『天地人』第33回「五人の兼続」

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 とうとう知り合いのレキジョさんが恐れていました鬚面の兼続になってしまいましたね。ついでに三成も鬚面。イケメンというのは鬚があってはだめなんでしょうか。童顔ばかりですからどうしても鬚で老けさせることになってしまいます。でも、たしかに妻夫木兼続殿は宝塚の男装の麗人みたくなってしまうんですね。これはちょっと……。
 今回は関白秀次の切腹から始まり、三条河原で妻子の処刑。悪の三成本領発揮かと思えば、またもやあのうざい初音が出てきて「彼って突っ張っているけど本当はやさしい人なのよ」みたいなこと言い出します。たしかに三成が秀次を庇った話は『武功夜話』にもありますが、どうも前回とのギャップがぬぐえません。それにしても家康は悪ぶりが徹底していますね。秀次の切腹に対して三成の至らなさを責める家康。えらく的を得ている気もしますが、ここで無口な景勝が「主の責めを家臣に求めるのはご検討違いで姑息な手段」と言い放ちます。家康からイジメを受ける三成に対し、景勝が救いを求めた形で、これが関ヶ原の伏線となるのでしょう。
 で、もって今回のタイトル。まぁなんとなく分かっていましたが、兼続が分身の術を使うわけでもなく、景勝が吐いたセリフだったんですね。兼続が5人いれば……でもちょっと変だぞ! でもって三成独りが殿下の罪をかぶることを見かねた兼続が合議制を発案。これが世に言う豊臣五大老・五奉行の制度ですが、五大老に家康を加えることを発案したのは兼続で、しかも五奉行に加わることを辞退しています。これで結局、豊臣政権の崩壊を招いたんじゃないのかとツッコミが入るところですが、景勝が大老に列せられるのは小早川隆景の隠居後のことだったのでは?
 で、もって前田利家と兼続・三成が秀吉を説得。ここで鉄面皮の三成が泣いています。演技かと思えば本音だといっていましたね。でも、太閤殿下は子どもとの遊び過ぎが原因でとうとう斃れてしまいましたよ。子どもをあやすのは結構エネルギーいりますからね。
 史跡紀行では秀次ゆかりの滋賀県近江八幡市の八幡山城跡、秀次像などが紹介されました。な、なんと実はこの日、奇遇なことに近江八幡に降り立っているのです。2時間しか滞在できる時間がなかったので、近江八幡城へ行くことも検討していましたが、結局は歴史的に頻度が高い隣の安土へ行ってしまいました。安土は新快速が停車しないので、近江八幡で乗り換えたのです。近江八幡での滞在時間は14分。さすがに写真は撮れませんでしたが、この間にJRと近江鉄道の駅および観光案内所のスタンプをGETしましたので、今回はそのスタンプだけUPします。
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 そういえばミニ兼続を演じた加藤清史郎君。今度は兼続の子景明の子ども役で再登場決まりましたね。明らかに視聴率を意識していますが、天才子役に期待大です。
 
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投稿者:管理人
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