過去のアーカイブ

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鉄道可動橋  by 山崎 友也

  • 2012.08.10

 私は鉄道写真家の山崎友也  みなさんは 『 可動橋 』  というのをご存知だろうか?  いくつかタイプがあるのだが、有名なのはロンドンのタワーブリッジなどの眺開橋といわれるもの。隅田川で使われていた勝鬨橋もこのタイプ。いわゆる船が通ると橋が跳ね上げるしくみだ。  鉄橋にもこの可動橋があり、かつては大阪や佐賀などあちこちでさまざまなタイプの鉄道可動橋があったのだが、現在現役で残っているのは三重県四日市市の千歳運河に掛かる眺開橋「末広可動橋」のみとなっている。先日雑誌の撮影のため、この橋を訪れた。  跳ね上げ式といっても橋(羽根)は片方の一本しかない。普段この可動橋は船が通ろうが通るまいが橋は上 […]

『天地人』第38回「ふたつの関ヶ原」

  • 2009.09.20

 大河ドラマの『天地人』はまだまだ続きますが、当ブログでは今回が最終回になります。なんとか完走できればよかったのですが、諸般の事情もありまして24日をもって更新をいったん休止することになりました。今後は自分のブログで続けてもよいですが、競馬予想もあるし何だか慌しくって……。  冒頭では「関ヶ原」と出て何も解説もなく、いきなりオープンニングに入ってしまいましたね。いったい何ざんしょ?  タイトルではふたつの関ヶ原として、関ヶ原の本戦と長谷堂合戦の二元中継を行いましたが、九州や他の戦いはまったく無視されてしまいました。黒田官兵衛さん可哀相。で、もって小田原落城後、姿をくらましていた遠山康光がなんと […]

『天地人』第37回「家康への挑戦状」

  • 2009.09.13

 16日の帰国後も慌しくて、すぐに録画を観ることもできず、18日になってかろうじてUPします。それでも今回は「直江状」という見せ場があったため、視聴率は21.4%と、かなり高い数値を出したようです。  時は慶長5年(1600)3月、兼続は神指城の普請に急ぎ、これが春日山城の堀秀治に讒言されて、家康から上杉のもとに詰問状が届きます。嗚呼、やはり兼続とともに「天下の三陪臣」と呼ばれた堀直政(監物)は出てきませんでしたね。この人にスポットをあてるとおもしろかったのに。  で、もって兼続が家康へ返書をしたためのが、世にいう「直江状」。この名文がたちまちベストセラーとなり、毛利・福島・小早川・伊達などの […]

北海道の動物たち(第8回旭山動物園の仲間たち)

  • 2009.09.08

 旭山動物園は今もっとも人気のある動物園のひとつだ。その人気の秘密は動物たちの自然は生態が見られる「行動展示」によるもので、近年全国の動物園でも同様の展示施設が増えつつある。  1967年7月に開園し、しばらくの間は入園者数も右肩上がりだったが、80年代前半をピークに減少を始めた。そして1994年にニシローランドゴリラやワオキツネザルが相次いでエキノコックス症で死亡するという事故が発生した。人間への感染の恐れはなかったが、入園者数の減少に拍車がかかった。閉園に危機に見舞われるが、動物園職員の努力によって奇跡の復活を遂げた。1997年に「ととりの村」と呼ばれる鳥たちが自由に飛び回るができる大きな […]

『天地人』第36回「史上最大の密約」

  • 2009.09.06

 取材に出かけており、更新が9月11日と大幅に遅れました。なお、また12~16日も取材のため、来週も更新が17日以降となります。予めご了承ください。実はこの放送、松山観光港でも流れていてタイムリーに半分観ることもできたのですが、楽しみが減るので自宅の録画まで我慢した経緯があります。  時は慶長4年(1599)閏3月、五大老の前田利家が亡くなり、福島正則・加藤清正ら7名が三成襲撃を企てます。で、三成は家康のところに逃げ込み、なぜか淀からの手紙が家康のもとに届いている。で、もって三成は奉行職を辞任し、佐和山で蟄居します。この間にも前田利長に詰問状を送る家康。兼続の涙目が家康のワルぶりを徹底させてい […]

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