2007年度後期セミナー

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12月1日(土)14時より、江戸東京博物館学習室2で2007年度後期セミナーが行われました。セミナー参加者は33名。本日の講師は旅ジャーナリスト会議代表で、『ブルーガイドパック』で旅行書の全盛を築いた元実業之日本社常務の森田芳夫氏。主題は『旅行主義』第4号にもありました「旅行書の今日と明日」です。伝説のカリスマ編集者の講義が聴けるチャンスは大変少ないのでもっと多くの人に聞いてほしかったのですが、若い編集者だけでなく現役の出版関係者なども殺到し、1時間30分におよぶ森田氏の熱演に皆聞き入っている様子でした。
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森田氏は謙虚な人柄で「楽隠居の思い」などと副題に謳っていましたが、カリスマ編集者を出版業界人が放っておくはずもありません(その一人が管理人)。当日、即売しました『懐かしい風景に出会うローカル線の旅』(人文社)で編集顧問をされているように、まだまだ森田氏は休めそうにもありません。やはり森田氏の時代ですごいと思ったのは、画一化されてしまった旅行書とは違う視点をもっていたことで、なかでも分かりやすい絵地図やパノラマ写真などを盛んに取り入れたことです。今回はセミナー参加者全員に教材の『旅行主義』第4号が配布されたばかりか、森田氏から飛騨の大パノラマ絵図、菊地正浩会員からマル秘DVD、稲葉修三郎会員から民宿「てっぽう」の栞などの豪華プレゼントもありました。
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森田氏の熱演終了後は、特別ゲストの人気鉄道旅行作家てんきゅうさんでおなじみの松本典久氏に「鉄道旅行の楽しみ方」を語ってもらいました。昔と現在の写真を比較した路面電車や蒸気機関車などをスライドで紹介しながらの30分。懐かしい写真と少年時代に撮影したSLの写真、初志貫徹と申しましょうか。本当に趣味が特化して鉄道旅行作家になってしまったかのようです。
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セミナー終了後、近くの「ちゃんこ江戸沢総本店」で懇親会を行いました。懇親会参加者は26名。2時間飲み放題のコースで大いに盛り上がり最後は皆さんで記念撮影をして、楽しい1日を終えました。とくに長年、森田氏編集の旅行書やてんきゅうさんの鉄道本などを愛読していた愛知県在住のドラえもん氏は感動の渦に巻き込まれていました。いま流行の鉄男くん、鉄子さんが知ったら歯ぎしりしてうらやましがったことでしょう。でも、まだチャンスがないわけでありません。今度とも当ブログをこまめにチェックしてくださいね。希望者が多ければまだまだアンコールも可能ですから。
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超豪華メンバーと記念撮影。左からカリスマ編集者森田芳夫氏、飛ぶ鳥落とすレイルマンフォトオフィスの山崎友也カメラマン、人気鉄道旅行作家てんきゅうさん、長年の愛読者ドラえもん(この体制がある限り出版界は不滅です!)
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