2009年度の大河ドラマは『天地人』の直江兼続

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4月26日、NHKは再来年の2009年度の大河ドラマを、上杉景勝の家臣・直江兼続(1560~1619)を主人公とした火坂雅志氏の小説『天地人』(上下巻・日本放送出版協会刊)とすることを発表しました。脚本はNHK朝の連続テレビ小説『どんど晴れ』でも知られる小松江里子。主演などは現時点では発表されていません。
直江山城守兼続は樋口兼豊の長男として生まれ、早くして謙信の養子景勝の近侍として仕えました。その後、景勝の側近である直江信綱が毛利秀広に殺害されると、景勝の命で直江景綱の娘・お船の婿として結婚し、直江家の名跡を継ぎます。上杉景勝の重臣として仕えましたが、天下人豊臣秀吉にもいたく気に入られ、慶長3年(1598)に景勝が会津120万石に加増されて移封されると、兼続には出羽米沢に30万石という破格の所領をもらっています。秀吉死後、関ヶ原の戦いが起こると、徳川家康は難題をふっかけます。このとき兼続が書いた直江状(後世の創作ともいわれる)が家康を激怒させ、上杉景勝の討伐に向かうことになります。その隙に石田三成が上方で挙兵し、天下分け目の関ヶ原の戦いが起こったのです。関ヶ原の戦いは引き返す家康を景勝が追撃しなかったため、結局勝機を逃してしまいましたが、このとき直江兼続の米沢30万石がそのまま上杉家の領土として残り、米沢藩として幕末まで存続することになります。
さて、この兼続で活性化が期待できるのはやはり新潟・山形になるでしょう。兼続の生誕地は旧与板町(現南魚沼市)の与板城で、麓の資料館には兼続の像もあります。最寄は上越線の六日町駅になるのですが、北越急行の分岐点でありながら、いつも新幹線接続の越後湯沢から特急に乗ってしまうため素通りしてしまうんですね。
そして山形県といえば忘れてならないのが、当会員の観光カリスマ工藤順一氏です。そして6月3日(日)の旅ジャーナリスト会議総会は15時30分から「アルカディア市ヶ谷」で行われ、セミナーの講師が工藤氏なのです。15時30分から17時30分が総会・セミナーで、17時30分から19時30分が懇親会になりますので、皆様ふるってご参加ください。
なお、工藤氏のホームページはhttp://samidare.jp/kudou/です。
そしてマドンナ田村氏の司会にもご注目ください。
投稿者:管理人
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