『篤姫』第37回「友情と決別」

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 薩摩が勅使とともに江戸入りし、幕政改革を上奏しますが、当の老中たちはぶらかし戦術。しびれを切らした薩摩は襖の奥に刺客を忍ばせる脅迫外交にて、老中に幕政改革を承諾させます。これには天璋院様も怒り心頭。家定の命日にかこつけて寛永寺に寄った帰り、久光のもとを訪ね、「もう二度と会うことはなかろう」と実家と決別します。これってタイトルの「友情」というのは変ですね。友情というより「故郷」でしょうが。
 政治総裁職になった松平春獄と小松帯刀が面会している際に勝麟太郎登場。これが小松と勝との初対面となりますが、相変わらず北大路欣也さんの勝はいい味出していますね。史実とは年齢がかけ離れていますが、勝の老獪ぶりがおかしい。「力でなく心で人を動かすのです」--これって『三国志』の諸葛亮孔明のセリフにも出てきたような……。
 この事態に和宮が天璋院のもとを訪ねますが、和宮が「故郷を捨てることなど私にはできません。天璋院様も同じ」と答え、そのことに気づいた天璋院様は将軍にお願いして、小松帯刀との面会を申し出ます。ここで「私は徳川を守るが、あなたは故郷の薩摩を守ってほしい」と再会を約束。だから友情と決別というのはおかしいちゅーの。
 で、久光が本国薩摩へ帰る際に生麦事件が起こり、リチャードソンが斬られます。桐野先生のブログにもありましたが、この部分はもう少し丁寧に描いてほしかったですね。無理やり最後に押し込んだ気がします。
 そのため史跡紀行では生麦事件の場所を取り上げるでもなく、勝海舟の故郷である東京都墨田区を取り上げていました。そういえば生誕地の両国公園は行ったことあるのに碑を撮り忘れてしまいました。たしか吉良邸へ取材に行ったときに通ったのですが、海賊ブランコに目をとられ肝心の生誕地碑を撮り忘れていました。これって名古屋市中区大須の裏門前公園にもあるようですが、作者は同じ人なのでしょうか? スタンプはJR両国駅をUPしておきます。
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投稿者:管理人
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