危うし! クッピーラムネ

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カクダイ製菓のクッピーラムネは、全国の駄菓子屋でも見られるラムネの王様といえるでしょう。ナゴヤ国にはグリーン豆やエビピーナッツでおなじみの春日井製菓もラムネを出しているのですが、こちらは袋菓子で、子どもにもっとも馴染みのあるのがクッピーラムネです。なんせ僕の時代は10円、兄の時代は5円という安さで、現在でも市販のものは20円か30円(箱型)です。
製造が昭和25年(1950)というからなんというロングセラーでしょう。可愛らしいウサギとリスのイラストも昔からのトレードマークになっています。ナゴヤ国は駄菓子の製造会社が多いことで知られますが、この由来はこちらを見ていただくとよく分かります。
http://www.aichima.net/nazo/01_dagashi/index.html
子どもの舌を支配し続けたカクダイのクッピーラムネはついにお土産バージョンも登場。ナゴヤ限定であのリスとウサギさんが「クッピーラムネは名古屋生まれ」「名古屋のことはまかしてちょ~」とセリフまで入っています。おみやげバージョンはラムネの粒も大きく、フルーツ味ということでカラフルなラムネが入っています。他にも10円ラムネが100個入った箱入りバージョン(1050円)もあって侮れません。そんなカクダイ製菓のクッピーラムネはおいしくて大好きですが、このラムネ界に強敵が現れたのです。
奈良県生駒市にあるイコマ製菓本舗のレインボーラムネです。こちらは小さな工場で生産しているだけなのですが、1㎏が500円(ネット通販は750円)で、朝開店と同時に長蛇の列で、一人2袋までと限られています。品切れ次第終了となり、午前中にはすぐに閉店になってしまう人気ぶり。こちらは球型のラムネですが、中は空洞でなくしっかりラムネがつまっていて、関西では有名になっています。僕も一度おすそ分けをもらったのですが、止まらなくなる美味さでした。たぶん毎日食べれるのであれば、確実に肥満する恐ろしさもあります。クチコミで広がったためか注文が殺到し、ついに生産が追いつかなくなって現在は販売中止になっています。たしかにいくら美味しくてもお客のニーズに応えられないのであればお菓子の頂点に立てないのですが、イコマ製菓本舗というのはそういうことには無頓着なのか、とくに生産や販売を拡大することなく、淡々と毎日生産している様子。だとしたら通販はさすがにまずかったか。このレインボーラムネが全国に出回らない限り、カクダイ製菓のクッピーラムネの地位も安泰ではあるのですが……。
投稿者:管理人
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