『篤姫』第42回「息子の死」

NO IMAGE

 ここにきて駆け足で進むドラマです。ホームドラマもここまで徹底し、歴史的な事件をすっ飛ばすのは少々消化不良を起こしそうな気がしますが。ただ、僕のほうも年が暮れるにつれ、日増しに慌しくなっており、コメントが短くなりがちですが、そのあたりはご理解願えればと思います。
 やはり出ましたな坂本龍馬の新婚旅行。それについに小松帯刀が浮気を打ち明け、妻に詫びる。まぁ、このシーンは女性には受けるでしょうな。ここでお龍が帯刀の妻お近を説得します。龍馬の新婚旅行の地は霧島温泉郷の塩浸温泉。本数の少ないJR肥薩線嘉例川駅が最寄ですが、地図から判断しても3km以上は離れています。修学旅行で林田温泉へ行ったことはありますが、クルマがないとやはり不便。龍馬の足跡をたどるとなると取材者泣かせでありますな。
 ところでこの新婚旅行、桐野先生のご指摘にもありましたが、龍馬夫妻は塩浸温泉ですが、小松夫妻は栄之尾温泉で、同じ霧島温泉郷でも結構離れています。しかも10月16日の読売新聞には小松帯刀とお近が龍馬より10年前に新婚旅行に出かけたという説が浮上しています。たしかに龍馬夫妻を日本初の新婚旅行とするのは、かなり不確定な要素が多いという話を聞いたことがありますが、やはり日本人の心象として龍馬を日本初にしておきたいのでしょう。しかし、夫婦で湯治というのはもっと以前からありそうな話。ひょっとしたら聖徳太子が日本初なんてことも十分あり得るわけでして……。
 一方、将軍家茂は21歳の若さで他界します。死因は脚気衝心といわれていますが、虫歯がひどかったという説もあり、よく分かりません。ただ、あの若さで国事を背負えば心労は並大抵のものではないでしょう。先日、某テレビドラマで天璋院と勝海舟が共謀して殺したなどとやっていましたが、こういう無茶な話に肖像写真を所蔵先などから借りるものですから、最近は所蔵先もかなり神経を尖らせているようで、おかげで写真を借りるにも大変なご時世になってきました。そのうえ、スケジュールだけは早くて時間はなく、世も末でございますな。
 史跡紀行では鹿児島県霧島市の霧島温泉郷・塩浸温泉や霧島神宮などを紹介していました。もちろん、未訪の地。でも取材で行かなくてはならない場所でもあり、金も時間もなくて困ったものです。スタンプ・写真もありません。あしからず。
 
投稿者:管理人
【人気blogランキングへ】