『天地人』第24回「戸惑いの上洛」

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 話が急展開して随分とアップテンポな曲が流れておりました。利休の娘お涼(木村佳乃)登場。利休の娘ですが、実在ではっきりしているのは6人の娘のうち「吟」「三」「亀」の3人だけで、お涼という人物は見当たりません。のちに秀吉に気に入られて側室に求められたが断って、利休自害の遠因になったのは次女の三ですが、このあたりはお涼とからんでくるのでしょうか。
 上洛して上方の作法も知らない景勝と兼続主従。お涼のアドバイスを聞きながら連日大名家への挨拶回り。せっかく謙信公の太刀を奉納したのに、お涼が用意した金の太刀袋を喜ぶ秀吉。これに対し景勝はかなり精神的なショックを受けた様子です。反三成派ということで、ピエロにされてしまったのは福島正則(石原良純)。女遊びに景勝を呼んでおかしな踊りで盛り上がっているし、竹内流柔術でお涼に投げ飛ばされてしまうわで、正則ファンが見たら激怒することでしょう。たしかに正則の妻は恐妻で長刀で斬りつけられて逃げ出した逸話がありますが、石原良純が演じている時点で哀れさを感じます。
 で、もってお涼も兼続に好意を寄せる様子で、今度は兼続をめぐってお船・初音とのしのぎ合いでも始まるのでしょうか。まったくもってバカバカしくて眠気がおそいながら意識朦朧で見ていた今回でした。景勝は挨拶回りの疲労からか倒れてしまうし……。たしかにスーツで身を固め営業回りが大変なサラリーマンの悲哀が浮き彫りにされていました。
あと、久々に先生が批評書いてくれましたので、こちらも併せてお読みください。
桐野作人先生『膏肓記』
 史跡紀行では京都市の三条大橋、平安神宮外苑(左京区)、本圀寺(山科区)などが紹介されました。平安神宮外苑や本圀寺は未訪ですが、本圀寺は黄金の鳥居や梵鐘、灯籠などがあって興味深いですね。本圀寺最寄の京都市交通局・京阪京津線の御陵(みささぎ)駅にはスタンプがありませんので、今回は撮影した三条大橋と京阪三条駅のスタンプをUPします。
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投稿者:管理人
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