『篤姫』第4回「名君怒る」

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徹夜明けになってしまい、急な仕事も入ってきて48時間近くまもとに眠れなかったので、タイムリーでは観ずに、ビデオ録画にしてあとで観ることになりました。それにしても篤姫の視聴率が伸びる一方、やっぱりドラマのつくりが以前より丁寧になっているからでしょうか。とりあえず今のところは……。
しかし、於一の言葉使いなんとかなりませんかね。「えーっ」「すごーい」とか時代に適さないと、一緒に観ておられた歴史作家で代々木ゼミナール人気講師の高木浩明先生が申しておりました。なんか於一って柳原可奈子のキャラがかぶりすぎてませんか。
今回は斉彬が藩主就任したのに、忠教(のちの久光)一派は処罰されず、謹慎処分になっている大久保にも赦免がないので、不信に思う於一たち。そこで藩主とのお目どおりに対し、於一が斉彬にこのことを問いただします。脇にいた小松清猷がいい味出しています。結局、お由羅騒動の原因となったお由羅ですらお咎めがありませんでしたから、このあたりを強調したかったのでしょうか。だったら大久保だけでなく、お由羅や忠教の視点での動向も出してほしかった気がします。
於一の問いに対し、「争いは争いを生むだけ」という斉彬。「信じれんのなら国を出てゆけ」と於一にいいますが、タイトルの「怒る」というニュアンスにはちょっと。僕はもっと斉彬の逆鱗に触れて、手討ち寸前になるところを期待していたのですが(これでは志村けんのバカ殿か)。
ということでタイトルは毎度拍子抜けしてしまいますが、ドラマの構成はまずますです。ただ、今回は結構あまり知られていない人物が多いので、もう少し説明があったほうがいいと思うのですが。於一に一目惚れする忠教の子右近って、久光の次男久治ということが分かりましたが、これって脚色ですよね。
史跡紀行では仙巌園(磯庭園)の反射炉跡と照国神社を紹介していました。磯庭園は市街からはずれた海沿いですが、ここはカゴシマシティビューの循環バスで行くのが便利です。鹿児島本線も海沿いを走っていますので、本当はここに駅があるとすごく便利なのですが。今回は磯庭園のスタンプと照国神社の探勝園にある斉彬・久光・忠義の像(左から順)をUPします。照国神社境内には照国文庫資料室もあり、100円で入館できますよ。
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投稿者:管理人
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