日本の祭りと伝統行事

奈良の元興寺での豆まきに参加  by 小暮 幹雄

  • 2014.02.27

  2月3日は節分。ユネスコの世界遺産登録寺院である奈良市の元興寺でも節分会の法要が行われ、今年も列席させて頂きました。 12時から10名の僧侶と共に、ご住職で導師を務められる辻村泰善師が東金堂(国宝)に入り読経が始まりました。法要は約1時間かけて執り行われました。その後、東金堂前で、山伏が四方の天空に邪気払いの矢を放ったのちに、護摩の焚き上げを行い、鎮火後に、護摩200名ほどの信者が裸足で火渡りを行ないました。   3時過ぎには境内に設置された仮設の舞台に40名程の方々が裃姿で並び、私も裃姿を身に着けて並びました。一人一人の紹介があり、豆まきが開始されました。豆撒きには奈 […]

両国回向院(えこういん)に信州善光寺ご本尊がお出まし  by 菊地 正浩

  • 2013.05.13

  平成25年4月27日~5月19日、東日本大震災の被災者に阿弥陀如来との結縁(けちえん)により、復興の光を届けるため、「復幸支援」と称する出開帳が開催されている。 お賽銭などの収益金は震災被災地の復興に充てられる。 戦後では初めて開催し、信州善光寺本堂に安置されている、御本尊「一光三尊阿弥陀如来」をお迎えする。回向院には新しい念仏堂も竣工、本堂前には回向柱が建てられた。多くの参詣者が柱に触れて結縁し、御仏のお慈悲を受けている。 両国国技館・江戸東京博物館の前では、東北各県の観光協会が特産物の展示販売を行なっている。ゴールデンウイークには「両国にぎわい祭」、大相撲5月場所を控えてスカ […]

奈良の元興寺で豆まき by 小暮 幹雄

  • 2013.03.03

  昨年に引き続き、今年も奈良の元興寺(世界遺産登録寺院)で、節分会の豆まきをさせて頂きました。 住職の辻村泰善師が導師を務め、10名の僧侶を従えて金堂(国宝)に入堂され、12時から法要が始まり、私も参列しました。 法要は1時間ほどで終え、その後は、金堂前で山伏による護摩のお焚き上げがあり、鎮火後には参列者が火渡りを行いました。3時過ぎには境内に設置された仮設の舞台に30名程の方々が裃姿で並び、私も裃姿を身に着けて、一緒に豆まき役をしました。奈良のキャラクターである『せんとくん』も加わり、一人一人の紹介があり、豆まきが開始されました。 元興寺は鬼の発祥の寺との由来があり、辻村住職の『 […]

東西2か所の成人式発祥の地① by 菊地 正浩

  • 2013.01.27

毎年1月には全国で成人式が開催される。戦後、虚脱状態にあった若者達を励まそうという試みが、全国各地で行なわれた。そのルーツを追ってみると、意外なことに東西2か所の行政で、我が町が成人式発祥の地と言っている。当初は1月15日に国民の祝日として行なわれたが、2000年からは祝日連休化により、1月第2月曜日に変更された。  埼玉県蕨市(わらびし) 中山道の蕨宿は、昨年開設四百年記念を迎え、「宿場祭り」が盛大に行なわれた。 蕨という地名は、文明9年(1477)武州足立郡芝丘郷蕨村として登場する。古くからの集落であるが遺跡はない。因みに蕨、わらび、蕨野などの地名は全国に70か所以上ある。しかし、行政とし […]