みやげの判断に迷う外郎

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ナゴヤのおみやげで有名なのは外郎(ういろう)ですが、2大メーカーは大須ういろと青柳ういろうです。ややこしいのすが大須は「ういろ」で、青柳は「ういろう」なのです。ナゴヤではテレビやラジオで嫌というほど聴かされるのが、両社のCMです。
『大須ういろ・ないろの歌』(午後3時の時報とともにラジオで流れる)
わーい、3時だ!大須ういろの時間だ。
ボンボンボーンと時計が三つ
坊やオヤツを食べました
とろーりとろけて、とーろりーんーこー
二つの赤い堤灯の
大須ういろとないろーでーすー♪
『青柳ういろうの歌』
悔しかったら言ってみな
白・黒・抹茶・あずき・コーヒー・ゆず・さくら
七つの味を残らずポィ、ポポポィのポィポィポィ
あおやーぎういろうー食べちゃったーぁ♪
(新バージョン)
ポポポィのポィ、お口へポィ
白・黒・抹茶・上がり・コーヒー・ゆず・さくら
七つの味を残らずポィ、ポポポィのポィポィポィ
あおやーぎういろうー食べちゃったーぁ♪
上がり→あずき→上がり と一度変わって戻っています。
ところで青柳の7つ味ですが、現在はコーヒーとゆず味はつくっていないそうです。このCM、しばし忍者の合言葉の暗号のようにナゴヤ国で使われ、「白・黒・抹茶」といわれたら、すぐに「上がり・コーヒー・ゆず・さくら」と答えなければ、ナゴヤ人でないことがばれてしまいますし、知らなければナゴヤ人として認めてもらえません。ところが僕の世代では「上がり」が「あずき」になっていて、ナゴヤ人の間でしばし論争になります。
ナゴヤ国へ帰省してみやげを何にするかで迷うのが、このういろです。「みやげには重いもんがええ」というのはナゴヤ人の発想ですが、このモチモチとした食感は、食べなれていない関東や九州の人には合わないみたいです。また、箱型のものを買ってしまうと、ファミリーならいいのですが、一人で封を切ると一度に全部は食べられず、冷蔵庫に入れても日がたつとカチンカチンになってしまうのがネックです。最近は一口サイズも売られていますが、これとて好き嫌いのギャップがあるので購入には戸惑います。
ちなみに餡が苦手だった僕は子どもの頃から大好きだったのですが、餡が好きな兄は子どもの頃はあまり好きではなかったようです。でも、ナゴヤ人はCMソングのすりこみによって、だんだんと食いたくなるように育てられてゆくのです。
投稿者:管理人
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