『篤姫』第30回「将軍の母」

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 慶福が14代将軍として家茂と改め、落飾した天璋院はその後見役として生きてゆく希望を見出します。いまでいうモチベーションというものでしょうか。しかし、桐野先生も申しているように家茂は当時13歳なのに、演じている俳優が宮崎あおいと同年齢(22歳)の松田翔太では、どうしても不自然さがぬぐえないのです。子役を設定すべきだったのではないでしょうか。家茂に「娘子のよう」といわれてしまい、天璋院の威厳はどこへやら。年齢的には姉弟のような感覚ですが、どうも役者さんの年齢が一緒だとそうも見えない。家茂は亡くなるまで月代を剃っていなかったともいいますし。
 今回、井伊直弼が立てた将軍後見役に田安慶頼の名が出てきましたね。のち徳川宗家16代となる亀之助(家達)の父です。しかし、幕政は井伊大老の専横で安政の大獄となります。京都に西郷も月照とともに薩摩に逃れますが、斉彬に代わって再び実権を握った斉興によって牢に入れられ、西郷に月照を斬る「永送り」を命じられます。西郷は月照と錦江湾に入水しますが、奇跡的に蘇生したようです。
 一方、家茂は将軍宣下のあと、ふとしたことから天璋院を「母上様」と呼び、天璋院を感涙させます。まあ、今回のタイトルはこれがメインだったのでしょう。幾島は天璋院付年寄として重野を推挙し、自らから辞任を申し出ます。この別れは次回に続くということで……。
 史跡紀行では慶福の故郷である紀州藩の和歌山市を紹介していました。和歌山城や紀州東照宮など紀州関連の史跡が出てきましたが未訪です。JR和歌山駅には過去に下車したことはありますが、スタンプもJR西日本エリアで2008年に一新されてしまったので、新スタンプも未押です。今回も写真・スタンプなしですいません。それにしてもまだまだ全然、現地へ行っていないことを痛感します。体がもうひとつあったらなぁ~。
投稿者:管理人
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