『風林火山』第31回「裏切りの城」

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せっかくドラマをタイムリーで見たにもかかわらず、回線障害でインターネットにつながらなくなり、更新が復旧した翌日午後になってしまいました。
タイトルと番組の中身のギャップがぬぐえません。晴信の姉北の方が死去し、今川との同盟関係が崩れるというので、晴信は娘の菊姫を今川と縁組させようとします。菊姫は史実では上杉景勝の妻になるのですが……。それにしてもチョイ役で出てくる美瑠姫のほうが気になります。笠原清繁の子と思われる男子を出産し、ちょうど四郎勝頼と同年代で設定されていますが、藤王丸というのは小山田信茂(幼名:藤乙丸)を思わせる創作の人物。もちろん小山田信茂をモデルにしているのはいうまでもありませんが、なぜ勘助亡き後の伏線までこのドラマでやるのか意図がよくわかりません。藤王丸の存在になぜかびびる信有。たしか砥石合戦で重傷を負って、それが元で亡くなるのですが。
このドラマでは砥石崩れの敗戦の前に、幸隆がしゃしゃり出ます。『三国志』に出てくる「苦肉の計」を使って、偽りの内応をさせて角原氏を痛めつけ、その謀略によって矢崎氏は討ち取られます。ただの農民であった平蔵が、弓の名手になり、ヒサと結ばれて、幸隆の謀略まで見抜くようになるとは、こちらの成長のほうが微笑ましく思えたりもします。しかし幸隆末弟の常田隆永が村上陣営にいて、幸隆の誘降にも耳を貸さないとはすごい設定ですな。
勘助はまったく出番がなく、長尾景虎に鉄砲をもって面会しますが、なにか見透かされた感じ。「百挺用意しろ」といわれ、越後に留め置かれる勘助。果たしてどうなりますことやら。
史跡紀行では和歌山県岩出市の根来寺を紹介していました。JR和歌山線岩出駅が最寄ですが、バスの便はJR阪和線紀伊駅が近そうです。南紀方面は久しく旅しておりませんので、スタンプはありませんが、先日、武田勝頼公終焉の地・天目山へ行ってきましたので、その写真とスタンプをUPします。
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天正10年(1582)2月、信長が武田討伐の兵をあげると、武田家臣団が次々と寝返り、小山田信茂の岩殿城(山梨県大月市)を頼ろうとしますが、ここでも裏切りにあい、天目山で最期を遂げました。ここは現在は山梨県甲州市ですが、2005年11月の合併以前は大和村でした。駅名も最初は初鹿野でしたが、1993年5月に「甲斐大和」と改称しました。わたしの旅スタンプも駅名改称にともない、新しいのがつくられましたので、状態もまだよいといえます。勝頼公の墓がある景徳院へは徒歩30分。旧村営バスもありますが本数は少ないです。2002年には駅裏手に勝頼公の像も建てられました。
投稿者:管理人
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