奈良の元興寺で豆まき by 小暮 幹雄

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昨年に引き続き、今年も奈良の元興寺(世界遺産登録寺院)で、節分会の豆まきをさせて頂きました。

住職の辻村泰善師が導師を務め、10名の僧侶を従えて金堂(国宝)に入堂され、12時から法要が始まり、私も参列しました。

法要は1時間ほどで終え、その後は、金堂前で山伏による護摩のお焚き上げがあり、鎮火後には参列者が火渡りを行いました。3時過ぎには境内に設置された仮設の舞台に30名程の方々が裃姿で並び、私も裃姿を身に着けて、一緒に豆まき役をしました。奈良のキャラクターである『せんとくん』も加わり、一人一人の紹介があり、豆まきが開始されました。

元興寺は鬼の発祥の寺との由来があり、辻村住職の『福は内、鬼は内』(鬼は外ではない)の発生で一斉に福豆の入った紙袋やゴムボールを撒き、20分ほどで終了しました。豆まきには地元の子供たちも鬼のお面をつけて、楽しそうに参加していました。

豆まき後は、ご住職をはじめ、僧侶たちや豆まきをした方々と直会をしてから、私と友人は春日大社に移動し、知人の方の執り成しで、万燈籠の特別参拝に参列させていただきました。参拝後には万燈籠に点灯してから、舞楽を鑑賞しました。4日は、桜井市の聖林寺に行き、国宝の12面観音像を拝観してから、安倍文殊院を参拝してから、帰路につきました。

( 2013年3月3日 寄稿 )