来、六ヶ所村でも風車を建てています。関電工は平成26年の完成、稼働を予定しているとのことです。
東伊豆町では細野高原一帯で「ススキのイベント」を展開中です。町の一大観光資源として永続的に活用していく方針で、かなり観光客も入っています。しかしその頭上に巨大風車を頂くとは、一体町長の頭の中身はどうなっているのか不思議です。
今後も河津の会など3団体や心ある人と共に、東電とその子会社が伊豆の自然を破壊する無謀を広く世間に知らしめ、何としても21基の巨大な風車建設を阻止していきたいと考えています。引き続きご支援のほどよろしくお願いします。
「 風車問題を考える住民の会 」
藤井広明
( 2012年10月19日寄稿 森田 芳夫 )
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