地酒・居酒屋 ほど酔い酒場(AI/OG)

「美人の女将さんのいる店」  by 小川 金治

  • 2014.08.10

    いつの時代も男と云う者は、美人の存在に弱い。会いに行けるアイドルが「AKB48」なら、会いに行ける美人の代表格は「美人の女将」や「美人のママ」だろうか? 当会の会員A,Hさんは、長年大手旅行会社で添乗員の教育に携わってきた。世界100カ国以上を訪問している旅のエキスパートでもある。温厚なお人柄で、博識でもある。メールでの交信で、僕の沖縄取材(7月7日から15日)を知ったA,Hさんは、日程を併せて所用で事務所を訪れた。用件を済まし、帰り際に何気ない素振りで鞄からコピー紙を取り出した。         「美人の女将さん」がいますよ。 手渡されたのは「創作沖縄料 […]

旅の味 - うなぎの蒲焼 -  by 小川 金治

  • 2012.07.27

  < 2012年の土用の入りは7月19日、土用明けは8月6日、そして丑の日は7月27日 >    今年も「土用丑の日」がやって来たが、僕は動じない。うなぎの稚魚が少なくうなぎの価格が高騰していると、ニュースで取り上げていた。瞼を閉じると、「入船」のうなぎの味が脳裏から鮮明に蘇る。  宮崎県西都市は日本最大級の古墳群「西都原古墳群」で有名だ。今年の5月下旬に初めて「西都原古墳群」を訪れた。「ガイダンスセンター・このはな館」で無料のレンタサイクルを借り、古墳群を見学した。    この日の楽しみは、小林市に住む友人から聞いた「入船」のうなぎ。小高い古墳群の丘から、2km程北東の所にある「 […]

那覇での楽しみ - 居酒屋「酒仙・ふくろう亭」 -  by 小川 金治

  • 2012.07.19

   那覇の毎日暑い日が続くが、沖縄の夏も日差しが強く暑い。だが、木陰に入ると涼しく、心地よく昼寝をしている人々を多く見かける。沖縄の魅力は暑い夏にあると、勝手に解釈をして昨年の7月下旬に那覇に飛んだ。那覇のビジネスホテルに11連泊し、那覇のサマータイムを楽しんだ。   那覇の馴染みの居酒屋は、久茂地にある「酒仙・ふくろう亭」。ユイレール駅「美栄駅」の改札を出て、西側の跨線橋を降りた小路の一角にある。7人掛けのカウンター席と、4人が座れるテーブル席が二つのこじんまりとした店で、沖縄に来た時は頻繁に通っている。沖縄家庭料理の店で、美人で素敵なママと、時々店に現れるかわいいオバアが話し相 […]

鹿児島での楽しみ - 温泉銭湯と居酒屋「あじろ」 - by 小川 金治

  • 2012.06.13

 鹿児島市は市内の至る所に温泉がある。  鹿児島市の源泉は280もあり、市内の銭湯も殆どが温泉だ。鹿児島での楽しみは温泉銭湯に浸かり、居酒屋で地酒の芋焼酎を味わう事だ。  天文館の定宿にしているビジネスホテルから、徒歩5分程の所に「霧島温泉」という銭湯がある。朝の7時から入浴でき、休日は月に2回で1日と15日だ。浴場の真ん中に湯船が二つあり、小さいがサウナと水風呂もある。湯船に注ぐ温泉は飲用でき、常連客はペットボトルを持参して汲んで帰る。  鹿児島滞在中は取材からホテルに帰ると、靴と服から雪駄と作務衣に着替え霧島温泉に向かう。約一時間の入浴で疲れを癒し、一度ホテルに戻り、作務衣姿の寛いだ服装で […]

奄美大島の居酒屋「一村」  by 小川 金治

  • 2012.05.16

 長らく取材で旅をしていると、何度も訪れる所に馴染みの居酒屋ができる。奄美大島奄美市名瀬の居酒屋「一村」もお気に入りの店で、島を訪れては止まり木にしている。「一村」は、名瀬の繁華街屋「仁川戸通り」の奥まった所に隠れ家のように佇む。      「屋仁川戸通り」は、鹿児島県では鹿児島市の天文館に次ぐ賑わいをみせる繁華街だ。南国情緒豊かで、港町の雰囲気が漂い夜な夜な賑わう。店の名前は50歳で島に渡り、島で生涯を終えた孤高の天才画家・田中一村に由来している。店の中はカウンター席と小上がりがあり、針千本が天井からぶら下がる島料理が自慢の店だ。カウンター越しに、大きな黒糖焼酎の瓶が二つ […]