観光の島、八丈島のトイレ探訪記  by 菊地正浩

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東京都亜熱帯区と呼ばれる「八丈町」は、二つの火山に抱かれた島「八丈島」。西は山頂から裾野へと優美な広がりを見せる通称・八丈富士(西山854m)。東は雄々しい渓谷に囲まれた三原山。

黒潮あらう大海原や磯、浜は魚の宝庫。太平洋を相手に釣りの醍醐味を味わう客で賑わう。シュノーケリングも盛んに行われ、水中で魚と戯れ、ダイビングで海底散歩を楽しめる海のリゾート・アイランド。海岸近くにある温泉郷は銭湯感覚で浸れる。島特有の南の植物や生き物に会え、本州と一味違う豊かな自然環境を味わえる。

八丈島の風景には心を和ませる不思議な力がある。

そんな自然観光資源がいっぱいの滞在型観光地のトイレ事情を写真で紹介する。

中之郷向里公衆便所・立派な障害者用トイレ
八丈島歴史民俗資料館 屋外トイレ少々?①
八丈島歴史民俗資料館 屋外トイレ少々?②
同上屋内トイレ 昔、島では閑所といった
抜舟の場のトイレ

 

神港港海岸のトイレ
富士箱根伊豆国立公園大潟浦園地のトイレ。左から障害者用 一般 シャワーと着替え室 背景は八丈富士
裏見ヶ滝温泉の公衆トイレ
乙千代ヶ浜海岸のトイレ
八丈富士のふれあい牧場トイレ
南原千畳岩のトイレ
都立八丈植物公園のトイレ
ホタル水路散策路のトイレ 

島の地理的事象により水不足にならず、東京都の町として上下水道も整っている。

桜の名所、伝統的な大型行事、祭りなどはなく、観光地のトイレでありながら、ピーク時対策を必要としない。都心から約290kmという離島の観光地だが、トイレで困ることはあまりない。

■八丈島への交通
飛行機:羽田空港から一日三便。所要55分。
客 船:竹芝桟橋から一日一便22時20分発。三宅島、御蔵島経由で翌朝9時50分着。

( 2013年5月21日 寄稿 )