鉄道で巡るヨーロッパ心の旅5

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何て美しいんでしょう! アルテマイン橋の川面に映るのは、マリエンブルグ要塞の夜景です。そしてマリティムホテルの超豪華な朝食に舌鼓を打つ。皆さん、たった一泊だけなのに、ヴェルツブルグを「再び訪れたい街」のベスト3に入れたようです!
今日はヴェルツブルグ駅に荷物を預け、中世の面影を残すロマンティック街道の街ローテンブルグへ、ローカル列車で日帰りの旅です。ロマンティック街道は、ローマ時代に造られた歴史遺産の道ですが、車でしか訪れることができない美しい街が点在しています。
この街道沿いに、フランクフルト=ミュンヘン間どちらの都市からも、朝8時出発して夜9時に到着する1日1便のヨーロッパバスが運行されており、街道めぐりにはとても便利です。以前はユーレイルパス保持者は無料、途中ローテンブルグで約1時間半の停車時間があり、散歩程度の観光もできたのですが、今ではユーレイルパス保持者でもバス運賃は4割負坦。またローテンブルグも30分程度の停車に変わってしまい、フランクフルトからミュンヘンまで直行する場合は、ほとんど車窓観光になってしまいます。バス利用の場合は、途中、気に入った街で下車して一泊したり、また、駅のある街で、鉄道と組み合わせるのも旅プランの一つですね。
他に、JALユーロエクスプレスやVISTANAドイツ号などの観光バスが、フランクフルト=ミュンヘン間を走っており、昼食付き・日本語ガイド付きで16,000円。チケットは日本の旅行代理店などで購入できます。ただし、これらの観光バスは、出発の曜日が決まっているので要注意です。
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私たちの旅は、今日中にミュンヘンへ移動予定のため、あえて鉄道を利用し、駅があるローテンブルグの街だけを観光することにしました。ヴェルツブルグからはミュンヘン方面への本線普通列車に乗り、途中駅シュタイナッハで、ローテンブルグまでの真っ赤でスマートな2両編成の汽動車に乗り換えました。
約1時間余、車窓からドイツののどかな田園風景を楽しみながら進みます。ローテンブルグまでの列車の中は日本人出没度ゼロ! 乗り合わせたドイツの人々とは、言葉よりジェスチャーのほうが気持ちも伝わるようです。まるで御近所同士のようなふれあいの場は、これぞ鉄道旅ともいえるひとときでした。
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ローテンブルグ(オブ・デ・タウバー)駅から徒歩15分。最初の城壁の入口、カルゲン門をくぐって中世の街に入ります。色彩豊かで美しく、古い歴史ある街並みが、現代の生活の中に自然に溶け込んでいる。皆さん感動したようです。そして、各人自由に、ローテンブルグの街を堪能しました。再びヴェルツブルグに戻ると、ドイツ自慢のICE高速列車でミュンヘンに出発です。
パート6につづく
投稿者:にわあつし
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