過去のアーカイブ

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『天地人』第30回「女たちの上洛」

  • 2009.07.26

 ずいぶん×4遅くなりました。30日になってようやく録画を観ることができました。  今回は千利休の自害と景勝正室の菊姫が人質として上洛する話でしたね。まず千利休の切腹については諸説あって結論をみないのですが、大徳寺の木像の話は出てこず、政へたてつく者への見せしめとしてされています。利休が詫びを入れれば助かったかもしれないというのも事実ですが、利休は「頭を下げれば利休の茶は穢れる」と拒絶し、自害の道を歩みます。利休の自害は聚楽屋敷内で行われ、秀吉の命を受けた上杉景勝の軍勢が屋敷を取り囲んだそうです。ドラマでは石田三成が豊臣政権を磐石なものにするために利休を見せしめとしたことになっていますが、ここ […]

2009ヨーロッパ鉄道旅日記4

  • 2009.07.23

ツェレへ  夜のアムステルダムは異様な程に活気に満ち溢れていた。政府公認「飾り窓地帯」で、光り輝く下着姿で踊りながら、手招きをする娼婦達の姿に、我「飾り窓ツァー」参加者の皆さん、興奮覚めやらぬままに、鉄道旅のスタートとなった。  約7500Kにおよぶ鉄道旅のスタートは、アムステルダム中央駅乗り入れのドイツICE国際高速列車バーゼル行から。指定座席は運転台すぐ後ろに設けられた一等車で、なんと時速300K/Hのパノラマが展望できる客席だ。黒革シート張りの、ドイツ車らしい少し固めの座席に落ち着くと、大聖堂のある町ケルンをめざした。ドイツに入りエメリッヒを過ぎる頃、ICEは徐行運転を繰り返し走る。アク […]

北海道の動物たち(第1回キタキツネ)

  • 2009.07.21

 イヌ目イヌ科キツネ属アカギツネの亜種。アイヌ語ではチロンヌップ(どこにでもいるもの)と呼ばれる。それくらいどこでも見かけられる北海道の動物の代表。その愛らしい姿が多くのキャラクターグッズとなり、ぬいぐるみなどは土産物の定番でもある。  夏になると、春先に生まれた仔ギツネたちが母親に連れられて人間の前に姿を現わすことが多くなる。本来は人間との距離を適当に取りながら共生していくものだが、観光地では観光客らに餌をねだる通称“観光ギツネ”が増え、人間の食べ残しを漁る個体も多い。  私が積丹半島神威岬の駐車場で見かけた母子ギツネは観光客からスナック菓子をもらって食べていた。近づいて写真を撮ろうとしても […]

『天地人』第29回「天下統一」

  • 2009.07.19

 詰め込み気味の小田原攻めでしたね。兼続が小田原出陣の際に魚津城で玉砕した武将の木札を身につけて出陣しました。前田利家・上杉景勝・真田昌幸ら東山道軍が松井田城を攻め、降伏した城主の大道寺政繁に兼続が酒を差し出す。「敵に礼節をもって尽くし、真心で返せば心にかえす」などといっていますが、このおかげで大道寺政繁は小田原攻めの道案内までしちゃって、あとで秀吉に「不忠者」として切腹を命じられています。もっともこの件はドラマには出てこなかったので、兼続も面目躍如といったところでしょうか。  八王子城攻めも、秀吉から「攻撃が手ぬるい」と叱責され、力攻めで殺戮を繰り返したのが事実。せっかく兼続も久々に刀をふる […]

2009ヨーロッパ鉄道旅日記3

  • 2009.07.16

風車とチューリップ  オランダの風車観光といえば、世界遺産に登録されたキンデルダイクの風車群と風車の村ザーンセ・スカンスが有名で、鉄道でかけ巡る我々にとっては、移動上便利なザーンセ・スカンス観光を選ぶ。  アルクマールから鉄道で約30分、コーグ・ザーンダイクの駅で下車、閑静な町並を10分程歩き広い運河を渡し舟で渡ると、ザーン・スカンスの村に到着する。運河沿いには風車がまわり、チーズや木靴などオランダ伝統の工房もあり、のんびりとしたオランダの風情を楽しめる。オランダを含めヨーロッパの国々は、歴史的景観や歴史遺産をそのままに残す事をモットーにしているので、この美しいザーン・スカンスの村も、観光地と […]

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