ヨーロッパ鉄道心の旅2-7
- 2008.07.07
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スイス「ベルンの熊」
世界遺産の街ベルンは、少し小雨混じりの天気だ。しかし、この街は歴史ある長いアーケードが続き、雨天の観光にはさほど影響がない。アーケード下の商店街は買い物客で活気にあふれ、品数も豊富で値段も安く、スイスでのショッピングルートとして必ず旅のコースに入れる、私のおすすめの街である。
昨年訪れた時に工事中だった、ベルン中央駅前の市電のターミナルも新装され、ターミナルからは石畳に敷設された軌道を、カラフルな塗装のトラムが引っきりなしに出発してゆく。
幾度と訪れているベルンだが、まだ見たことがないのが、この街の名付けのシンボルである熊で、今回、一番始めに街外れの熊公園を訪れた。登別温泉の熊牧場のように、手を挙げ餌を求める獰猛な熊たちがたくさん待ち構えているかと思いきや、なんと、大きな熊が一匹だけ丸い濠の中に、きょとんとした顔で寝そべっていた。その姿はとても寂しそうなベルン熊だった。
つづく
投稿者:にわあつし
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