水上バスで東京散歩1

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~隅田川から東京ベイエリアへ~
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江戸の昔、武蔵の国から下総の国へと渡ったことから名付けられた両国橋。忠臣蔵の赤穂浪士たちが、深川の吉良邸から芝高輪の泉岳寺へ行くのに渡った永代橋。下町の歴史と文化が薫る隅田川を水上バスで潜り、お台場海浜公園を巡るゆらり旅である。
●はじめに
昔は「綺麗な川」を意味するアイヌ語のアラペツとか、あばれ川とか呼ばれていたが、この荒川も現在の隅田川の位置を流れていた。たび重なる洪水により大規模な治水工事が行われ、昭和5年(1930)に荒川放水路が完成し、これまでの荒川本川を「隅田川」と呼び、荒川放水路を「荒川」と呼ぶようになった。戦後、隅田川の流域では市街化が進み、路面舗装、建築物の乱立によって遊水や保水能力も低下、大雨時には水が急激に流入するようになった。また、近年は地下水の汲み上げで地盤も沈下、隅田川より低い土地が沿川に広がっており、海面上昇とも相俟って水害の危険性が心配されている。
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●浅草~お台場海浜公園クル-ジング
(財)東京都公園協会の東京水辺ライン、両国・お台場クル-ズでフィ-ルド学習が楽しめる。地球温暖化による海面上昇を実感したり、ひと味違った超近代的に変貌している東京を眺められる。昨年12月、「聞いて、見て、分かる、面白い」というタイトルでテクニカルツア-が行われた。低地を水から守る、橋梁の想い、洪水、高潮、地盤沈下、防潮堤や水門の整備等々を学習するものである。テキスト代込みで大人1500円であるが、満員という人気であった。それだけ関心が高いということであろう。今回の水上バスは両国国技館前を出発し、お台場海浜公園で折り返し、両国へ戻ってからはさらに浅草の桜橋まで行って帰る。この間約2時間30分、大人2000円というゆらり旅である。
パート2につづく
投稿者:菊地正浩
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