『天地人』第11回「御館の乱」

NO IMAGE

 前回はなんとか視聴率が22.2%まで回復し、なんとか20%切りを防ぐことができて何よりです。ところで、前回「毒を食らう」→「二人の養子」、今回「鬼の面」→「御館の乱」とテレビガイド予告からタイトルの変更があったようですが、なぜなんでしょうか。理由を知っている方がいれば教えてください。
 本題に入ります。本丸を乗っ取ったのもかかわらず、仙桃院のもとへ駆けつけ、景虎と鉢合わせになる兼続。腕を切られますが、なんとか仙桃院に助けられます。結局、景虎を説得できず御館の乱が始まります。でもまだこの時点で政庁となる御館は出てこず、春日山城内での戦いが繰り広げられます。お船は仙桃院のもとへ駆けつけ、景勝の陣に移ることを勧めますが、仙桃院はこれを拒否。さらに兼続のもとへ行き仙桃院のメッセージを伝えます。兼続が「鬼にならねばならぬ」といえば、お船は「そなたが鬼なら、わらしは夜叉になろう」といい、妖怪夫婦の誕生です。これが予告でのタイトルだったのですが。妻夫木兼続では険しい表情に乏しかったのでしょうか。しかし、まだ夫の信綱が存命なんですけど……兼続とお船の仲を羨む信綱には哀愁が漂っておりました。
 一方の播磨の書写山では羽柴秀吉と明智光秀が面会。光秀は謙信を誉め、信長の悪運が強いと云ってへらず口を叩きます。吉川信長も自分の覇道に疲れている様子で「謙信ならばこの俺を止めることをできたであろうに」とつぶやき、そこに初音が「鬼になりなされ」と慰めます。だからどうしてタイトル変更しちゃったのでしょうかね。
 2カ月におよぶ攻防の末、景虎は春日山城を撤退し、御館に移ります。このとき華姫が死を決意しながら景虎についていくといい、鬼の表情だった景虎に束の間の安らぎが。一方の景勝側は兵糧が尽きかけているところで次回に続きます。
 あと、他の先生方の批評も併せてお読みください。
橋場日月先生『日次記(ひなみき)』
 史跡紀行では引き続き新潟県上越市が登場。春日山城の上杉三郎屋敷跡、御館跡、十念寺、居多神社、居多ヶ浜などが紹介されました。十念寺と居多ヶ浜以外は行ったことがあります。居多神社の宮司をつとめる花ケ前盛明氏は、上杉謙信や直江兼続研究の第一人者として知られ、歴史関係の著作を多数出していいます。今回は最寄のJR直江津駅とスタンプ、居多神社と五智歴史の里にあったスタンプをUPします。
naoetsueki2.jpg naoetsuekistamp.jpg
kotajinja.jpg gochirekishinosato.jpg
『天地人 直江兼続』(メディアボーイ)をまだ購入していない方は、ぜひこちらからご覧になって購入してくださいまし。
投稿者:管理人
【人気blogランキングへ】