初春の香りをお届けします。

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 今年の初詣は大変な人出だったと報道されました。不景気になると八百万の神に縋る民族「日本人」、皆さんは如何でしょう?
 是非はともかく年々参拝が増えているのが「靖国神社」です。初詣から始まり年間600万人以上の人が参拝するまでになりました。以前は遺族である年配者が中心でしたが、昨今は男女を問わず若者や外国人が多くなりました。
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 さて、対照的にひっそりとしているのが「千鳥が淵戦没者墓苑」です。ここには海外で戦死し、これまでの遺骨収集で帰国したものの、身元不明のため引き取り手のない、約35万柱が埋葬されております。もちろん、未だに海外で眠ったままの遺骨は100万柱を超えるのです。喧騒な都心にありながら、この静寂な墓苑には訪れる人も少なく、ひっそりとしたお正月を迎えております。そんな墓苑内では早くも春の訪れを感じさせるかのように、青空の下で紅梅が咲いています。その下には綺麗な春を告げる花も咲いております。
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 もうひとつ墓苑内にあるものをご紹介しましょう、「細石(さざれいし)」です。国家「君が代」にある細石です。小さな石が長い間に沢山集まり、固まってこのような大きな巌(いわお)となります。長野県の諏訪大社にも置いてあります。細石に興味のある方は一度参拝がてら見るのも良いでしょう。なお、献花の菊は一本100円です、どうぞよろしく。
投稿者:菊地正浩
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