旅のごはん (^Q^)アーン いただきまーす

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行った気分で味めぐり・離島の味を首都圏で  by 荒木 啓幸

  • 2016.02.07

  皆さん、今年の旅のテーマは決まりましたか。   私は離島へ足を運ぶことにしました。今まで陸続きの天草諸島や桜島を除いて島というと、沖縄は本島だけ、その他は気仙沼大島、伊豆大島、佐渡島、小豆島そして生まれ育った横須賀の猿島しか行ったことがありません。どこも観光地として有名な大きな島で離島というには少し違うかなという思いと海が好き、船に乗るのが好きということで離島めぐりに決めました。   そこで、まずは情報収集をかねて東京で離島の味が楽しめるアンテナショップを訪ねました。   ☆ 離島をテーマにした「離島キッチン」☆ 「離島キッチン」は島根県海士町(あま […]

東日本大震災復興のシンボル? C級グルメ(Sea級)全国大会優勝のカジキメンチ  by 菊地 正浩

  • 2014.01.20

   福島県いわき七浜の一つ、小名浜は大地震と津波に加え東京電力福島第一原発の事故により大きな打撃を被った。いまもって復興は道半ばと言わざるをえない。    震災前、日本で唯一親潮と黒潮の交差する様子を水槽で再現し、サンマの回遊が見られる「環境水族館アクアマリーンふくしま」が人気を呼んでいた。   小名浜では復興のシンボルとして、いち早く再建に取り組んだ。そして再開して再びこの地域の子供達にとって最も人気のスポットとして返り咲いた。今もガレキの残る小名浜港だが、水族館のほかにもう一つの施設、漁港ならではの「旅のごはん」を楽しめるレストランが人気である。    「小 […]

日本海冬の旅  ☆☆丹後半島のズワイガニを食べ尽くす☆☆  by 小川 金治

  • 2013.11.01

        今年のズワイガニの解禁日は11月6日だ。これは富山県以西の日本海での解禁日である。毎年、ズワイガニの解禁日が近づくと、十数年前の恐ろしい体験が脳裏に蘇える。思い出しては今でも体が震えてくる。 ある雑誌の取材で、冬の丹後半島を訪れた。冬の丹後半島の味覚と云えば「ズワイガニ」である。山陰では「松葉ガニ」、北陸では「越前ガニ」の通称で親しまれている。丹後半島の経ヶ岬沖がズワイガニの有数の漁場で、丹後半島西側にある間人(たいざ)港が一番近い漁港だ。間人港からのカニ漁船は午後に出港し、翌日の午後3時と5時のせりに間に合うように帰港する。この漁場に近 […]

八丈島の「あしたばそば・うどん」  by 菊地 正浩

  • 2013.06.25

東京都伊豆諸島・八丈島は都心から約290kmにある。都道を走る車、駐車場の車全てが「品川ナンバー」である。しかし、南国の雰囲気を感じさせる離島で、同じ東京都といっても気候も風土も違う。都心でコートの必要な時期でも海水浴をしている。 今年になって八丈島の無人島八丈小島で、クロアシアホウドリの生息が確認された。 国際自然保護連合のリストで、絶滅危惧種に指定されている大型の海鳥である。世界で最北の繁殖地になるらしく、八丈島の新たな観光資源になると思う。 その島は黒潮がもたらす豊富な魚の料理など、風土が恵んだ食材の宝庫である。 中でも野菜の代表「明日(あした)葉(ば)」は別名を「八丈草」といい、古くか […]

冬こそ雪国を訪れたい!  ~行こう、信州 飯山へ~  by 野﨑 光生

  • 2013.02.02

冬になると行ってみたくなる町がある。それは長野県北部にある雪深い山里「飯山市(いいやまし)」である。 JR長野駅から飯山線に乗り、千曲川沿いに50分ほど揺られると飯山駅に着く。この町にはたくさんの魅力があるが、その中から郷土料理について紹介したい。     訪ねたのは厳冬の1月中旬だったが天候に恵まれ、昼間は温泉や湧水そして雪景色を楽しんだ。そして日が暮れ、街が雪明りに包まれた頃、地元の友人が小料理屋へと案内してくれた。のれんをくぐると、白いかっぽう着姿の女将さんが笑顔で迎えてくれた。おいしい地酒とともに次々と料理が並び、偶然来店した友人も加わって、にぎやかな宴席が始まった […]