『篤姫』第21回「妻の戦」

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 篤姫へ二度目のお渡りがみられないため、本寿院・歌橋・滝山・幾島の四つ巴の密談。大奥での髪型おすべらかし・根取り下げ・おまた返しなど出てきましたね。家定の興味をひいてもらおうと、篤姫を人形のようにいじくりまくり、生け花のようにかんざしを頭にさす。「重い、首が折れる、減らしてくれ」は宮崎あおいがやっているからよりリアリティを感じますな。あの髪型からして首の細い彼女は、何時見ても首が折れそうで心配ですから。
 結局、篤姫の懇願で将軍家定はお渡りすることになります。うつけなのか否かを問い質す篤姫。今回の物語は家定にしろ、お志賀にしろ、滝山にしろなかなか実体をつかませないですね。家定は「わしには子はできんぞ」「もつ気もない」と云っていますが、このあたりは家定が性的不能なのか気になるところですが、このあたりは桐野先生のブログで史料とともに解説されていますので、ぜひそちらをお読みください。
 篤姫は側室のお志賀の方を呼び寄せ、公方のことを聞くと、お志賀は「純粋に好き」といい、篤姫はそのことを将軍に問い質す。愛情と嫉妬の愛憎劇のはじまり--お志賀の方は独占欲が強かったとされていますが、このあたりはドラマでどう描かれるのでしょうか。
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 史跡紀行では、小江戸の埼玉県川越市を紹介していました。川越は当社制作の『天璋院篤姫と幕末を旅する』(四條たか子著/一水社)でも詳しく紹介されていますので、ぜひお買い求めのうえお読みください。川越は昨年10月30日に初めて本格的に取材しました。このときテレビで出てきた氷川神社・喜多院なども訪れましたし、なぜか鹿児島とも縁が深いサツマイモも紹介されていましたね。時の鐘をはじめ、蔵造りの町並み、駄菓子屋横丁など江戸を思わせる町は散策におすすめです。
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投稿者:管理人
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