手漉き和紙の里(KK)

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☆『日本の手すき和紙技術』が無形文化遺産に登録決定 ☆  旅ジャーナリスト会議会員、菊地正浩氏による「和紙の里」へ誘う決定版!!

  • 2014.11.27

  発行所 ㈱草思社 ☎03-4580-7676 定価本体2500円+税      大陸から製紙が到来して約1400年、果たして手漉き和紙は生き残れるのだろうか。そんな思いを抱きながら日本列島の紙里を旅することにした。 かつて欧米人は「木と竹と紙の文化」と日本を紹介している。歌舞伎や落語、相撲、書道、茶道などでも和紙なくしては始まらない。便箋や着物(紙子)が常用され、今も着ている地方がある。風物詩である鯉のぼり、花火、凧揚げなど庶民的なものから、奈良のお水取りで着る裃、正月に宮中で行われる歌会始の紙、先日の衆議院解散で使われた、天皇陛下の詔書など数え上げたらきりが […]

手漉き和紙の里~米沢の蚕卵紙  by 菊地 正浩

  • 2012.10.13

   山形県米沢市は県南東部に位置。東部は奥羽山脈、南部から西部にかけては吾妻連峰に属する山岳地帯。北部中央に米沢盆地に含まれる平坦地が開けている。  南部山岳地帯を発源とする梓川、羽黒川、松川、大樽川、小樽川などの諸河川が北部平野部を潤す。   「さみだれを あつめて早し 最上川」   (芭蕉)   ~折からの五月雨の雨量を集めて、最上川は満々とみなぎり、 本流となって流れ下っていることよ~    最上川の源流から米沢盆地を流れる情景をしばしの間眺めていたのであろう。  米沢は伊達・蒲生時代を経て、慶長年間(1596~1615)に入り、会津1 […]

BS11「宮崎美子のすずらん本屋堂」テレビ出演のよもやま話  by 菊地 正浩

  • 2012.08.28

   8月21日(火)PM10・00~11.00、クイズでお馴染み「インテリ美女軍団の宮崎美子さん」が司会、話題の本について著者とのトークが人気を呼んでいる番組です。  そこで、私の新刊『和紙の里探訪記』が紹介されました。    日本BS放送はJR御茶ノ水駅近くにあり、二つの最新スタジオを備えています。ここからバーチャリティなどの新技術を駆使した映像をお茶の間に送っています。特殊なCGスタジオ(バックや床が緑色)でスーツやネクタイ、小物など緑色の物は身につけられません。  当日の午前11時スタジオ入り、数日前にディレクターと話しをしましたが、はじめて台本を渡されます。女性の […]

☆お知らせ!☆ 8月21日(火)22時~ 旅じゃ会員 『 菊地 正浩 』 氏がテレビに出演!!します

  • 2012.08.18

   旅じゃ会員・菊地正浩氏が5年以上にわたり現地取材をし、心血を注いで執筆してきたテーマ「手漉き和紙の里」が、いよいよ一冊の本となって出版の運びとなりました。     書名『和紙の里 探訪記-全国三百ヵ所を歩く』 8月20日(月)全国発売 草思社(電話03-4580-7676)、四六判上製、312頁、定価/本体2500円+税    日本の伝統工芸である「手漉き和紙」が、今世紀中に消え去るとの危惧を抱き、全国を歩いて調べ上げた、著者の執念の結晶ともいうべき一冊です。このユニークな刊行は、マスメディアの注目を浴びることとなり、早くも出版の翌日に放映されるテ […]

手漉き和紙の里(20)~見捨てられた石神(いしがみ)和紙~  by 菊地 正浩

  • 2009.08.22

新田川から信田澤方面と深野方面  福島県磐城国相馬郡石神村信田澤(しださわ)・深野は原町市(現・南相馬市)の奥に位置する。原町は阿武隈高地を発する太田川、新田川が東流し太平洋へ流れこむところである。地名は江戸時代に陸前街道(浜街道)の宿駅であった原ノ町からの由来で、相馬中村藩の陣屋も置かれていた。昭和29年(1954)、原町と高平、太田、大甕(おおみかみ)の3村が合併して市制となる。同31年、石神村を編入。2006年、原町市、鹿島市、小高市3市による平成の大合併で南相馬市となった。  この地が手漉き和紙の里になったのは、天明の飢饉に農民の窮乏を救うため、加賀藩から土佐流の紙漉き職人を呼んだのが […]

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