過去のアーカイブ

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2009ヨーロッパ鉄道旅日記7

  • 2009.08.20

北の渡り鳥線 おもちゃ箱の様な町ツェレを後に、北欧の最初の訪問地コペンハーゲンに向かう。ツェレからハンブルグ乗り換えで約490キロの列車旅である。ハンブルグまでは通勤時間帯の区間急行に乗り込む。  列車旅での一番大変な仕事がトランクの積み降ろしの作業だ。ヨーロッパでは長編成列車が多いので、必ずホーム案内板で車両停止位置を確認し、目的車両の停止位置で列車を待つ。列車到着と同時に、男性2人でそれぞれ車両のデッキ側とホーム側に分かれ、トランクの受渡しを効率よく行う。我鉄道旅の鉄則で、この作業から鉄道の旅が始まる。  ハンブルグから乗車のドイツICEは、スタイルや車内の豪華さは最新ICE-3と同じだが […]

北海道の動物たち(第5回タンチョウ)

  • 2009.08.18

ツル目ツル科ツル属。全長130~140cm、翼開長220~230㎝、体重7~10kg。羽毛は全体に白く尾も白いが、長くて黒い風切羽に覆われているため、立っている時はこの羽が垂れて黒い尾羽のように見える。頭頂から後頭部は皮膚が裸出して赤く、これが「タンチョウ(丹頂)」の名前の由来。道東の湿地帯、主に釧路湿原に生息する特別天然記念物。アイヌ語ではサルルンカムイ(湿原の神)と呼ぶ。日本で見られる7種のツルのうち、唯一日本国内で繁殖する。  江戸時代から明治時代にかけて乱獲され、一時は絶滅したとみられていたタンチョウ。1920年代に釧路湿原で再発見され、1940年代から保護の取り組みが本格化した。保護 […]

『天地人』第33回「五人の兼続」

  • 2009.08.16

 とうとう知り合いのレキジョさんが恐れていました鬚面の兼続になってしまいましたね。ついでに三成も鬚面。イケメンというのは鬚があってはだめなんでしょうか。童顔ばかりですからどうしても鬚で老けさせることになってしまいます。でも、たしかに妻夫木兼続殿は宝塚の男装の麗人みたくなってしまうんですね。これはちょっと……。  今回は関白秀次の切腹から始まり、三条河原で妻子の処刑。悪の三成本領発揮かと思えば、またもやあのうざい初音が出てきて「彼って突っ張っているけど本当はやさしい人なのよ」みたいなこと言い出します。たしかに三成が秀次を庇った話は『武功夜話』にもありますが、どうも前回とのギャップがぬぐえません。 […]

北海道の動物たち(第4回ゴマフアザラシ)

  • 2009.08.11

ネコ目アシカ亜目アザラシ科。体長160~170㎝、体重70~130kg。「ゴマちゃん」として人気のある、北海道ではもっともよく見かけるアザラシ。名前のとおりゴマのように見える文様が特徴。冬になると流氷と共にやって来て、氷の上で出産・育児を行い、流氷が消滅すると北上していく個体が多いが、道東の風蓮湖や野付半島などに留まる個体もいる。  私はアザラシが好きだ。三度の飯より好きかと聞かれると難しいが、アザラシマニアを自負し、毎年のようにアザラシに会うために北海道へ行っている。この5年間で会えなかったのは07年だけで、マニア内では“アザラシの聖地”と呼ぶ紋別市の「とっかりセンター」へは3回詣でている。 […]

『天地人』第32回「世継ぎの運命(さだめ)」

  • 2009.08.09

時代は文禄2年(1593)、世継ぎの秀頼が生まれ、豊臣家に暗雲が立ちこめるところです。秀吉の養子として秀俊(上地雄輔)と秀次(眞島秀和)が登場。秀俊って最初誰だったっけとわかりませんでしたが、のちの小早川秀秋だったんですね。でも秀俊が養子に入ったのは天正13年(1585)で、まだこのときは数え12歳ですよ。いくら童顔(失礼!)の上地君でも12歳を演じさせるのはムリがありましょうに。  で、秀俊が毛利家へ養子に出されそうになっているところ、毛利輝元から秀俊を上杉家への養子にともちかけられ、さすがの景勝・兼続主従も困惑した様子。もっともこんな話はドラマの創作で、実際は毛利家に送り込まれるところを叔 […]

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