故郷心の旅日記

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幻の滝は幻であった!
 5月21日、雨上がりの快晴の中、小山町観光協会主催の富士山幻の滝探検ツアーに参加しました。期待わくわくで、JR駿河小山駅から送迎バス乗車。富士山5合目須走口から、残雪残る道をスタートです。
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 参加総勢約100名、多くは中高年の元気な女性陣で、静岡おやま案内人「四季の旅人」のガイドに先導され片道約40分の山歩き。ダケカンバやヒメシャラなどの木々を掻き分け、残雪に足を滑らぬように踏み締めながらの登山でした。そして、標高約2500m、須走口特有の砂地の道を進むと、やがて幅は30m、長さは100m以上はあろうと思われる大きな雪渓にぶつかりました。
 休憩の間、案内人が雪渓付近を慎重にチェック。嫌な予感と思い気や……「皆さん誠に残念ですが、今日は雪解けが遅く水も流れていないため、今回の滝発見は幻になりました。次回のチャンスにまたお出かけください」……でした。「幻の滝」とは、毎年5月中旬頃の晴れた日、雪解けの水が岩の壁を流れ落ち、高さが10m以上の滝ができるそうで、発見する時間帯も昼下がりから2時ぐらいまでで、3時以降は水が枯れて滝が消滅してしまうようです。場所も毎年決まってはいないそうで、今回は例年よりも寒く雪解けも遅いようなので、再度挑戦する方は6月初旬頃までに探策に来てくださいとのことです。
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 帰途は馬返し付近にある和製グランドキャ二オンなる富士山の断層を散策。そして、日本桜百景に選ばれた富士霊園の桜並木、富士スピードウェィの外観などをバスで車窓観光。残念ながら幻の滝は見えなかったものの、「四季の旅人」の皆さんのきめ細かな案内の良さに、心に残るすばらしい1日となりました。ちなみに今回の参加費は、バス代、お土産の絵葉書含め1500円でした。次回は絶対に幻の滝を見つけたいですね!
 追伸--「幻の滝」の名を登場させたのは、須走口5合目で山小屋を経営する「菊屋」の主人故高村豊さんで、平成2年小山町議会だよりに掲載したのが最初だそうです。
投稿者:にわあつし
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