台湾同窓生との交流  by 小暮 幹雄

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台湾には母校の明治学院同窓会台湾支部があります。2013年3月にも台湾支部総会に出席しましたが、今回は台湾支部長が戦前の明治学院旧制高校に留学していた同期の先輩方と共に台湾を再訪しました。私にとっては12回目の台湾行きでした。

 

2014年11月23日(日)同窓会台湾支部長との夕食を予定しておりましたが、支部長は数日前に体調を崩されて入院されているとのことで、急遽、入院されている病院へ、ツアー参加者全員と台湾在住の同窓生NさんとGさんの2名と合流して見舞いに行きました。幸いにもホテルから数分のところの病院でした。支部長は病床で数分に亘り、同期生の先輩方との再会を喜んで話されました。

支部長の病気見舞い後に、支部長の代理として娘さんと同窓生2人を交えての懇親会をいたしました。

11月24日夜は、台湾在住のNさん、Gさん、Aさんを交えての懇親会をいたしました。

11月25日昼は、台南市の郊外にある、王 金河先生(明治学院大学名誉博士)の台湾烏脚病医療紀念館を訪問して、王先生の長女に案内・解説していただきました。台湾烏脚病医療紀念館には明治学院名誉博士号任命証と名誉博士のガウンも展示されていました。明治学院の同窓生が初めて訪問されたことに大変喜んでくださいました。そして、娘さんから、明治学院に対して9万元(約40万円)の寄付金の申し出がありました。


 

烏脚病は井戸水に含まれていたヒ素が原因で手足の先が黒く変色して壊疽状態になり、切断しないと死に至る病気です。王 金河先生は無料にて治療・手術をされていました。台湾政府からも勲章を授与されており、台湾のシュバイツワーと言われております。私は、3年前に母校のチャペルでの名誉博士号伝達式に出席し、一昨年3月には台北のご自宅を訪問いたしましたが、残念ながら王先生は昨年3月に天国に召されてしましました。


 

帰国後の27日には、台湾在住の同窓生のGさんに託してお見舞い品を支部長へ届けて頂き、支部長は23日よりは少し元気になられて、ベッドから降りて少しだけ歩かれたとの報告を受けました。

 

 

( 2015年3月4日寄稿 )