里山さんぽ by 野﨑 光生
- 2014.10.22
- 観光による地域振興(NZ)

<里山へ>
澄んだ空気の中、里山を散歩するとなぜか心が和みます。
栃木県南部には平坦な土地が多く、田んぼや畑そして平地林が共存し、里山が広がっています。

<わらぼっち>
この時期は稲刈りもほぼ終わり、あちこちに「わらぼっち」が並んでいます。わらぼっちとは、稲わらを束ね、円錐状に置いたものです。
遠くから見ると整然と並んでいて幾何学模様が美しく、近くで見ると一つひとつの表情が微妙に異なり、生き物のようにも見えて愛嬌すら感じてしまいます。

<にんじん畑>
隣の畑に目を移すと、足下からにんじんの葉が青々と伸びています。苗が一直線に並んでおり、その先には街の家並みがぼんやりと見えてきます。どこまでが里山で、どこからが街なのでしょうか。

<里山が旅の目的に?>
地方では当たり前の風景ですが、都会では珍しいのでしょう。写真を見た都会の友人からは、「のどかな風景で、心が休まる」との感想をもらいました。
私にとって「里山さんぽ」は日常の一部ですが、都会の友人にとっては小さな旅の目的になるかもしれません。
( 2014年10月22日寄稿 )
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